すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

雪かきしながら、「どや!」

2024-02-20 | ノルウェーの生活
やっと体調が戻ってきました。
それを実感したのが、
意外や意外、
雪かき中だった、
というお話です。

1月のTIFF(トロムソ国際映画フェスティバル)も、
2月のオーロラ音楽祭も
サーミウィーク週間も、
何があるのか、調べる気力もなく、
当然参加もせず・・・。

「自分の感性くらい、
  自分で磨け!」
と、どこからか聞こえてくる。

私の感性って、どこにある? 
私、何がしたいの?
私、何に関心あるの?
私、なんでここにいるの? 
私、何ができるの?

頭も心も体も動かない。

「体と心と脳は、繋がっている」。
こういう時に、実感するんだ。

おまけに今年の一月は、
異常気象で大荒れでした。

北ノルウェーでは、
2週間も嵐が続いて、
停電になったり、
車や病院の屋根が
飛んだくらいです。

南ノルウエーでは、
平素は雪のない地方に
どっさりと雪が降り続き、
人々のパニックが
連日伝えらました。

この様子の違いに、
雪のある地方の人は、
メンタル強くなるはずやわ、
と他人ごとのように
ぼーっと見てました。

そして、昨日、
私は久々に雪かきをして、
久々に心が弾んだんですねえ。

体調が悪い間、
お休みしていたんだけど、
いつからしてなかったのか。

でも、できてる!
どや!

雪って、すぐにかかないと
重くなるのよねー。
日本の湿気の多い地方の雪は
重いだろうなあ。
一晩で1m2m積もるなんて
どんだけ大変か。
なんて、しみじみ思ったり。

そう思ったら、
サラサラの雪だよ。
軽いぞ、軽い!
ありがたや。

かいてるのは、
雪だけじゃないで。
汗もかいてる!(笑)

おまけに、
雪かきのマシンにもデビュー。

これ、実は憧れだったんです。
いつも相方さんの担当で、
2年前に新しく買ったこのマシン。
触ったことすらなかったんです。

孫が見たら、
「すごいー!」ってなるよ、
まちがいない!
とニンマリ。

一人でできるには、
ちょいと時間がかかりそうだけど。

雪かきなんて無縁だった私。
最初は重くて大変だったよな。
よく頑張ってきたよ。

だけど、
これもいつまでできるのか?

そこで、初めて、
雪かきしているところを
撮ってもらいました。


雪かき道具が雪に埋まっている。
まずは、あそこに行かなくては。


一晩で、40~50セcm?





ふー、これで最後や。





ベランダは、冬場、
このために開けてあります。


外にあるのは、
すべてベランダにあった雪。
外に捨てるのが、
なかなかハードなのです。


操作はまだまだ。
でも、超気持ちいい!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイコロ コロコロ 「振り出しにもどる」

2024-02-10 | ノルウェーの生活
すっかりご無沙汰していました。
まずは、びっくりな報告から。

私、保育園で2日働き、
3日目から休み、
2週間で辞職してまいりました。

えー、どういうことー?

保育園の面接後一か月、
風邪から、尿路感染症、副鼻腔炎を
併発してしまいました。

いつもは、調子が悪いな、
と思ったら、ぐっすり眠って、
一晩か二晩で治っていた私。

振り返ると、あの時点で、
何が何でも休まなあかんだ!
と反省しきり。

少し良くなっては、仕事をする。
でも、若い時のような
(若いって、いつ頃?)
無理がきかないんですね。

風邪も、
自分の歳も
侮ってはいけません。

ついに今週、初めて医者から
「Sykemelding(シーケメリング)」
というものを受けました。

「この人は、病気のため
  仕事を休む必要があります」
と医者から職場へ通知されます。

お蔭で、今週は堂々と
仕事を全て休みにしたら、
ぐっと回復しています。

でも、それで、なぜ
保育園を辞めることになる?

この経過の中の二日、
働いて、わかったこと。

・尿路感染症の再発を防ぐのに
 私には、
「十分な補水とまめにトイレ」
 が要るんです。
 でも、保育園では、
 なかなかそれができなかった。
 すると、2日で、
 再発の気配が・・・。

・ひざに痛み。
私、お陰様で、
走れるようになり、
雪や凍った道も、
靴に滑り止めをつけずに、
坂道を上り下りできるようになったんですよ。
歩き方を変えたからなんです。
雪上での安定した姿勢、歩き方は、
膝に負担がかからないようです。

ところが、
子どもを見守っていると、
自分のことを忘れるんですよ。
で、咄嗟に動けば、
60年年季入りの姿勢、歩き方に、
一瞬で戻ってしまうのでした。

・寒さが体につらい。
雪にも、
雪の中のスキーも歩くのにも
慣れました。

でも、雪の中、
子どもを見守るのは、
全く違いました。
(すぐに防水手袋やジャケット、
   とがった金具付き滑り止めも
   買ったんですけど)

こういう
自分の年齢ゆえの現状、
受け止めなければなりません。

私の体には、
保育園の仕事は無理だ。

さらに、もう一つ。

仕事を始めて
最初の2週間は、
雇用者、労働者、
両者にとってお試し期間。
「辞める」が言いやすい時期。

雇用者側にとっても、
同じ辞められるなら、
早い方がいいのです。

体力に自信がないって
言っていたのに、
なぜ、保育園にしたの?

それですわ。

永住権を取るためには、
永住権申請の
「前年度の1月から12月の年収」
が必要。

つまり、
1月から収入を上げないと、
1年先延ばしになる!

この「焦り」が、
あきませんでした。

焦りは、禁物!

ところが!

私が病んでいる間に、
相方さんが見たら、
法規が変わっていたのです。

永住権申請の
「前月から1年の収入」に。
つまり、1月からでなくてもいい、
ということです。

じゃあ、焦る必要はない。

これは、大いに
私を楽にしてくれました。

「正直に話してくれて、
 ありがとう。
 暖かくなったら、
 臨時で来れるかって、
 メールしていい?」
「もちろんです!
 お願いします」

近所なので
本当に行けたら、
嬉しい!

ということで、

サイコロ、コロコロ・・・

「ふりだしにもどる」

でした。


(写真は、保育園の冊子から)
2日だけだったけど、
子どもは、やっぱり面白い!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする