すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

ティータイム、しばらくお休みします。

2011-02-05 | おむすびティータイム

2月のティータイムは

2月23日(水)10:00~12:30

そして、一つお知らせが・・・。

この会をもちまして、
「おむすびティータイム」をお休みさせていただくことにしました。

母の介護が忙しいからではありません。

「一区切りかな」と思ったからです。

●目からウロコのコーディネート

私が「場のコーディネート」ということに関心を持ち、
自分で人の集まる場を持ってみよう、と思ったのは、
ちょうど10年前。

今私が使っている「らくだメソッド」を知るための講座に参加したときでした。

その時の私に最も印象的だったのは、
やむを得ず、遅刻する人、
早く帰らなければならない人に対する配慮でした。

普通なら、肩身の狭い思いをして途中参加したり、
退席するところでしょう。

ところが、そういう人がいるからこそ、
先に来た人、後に残る人、そして本人も
得するような提案がされたのです。

それは、目からうろこが落ちるような体験でした。

また、話すのが得意な人だけでなく、
言葉の少ない人、
話すのが苦手な人も
その場にいる人にその人のよさが伝わるような場。

一人ひとりが自発的におれるような場。

そこには、コーディネーターが必要で、
コーディネートによっては、こうも場が変わるのか・・・

学級懇談会、地区懇談会、お母さん方の井戸端会議、不登校生を迎える学級、親子関係を含む人間関係・・・いろいろな場が思い当たりました。

この視点は、どのような場においても役立つし、必要だ。

そう思った私は、自分が学びたくて平井さんを呼んで講座をしました。

それからしばらくしてからでした。

「お母さんとティータイム(「おむすびティータイム」の前身)を始めたのは。

●いつもドキドキ、面白かった!

定評のあるケーキはYさんの作品。

陰には、試作が何度もありました。

「口だけ」の私の言葉をよく受け止めてくださって、
本番はgood!

初めての人とでも、人ってすぐ打ち解けて話すことができるんです。

「テーマ」を決めてなくても、「テーマ」って生まれてくるんです。

話を聞けば聞くほど、その人のことが好きになってくるんです。
すごいなあーって、感心しちゃうんです。

苦手と言われるけれど、
皆さんの感想にはうなってしまいます。

だって、自分じゃ全く思いつかなかったことばかり書かれているんですもの。

来たときと帰るときでは、皆さんの表情がすっかり変わっているんです。

いつもティータイムは、本当に面白かった!

●「聞き合う」ということが核にあったからこそ

一人ひとりにお土産を持って帰っていただけるように、
来てよかったと思っていただけるようにと
場のコーディネートを私はいつも考えていました。

思いがけない展開になるまでは、ドキドキ!

それは、スリルと言ってもいいかも。

まさにライブの緊張感。

それも次第に楽になっている自分がいました。

コーディネートを1人でせず、
場に委ねるようになっていたからでしょうか。

私も少しは成長したということか・・・?
ひょっとしたら初心を忘れているということか・・・・?

まあ、いずれにせよ、
このような場ができた要因として確信を持っていえるのは、
「聞き合う」ということが核にあった、といういこと。

私は、そう思っています。

●「安心」こそ場の着地点であり、エッセンス!

おむすびティータイムでの出逢いに留まらず、
その出逢いから新たなつながりが生まれたり、
中には、ご自分で場を開くようになった方もいらっしゃいます。

何年かぶりに来てくださる方もあります。

1人でも来てくださるって、嬉しいんですよね。

久しぶりでも、連れがいなくても大丈夫って、
思えてもらえているということかなあ。

それを「安心」という言葉にしていいと言っていただけるなら、
コーディネーター冥利につきます。

●「枠」を取っ払うと、どうなるのだろう?

ただ・・・10年という節目を迎えて、
私の中に一つの思いが湧いてきたのです。

私がこれまでにつくってきた「枠」をとっぱらうと、
どんな事が起こるのだろう?
私は、どのようなことをしたくなるのだろう?

それを試してみたくなったのです。

これまで、足を運んでくださった皆さん。
通信やブログを読んでくださった皆さん。
おむすびコールを受信してくださった皆さん。
いろいろな情報やお土産を届けてくださった皆さん。

皆さんがいてくださって、
「おむすびティータイム」という場が10年も続いてこれました。

本当にありがとうございました。

私って、本当に運のいい幸せ者です。

これからもこのご縁が続くことを願っています。

どうぞ、皆さんこれからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

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