クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

隠居暮らし

2010-07-20 06:06:18 | ネコ
先程新聞を取りに玄関を出ると、モワモワと言う生暖かい風が。今日は昨日より暑くなるとの天気予報。外出の予定は無いが、室内に居ても熱中症に掛かる危険があるとの事。昨日の午後、我が家の廊下の温度計は33度を指してサウナ状態。その廊下でココが転がり「ぼくねこだよ。暑くなんかニャイもん」と言う顔をしていたが、冷房の効いた居間に強制連行。物の本によれば、ワン・ニャンとて熱中症に掛かるとの事だ。今日も午後からはクーとココは廊下に出る事を禁止しよう。
前書きが長くなったが、今日のお題は「隠居」。この言葉が落語の専門用語となってから久しいが、30数年前迄は生きた言葉として、日常的に使われていたものである。僕が百貨店の配送センターに勤務していた時、定年過ぎの初老の先輩は「俺は来年から隠居生活を始める」と言っていたものである。言葉は落語専門になったが、隠居生活は今も生きている。還暦を過ぎ、年金生活になった僕も「ご隠居さん」の一人。我が家の周りを見渡すと、ご隠居さんが多い。平日の日中男通しで挨拶をするのが気恥ずかしかったが今はなれた。昨日の午前近所のスーパーに出掛けたが、ご隠居さんがかなり多く来店し、一人であるいはご夫婦で買い物をしていた。
落語などにも出て来るが、隠居暮らしにねこは良く似合う。子供が独立し、その寂しさを慰めてくれるのが、可愛いねこである。かく言う僕だって、クーとココが手元に居なかったら、寂しい隠居暮らしになって居ただろう。