八丈島のおいしい暮らし

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島のムロアジで作るまご茶漬け

2008年01月09日 11時35分15秒 | 日本全国郷土名物料理
さて、島の食材を使ったおいしいお料理をどんどん載せて、
「おいしそう!食べたい!八丈島へ行ってみたい!」
という八丈島PR作戦をバリバリ展開していくことにいたします。


「ムロアジのまご茶漬け」

先日、島のお友だちから、堤防で釣った大きなムロアジをいただきました。
その新鮮なムロアジで作ったバリウマまご茶漬けです。

「まご茶漬け」の発祥は、千葉県のようですね。
千葉県には有名な郷土料理「なめろう」がありますが、
こちらも同じく千葉の漁師料理から生まれ、伊豆半島にも伝わって、
いまでは伊豆の名物料理となっている「まご茶漬け」です。
わたしはこれを小田原在住のお友だちから教えていただきましたが、
静岡辺りまで食べられているお料理のようです。

丼のご飯に魚のたたきをのせるものもあれば、ヅケにした刺身の場合もあります。
これにかけるお汁も、だし汁、お茶、お湯とバリエーションは様々です。

忙しい漁師仕事の合間に、「まごまごしてる暇はない!」とかき込むように
食べたことから名付いたといわれている「まご茶漬け」ですが、
八丈島の漁師さんたちも同様のものを食べていますよね?
魚のおいしい食べ方を熟知している漁師ならではのお料理です。



[作り方]
ムロアジは三枚におろし、皮を引いて中骨を取り、指先ぐらいのブツ切りにします。
それを島唐(青唐辛子)を刻んで入れた漬け醤油に、おろし生姜とともに浸します。
※おろし生姜をたっぷり入れたほうがおいしいですよ。



このとき、刻んだ薬味も一緒に混ぜます。
薬味はお好みですが、今日は、細葱、大葉、ミョウガ、胡麻を混ぜました。



魚を一度サッと醤油で和えて、薬味も混ぜ込んでよく混ぜ合わせます。



おいしいムロアジのたたきが出来上がりました。
このままお酒の肴やご飯のおかずにしても最高においしいです。



しかし、今日は「まご茶漬け」にしますので、ムロアジの骨で出汁をとります。
ムロアジの骨は血合いの部分を流水で取り除き、グリルで焼いてから使います。
「まご茶漬け」の専門店では、5種類の素材から出汁をとるとのことです。
昆布と出汁パックも入れて、汁が濁らないように弱火できれいな出汁をとります。
塩と薄口醤油、料理酒などで調味します。

丼のご飯に刻み海苔と先ほどのムロアジのたたきをのせて、この出汁をまわしかけ、
魚が煮えてしまわないうちに、ササッとかき込んでいただきます。


「ムロアジのたたき丼」

名古屋の「ひつまぶし」のように、二通りの食べ方をすると
最もこのお料理を楽しむことができますよ。
一膳目は、「ムロアジのたたき丼」でいただき、二膳目を「まご茶漬け」にします。
おいしいので、女性でも二膳いけてしまいます。

うちの息子は、「たたき丼」→「まご茶漬け」→「たたき丼」と三膳食べました。
中学男子的には、たたき丼の方が断然おいしいそうです。
「汁をかけるのはもったいない」というのが彼の意見です。
まぁ、そんな彼もあと20年ほどすると、きっと嗜好が変わることでしょう。
「たたき丼」にはたたき丼のおいしさが、
「まご茶漬け」にはまご茶漬けのおいしさがあります。
バリエーションを楽しむのが、大人のお料理の楽しみ方ってもんです。
どちらもとてもおいしいので、できましたらどうぞ二通りお召し上がりくださいね。

島の居酒屋さんでは、「まご茶漬け」を出すお店はないでしょうか?
お酒の後に、こたえられないほどおいしいんですけどね。
居酒屋店主様、ご検討くださいね

本日までの特売チラシは、こちらです。
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農村漁村の郷土料理百選が決定しました

2008年01月09日 10時26分21秒 | 日本全国郷土名物料理
みなさま、こんにちは!海風おねいさんです。
昨日はみなさまからの嬉しいいただきものをご紹介しましたが、
お蔭様で昨日のアクセスは、1000pv を超えました。
多くのみなさまに当ブログをご覧いただき、心より感謝申し上げます。
今年は益々面白いブログにしていきますので、どうぞご期待くださいね。

さて、昨年、農水省選定「郷土料理百選」の話をご紹介しましたが、
年末に、その百選が決定いたしました。

 農村漁村の郷土料理百選 (PDFファイル)  クリック

東京都では、「深川丼」と「くさや」が選ばれましたよ!

う~~ん!クサヤは、郷土料理でいいんでしょうか?
わたしとしては、各家庭で作れるものを郷土料理に選んでいただきたかった。
クサヤはたしかに伊豆諸島を代表するお土産品の代表選手ですが、
できたら「島寿司」を選んでいただきたかったです。
島寿司は、日本全国どこの家庭でも作れる家庭料理でもありますし、
今後、伊豆諸島がもっともっとこれをPRできる可能性を秘めています。
わたしが農水省なら、迷わず「島寿司」に脚光を当てる作戦を取りますが、
でも、選ばれただけよしとしましょうか。

農水省が「くさや」を選んでくださったということは、
東京都における伊豆諸島の役割への期待と応援の気持ちを感じます。
伊豆諸島には豊かな自然とおいしい自然の恵みがたくさんありますから、
これを有効に活用して、農水省が提案されたように、
「食べてみたい!食べさせたい!ふるさとの味」
としてPRしない手はありません。

伊豆諸島を代表する食ブログとしての当ブログの役割と使命感を
ひしひしと感じる「郷土料理百選」決定報告でした。

本日は、「島のムロアジで作るまご茶漬け」をこの後にUPします。

本日までの特売チラシは、こちらです。
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