すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

この2か月、私に必要だった時間とは?

2022-04-13 | つぶやき
皆さん、お断りもせず、
随分お休みしてしまいました。
読みに来てくださっていた方、
ごめんなさい。

豊吉、元気でやっております。

ただ、やっとブログが書ける状態になりました。

今日は、思いつくまま書いてみようと思います。

この約2か月は、何だったのだろう?

隔離を終え、皇居を友人と歩き、
早くも国内小旅行をした気分を味わったのも束の間。

留守にした2年間のつけ、
家の中の全ての物の汚れが浮き上がる、
という想像以上の状態が待っていた。

一週間後に、1か月の子を連れて
娘が里帰りする。
同時に娘の夫とご両親の初訪問もある。

間に合うのだろうか?

地震の被害が少なく、
留守でも痛みにくい家にしたい。

それが、今回したいことでもあった。

ちなみに今回、相方さんは一緒ではない。
入国できなかったのだ。

まずは、日本国籍でないから。

その次は、留学生優先で後回しになったから。

その直後、ロシア、ウクライナ問題で
ロシア上空を飛べる飛行機が制限されたため、
彼の順番はさらに遅れているからだ。

というわけで、一人で、
戸袋の鳥の巣払いに始まって、
朝から晩まで、
畳上げから、家中の掃除、片づけ、大移動。
車がなく、膝は完全に治っていない。

そんな私を友人が、誰か彼か
毎日手伝ってくれたのだ。

整体に連れてったるでー!
買い物いく? 
食べ物の差し入れから掃除まで。
大量の毛布を軽々コインランドリーへ。
自転車直そうか? 貸そうか? 
梅だよ、桜だよ、と花見にも。
まだまだ・・・書ききれない。

こうして何とか、
娘、孫を迎えられるまでになったのだ。

家で娘、孫とも過ごし、
コロナ中に引っ越した娘の家も訪ねた。

私は、ばぁばを味わい、
産後不調だった娘も元気になった。

帰国できたことに改めて感謝だ。



それにしても、皆の親切たるや。

押し付けがなく、
私の立場になってくれる。
わからなければ、私の希望を聞いてくれる。

それが、身に染みて身に染みて・・・。

「晴子さんが、種まきしてったからやで」
と言われた時には、ううっ・・・。

「私に返そうなんて思わなくていいの。
 あなたもできる時に、
 できる人にしたらいいのよ。
 親切は、天下の回りもの」。

子育ての時に受けた言葉を改めて思い出す。

人生60年。
まだまだ元気でお返ししなくては、と思うのだ。

また、
相方さん、ノルウエー、ノルウエー語から
離れる時間でもあった。

この時間が必要だったのだ。
自分の脳や心が渇望していたのだ。
この時間を過ごしてみて
今、それがよくわかる。

それが、叶えられたことにも感謝しかない。

一方、心を痛めもした。

ロシア・ウクライナの問題、
身近では、
思いがけない人の訃報や
友人が病気であることを知った。
大切に思ってきた読書会を辞めもした。

今回の断捨離はまだ終わってはいない。

断捨離とは物の整理だけではない。
過去の見直しと選択。
心の整理がつきものだ。

ハープすら弾けなかったこの約2か月。

未来に向けて、
広く整理ができているのだと思う。

やっとこれから、
今回の帰国・第2ステージ。

そして、素直に思う。

ここにいるのが好きだ~!