すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

アイリッシュハープ フェスティバルから

2019-07-26 | アイリッシュハープ

 

朝、散歩に出ると、麦畑が輝いていた!

皆さん、お元気ですか?
長かった梅雨も、そろそろ明ける頃でしょうか?

こちらは、真夜中の太陽が沈むようになりました。

「アイルランドのサマーコンサートに行ってきます!お楽しみに」

と書いたものの、収穫が多すぎて、なかなかまとまりませんでした。
ハープを弾く人ならきっと興味津々でしょう。
とにかく、ざっとですが、書くことにします。

 

この中に会場、宿泊施設、全てあるのです。

参加者約70人子どもも半数近くいたでしょうか。

・私の他に3人日本人の参加(一人は、ダブリン在住)があり、大いに救われました。

・到着してまず、ハープを借りる

 私が日頃弾いているのは、Dusty Stringsの26弦。
 お借りしたのは、アイルランドのメーカーKILLARNEYの34弦
 弦もしなやかで、音も優美!低音が弾けるってなんて素敵なの!

・初日には、メーカーが来てハープがずらり。
 全部弾いてみました、買いませんが(^^) 

・一人ずつ先生の前で一曲弾き、クラス分けされます。
 私のクラスメートは4人、先生はAnne Marieさん。


 Anne Marie先生、ご自身のアレンジした楽譜で、いつも美しく聞かせてくださいます。

先生方は、素晴らしい経歴の持ち主が勢ぞろいです。
(あのCDは、この方の演奏だった!
 あの楽譜の編集者が、彼女!
 といきなり生身のますます尊敬する存在になりました。)

毎晩のコンサートは、半端ない素晴らしさ。
 金属弦ハープから笛、アイリッシュバグパイプ、アイリッシュダンス、 詩の朗読まで。
 伝統的な音楽スタイルだけでなく、
 どんどん進化しているのが私でもわかりました。
 ただただ感嘆のひととき。

 

 コンサートは外部から来れるので満席。聞くのに集中するようコンサート中は撮影禁止。

・コンサート後は、施設内パブでセッション
 こういう場で一緒に弾けるようになりたい、が、何年かかるか?

・若者は、ハープ以外の楽器もできる子が多いんですねえ。

・敷地内に宿泊施設があるので、とても便利でした。

時には外で。曇りの多いアイルランドでは、珍しく快晴続きで、暑すぎたり・・・

・朝、昼、夜と食事は、たっぷり(過ぎるくらい)。ベジタリアンにも対応してくれるんです。

夕食には、いつも手作りデザートまで出ます。

アイルランド語の古き歌の時間もありました。

・外部からも参加できるセッションのワークショップでは、約150台のハープがずらり。
 New York 在住のMaeve Gilchristさんのアレンジと指導で、
 全員の演奏で、斬新な一曲が見事に出来上がったのには、
 目から鱗でした。 
 これだけの規模は、このハープフェスティバルでも初めてだったとか。

・日本でも有名なJanet Harbisonさんワークショップに登場。 
 彼女の早いペースに、子どもたちもついていっている‼ 
 私はついていってる振りすらできませんでしたが・・・。

演奏を間近で生で聞き、生で演奏者とも触れ合える。
なんという贅沢な時間を過ごさせてもらったことでしょう。

関心のある方は、ネットをご覧ください。

http://www.cairdenacruite.com/

アイルランドでは、他にもサマースクールがいろいろあります。

全体から伝わってきたのは、
「アイリッシュハープの後継者を育てよう」という情熱と愛。

このハープフェスティバルは1960年に始まっているのですが、
アイリッシュハープ自体が途絶えたかけた時期でもあると思います。

先生方が自分の教室の演奏を生徒と披露する時間もありました。

子どもたちの巧みな指さばき、
教室ごとの個性ある奏で、
先生が生徒さんの中で一緒に演奏する姿。

こうやって受け継がれているんだなあ。

アイルランドだから、当然なわけじゃない。

何事も、意思ある人たちがいて、継承されているのですよね。


ハープでは、私には消化しきれない刺激を頂きましたが、

別にもう一つ頂いた大きなお土産がありました。

やっぱ、英語勉強せなあかんわ」。

この2年、敢えてしてこなかった英語をいよいよ始めました。(>_<)

私の頭、どんなことになるんでしょ・・・?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする