すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

「高齢、日本人」の履歴書で自己PRするには?

2023-10-25 | ノルウェーの生活



私がブログデビューしたのは、
2007年1月23日。

つまり、ブログ・すぎなの風は、
もうすぐ17年になるんですねえ。

自分でも びっくりです。

ま、さぼりさぼりなんですけど。
先週も飛ばしちゃいました。
来てくださっていた方々、
ごめんなさい!

先週、ノルウエーで初めて
CV(履歴書)を書いたのですが、
このブログが役立ったんですよ。

ノルウエーの経済、労働で
国民を支援する機関はNAV。

NAVのサイトに従えば、
履歴書は出来上がるし、
印刷もできます。

それでもいいのですが、
「高齢、日本人」となると、
不利明確でしょう。

そこで、
もう少し追加することにしました。

項目は、
「自分で立ち上げた学びの場」。

「私は、
 人と共に考え、計画、
   実行することが好き。
 人と共に学び合うことが好き
」。

この自己PRを強調する意味で。

しかし、
何年に始めて、何年続いたか?

覚えてないですよ、全く。

そこで、ブログを遡ってわかった、
という訳です。

「誰でも参加できる。
 情報を得るだけでなく、
 心に湧いてくるものをお土産に
 持って帰ってもらえる場」。

これをモットーに、
そのような場を作るには、
どうしたらいいか?
と、私は考えてきたのでした。

おむすびティータイム
 (月1回10年継続)」
 子育て・コミュニケーション

「ありの読書会」
 ・月1回16年在籍
「誰もがよく生きようとしている」
 この人間観を提唱した
 村井実氏の本を読み、
 村井氏ご自身とも交流する。

縁側の日」
 ・月1回 6年継続
  認知症患者の家族を含め、 
  認知症に関心のある人の集い 

垂水たんけん隊」
 ・不定期 4年継続
 垂水の史跡を巡り、
 歴史を学ぶ会

おかえり挿画展(画家:中村麻美)」
 の実行委員会「えん」設立。
 2009年10月までの準備期間

お茶菓子などに必要な分
参加費を頂くことはあっても、
どれも仕事ではありません。

ただ、自分が学びたくて始め、
集まってくださる方があり、
どれも楽しくて、続いたんです。

また、集うごとに、
参加していない人にもわかるよう
自分の学んだことから、
ブログで書いてきました。

今、つくづく思うのは、
この時期の出逢い、学び
培われたものに
底から支えられている、
ということ。

私と共に過ごしてくださった方々に
この場を借りて、
改めてお礼申し上げます。
実に気長にお付き合いくださって、
ありがとうございました。

さてさて、お話は戻ります。

ノルウエーでは、子どもも大人も
「協働」ということが尊ばれます。

私のCV。
ノルウエーで、
いえ、このトロムソで
どう受け止められるでしょうか?

かなり、
かなりドキドキです。

※カテゴリーの
「素老日誌」は、
   当時認知症の母とのお話。
 お時間があれば、
  過去のカテゴリーも、
  覗いてみてくださいませ


山に太陽の光が映えるのも
もうしばらくで、終わります。
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秋の雪 夏の名残に 冬支度

2023-10-09 | ノルウェーの自然
今年は、夏に雨が降らなかった分、
9月は雨天続き。

山の頂にうっすら雪化粧がかかると
下界の雨が雪に変わるのも、
そろそろだなあ。

そう思うのですが、
今年は、それからも長く、
やっと今週末初雪になりました。


だからと言って、
すぐ冬になるわけではありません。

秋の雪です。
秋の雪は、すぐに解けます。
(「初雪」に動揺しなくなってる!)

「冬支度できてる?」
鳥に 庭の草花に 私たちに
秋の雪は、声をかけてくれるかのようです。

ここのところ、バタバタしていたので、
きりっとした空気の中を歩いていると
心も頭も リフレッシュされます。

そこで川柳一句!

秋の雪 夏の名残に 冬支度


今年見つけたブルベリー摘みの
近場の穴場。
葉が落ちて、明るくなってる。


また来年ね^。


カモも そろそろ旅立ちかぁ。


冷たい滴で、リップスは
最後に ぎゅっと甘くなるようです。


The last rose of summer
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日本語教室、初めて日本人ゲストをお迎えして

2023-10-03 | 日本語教室
先週は、我が家に
日本人の来客(Mさん)がありました。

Mさんが、
「何かお役に立てること、ありますか?」
と言ってくださるので、
日本語教室の
ノルウェー人女の子二人のクラスに
ゲスト参加をしていただきました。

二人は、14才。
週に一回のレッスンで、
2年8か月続いています。

ところが、この二人が
日本人に会って、日本語で話す機会は、
うちの教室の時間だけなのです。

彼女たちとは、ここのところ、
動詞を中心に勉強してきました。

そして、最近練習していたのが、
「なに、だれ、どこ、いつ、どのように」
を使った疑問文。

これは、
グッドタイミング。
絶好のチャンス
です。

「今日は日本人のお客様があります。
 日本語で話しましょう」
「えっ・・・?」
 でも、すぐに嬉しそうな顔になりました。

わからなければ、私に聞けばいい。
 とにかく試してみよう
」。
 そう言うと、ニコニコ頷きます。

そんな彼女たちに、
ほっとしました。

Mさんは、
ゆっくりとわかりやすく
答えたり、
質問してくださいます。

それ、どういう意味?
こう答えたいんだけど・・・?
これを聞きたいんだけど・・・?
そんな時は、
私にノルウエー語で聞きます

私が
日本語にすると、
それを反復して言います。

ホワイトボードに書いた
新しい言葉、言い方は、
自分たちで、メモしています。

発音、きれいですねえ」
「字も上手!

と、Mさんに言ってもらって、
とても嬉しそう。

お茶の時間は、
Mさんと英語でお話ししています。
私は、初めて
彼女たちの英語を聞いたのですが、
綺麗なんですよ。

「日本人と、日本語で、
 コミュケーションがとれた」。

この日の体験は、
日本語を
学んできた喜び、
これから
学んでいく励みになったに
違いありません。

「とっても素敵な時間だった!」
「楽しかったー!」
と、二人は帰っていきました。

Mさん、ありがとうございました。

書くこと、読むことに 
抵抗を持たないように。
動詞の変形には、直観が働くように。
文法の説明は極力しない。

これは、私が心してやってきたことです。
これでよかったんだ、
と、私にも最高の時間でした。

そして、私が最も素晴らしいと思ったのは、
彼女たちが、
物おじせず、
Mさんと向き合ったこと

外国語を学ぶことに、興味こそあれ、
壁を持っていない
、ということ。

どうしてだろう?

これは、まだまだ私の関心事です。

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