ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

喜び

2017-12-19 | アメリカ事情

http://blog.buckitdream.com/wp-content/uploads/2016/12/maxresdefault.jpeg 

  

各大学にもよるが、うちの大学では、先週今学期のFinal Exam.(期末試験)が終了した。この間学生会や学生を応援する課が、簡単なスタンドをキャンパスの幾つかの場所に設け、暖かいホットチョコレートや、オレンジジュース、朝食バーや果物を無料で、勉強疲れの学生に提供している。うちの大学なりの、学生へのCare Package(慰問袋的なもの)と言う具合。


私も学生だった頃、姉たちがCare Packagesをよく送ってくれた。姉お手製のアニスのクッキーや、カップスープなどを入れてくれて、勉強でゆっくりベイキングどころか調理もする暇がなかったから、助かった。そして私も、娘や息子のために、そうした小包をよく準備し、送ったものだ。学生の時と伝道に出ている時もした。ドイツに来月赴任する次男には、これからそういうパッケージがたくさん行くことだろう。パッケージを開けた時の笑顔を思い浮かべながら、用意するのは本当に楽しい。

 

 

 

 https://i.pinimg.com

期末試験を控える大学生へのケアパッケージ。よし、頑張るぞ、となるように。


ケアパッケージは何も学生のためだけではなく、アメリカでは、遠くの戦地にいる兵士達のために、見ず知らずの人々がヴォランテイアでよく用意する。こうしたケアパッケージは、兵士達に大変喜ばれる。スナックや、ヴィックス・ヴェポラブだの、虫刺され薬だの、ソックスだの、様々であるが、送り手の手紙と共に箱に詰められ送られる。平和な日本にはない感覚かもしれないが、戦地にいる兵士達へのサポートは、アメリカ人なら誰でもするし、応援と感謝の気持ちを示している。

 

 

 https://opgrat.files.wordpress.com/2011/09/smiling-marine.jpg 

ケアパッケージと共に届いた(見知らぬ人からの)手紙を嬉しそうに読む兵士。誰かが自分を思ってくれている、という考えは人を勇気づけるし、なによりも幸せな気分にさせてくれる。

 

家族や友人を喜ばせるのは、とても楽しいが、見ず知らずでも、国の兵士への感謝の気持ちを表して、用意するのは、もっと楽しいかもしれない。その兵士はどこかの国の誰かのために戦っているとしたら、誰かが感謝していると知り、勇気付けられる。何故なら、それは、喜びだからである。


その喜びは、チャーリー・ブラウンのクリスマスツリーのように、小さくて、貧弱に見えても、拝金主義を超えたものがあったのに似ている。商業主義に乗っ取ろられていない本来のクリスマス精神の喜びだからである。 そして「喜び、よろこべ」、は、今日12月19日のクリスマス・カレンダーである。(マタイ伝5:12)

 

 

 

https://thetomatos.com/wp-content/uploads/2016/11/christmas-winter-charlie-brown-clipart.jpg

 

 

  •  貴方にもし遠くに住む親しい人や、大学生活を他所でしている若者がいたら、貴方もケアパッケージを送りませんか。大義は入りません。ただ心に留めていることを知らせましょう。
  • 貴方が受けてきた恵みは、たくさんあるでしょう。それらはどなたから寄せられたのでしょうか。両親、兄弟姉妹、親戚、友人、そして貴方の伴侶かもしれません。その人に普段は言えない感謝の気持ちを一言ありがとうと言えますか。
  • 最後にいつ貴方がどなたかの成功、卒業、入社、などを祝福したでしょうか。滅多に多くの人に賞賛を受けない人がいたら、貴方はどうしますか。

 

http://hddesktopwallpaper.org/wp-content/uploads/2017/01/charlie-brown-christmas-desktop-wallpaper2.jp

クリスマス精神を示すには、実はキリスト教徒であってもなくても構わない。

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする