旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

俺らいちぬけた~前編

2009-03-30 21:07:16 | 田舎へ引越そう



♪ 田舎のいやらしさは 蜘蛛の巣のようで
  おせっかいのベタベタ 息がつまりそう
  だから俺らは 町に出たんだ
  義理と人情の蟻地獄
  俺らいちぬけた


  ところが町の味気なさ 砂漠のようで
  コンクリートのかけらを 食っているみたい
  死にたくないから 町を出るんだ
  ニヒリズムの無人島
  こいつもいちぬけた


  (俺らいちぬけた/詩:岡林信康)


高校生の時、NHK・FMをエアチェックして聞いた岡林信康さんのライブ。
ペダルスティールギターをフューチャーしたバンドを従えたなかなかいいライブで、
カセットテープを何度も聞き返しました。なかでもこの『俺らいちぬけた』は
当時のお気に入りでしたが、その時はまさかのちに自分のテーマ曲になるとは
思いもよらなかったけどね。

このブログを始めた時に、「田舎へ引越そう」のカテゴリーが活発化することを
願っていましたが、結局ほとんど記事を掲載できませんでした。面倒くさくて
手間のかかることは常に後回しにしてしまう私の性格が出てしまった感じ。
もちろんこの間もなにも考えていなかったわけではないのですが、考えるだけで
行動には移せない、これも私の欠点ですね。

で、今現在の心境は、中途半端な人間はこの中途半端な田舎・和歌山市で
住むのが一番いいのでは?という感じですね。広々とした大地、北海道はむろん、
たとえば九州の久住高原なども素晴らしい環境でとても気に入っていて、
こんなところで生活できたらいいなとは思いますが、あくまで「車が必要」なことを
前提とした生活は、将来を考えるとやはり厳しい気がして尻込み。
まあ、こんな細かいことをあれこれ考えているような人間には、いつまでたっても
地縁、しがらみを断ち切ることは難しいでしょう。同じ和歌山でももっと南には、
まだまだ美しい自然が残り、ここも少し考えましたが、やはり同じような理由で
いざ実際に生活するとなると二の足を踏んでしまいました。

和歌山市自体は魅力の乏しいさびれた地方都市ですが、「腐っても県庁所在地」
ならでのメリットはあり、最高、最先端ではないにしろ、病院や教育施設は
ある程度そろっているし、便数は年々心もとなくなるものの関空にも近く、
けっして利便とはいえないけど、北海道、九州、どちらへも出かけやすいし、
大都市・大阪市内にさえ出ればほぼなんでも必要なものは手に入ります。
まあこれは、無理やり自分を納得させるために強引に魅力を探しただけですね。

そんなわけで、次年度こそ、まずはこの和歌山市で根をおろして生きていくために
努力してみることにします。そして、そこで培われた技術が、いずれ本当に
気に入った場所で生活するためのステップになるやもしれないことを念じて。


*「タイムリー」なのかどうか、今夜の「鶴瓶の家族に乾杯!」は和歌山の山村、
  日高川町(旧美山村)が舞台でした。だいたい和歌山の山間部の田舎といえば
  こんな感じのイメージです。ちなみに親父の出身地がこの近くなんですよ。
  来週も引き続きこのあたりが舞台なので、見逃した方はご覧になってみて下さい。


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田舎で暮らせば

2007-05-25 20:46:38 | 田舎へ引越そう
朝日新聞24日(木)朝刊の記事です。
最近この手の記事が多いような気がしますが、
自分が関心があるから目に付くのか、それとも、
私のほかにも同じように興味を持つ人が多いからでしょうかね。

今回の記事の内容は、リスクの大きい完全な田舎暮らしではなく、
都市と田舎を往来する交流居住を取り上げています。
あくまでも拠点は都市に置き、あとはそれぞれのスタンスで田舎と関わろうという
考え方ですね。
実際、田舎へ移住して一番の問題は仕事(現金収入)をどうするかでしょうから、
嫌々ながら今の仕事(ライフスタイル)を維持しながら、二重生活を楽しむのも
現実的な選択肢ではあるでしょうね。
それはそれで、経費が余計にかかったり、中途半端になってしまったりという
問題はあるでしょうが。

私としては、現生活からの完全撤退を希望していますが、適当な落としどころも
模索したいと思っています。


*今日は久しぶりに一日中本降りの雨が降り続きました。
  夕方西の雲が切れ、強い斜光が差して、これまた久しぶりに
  美しい夕映えを見ましたよ。
  四国の水不足、少しは改善されたかな。
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獣害問題

2007-05-20 20:06:11 | 田舎へ引越そう

今朝の朝日新聞のコラム・田舎で暮らすは、綾小路きみまろ氏でした。
富士山麓で半農の生活をされているんですね、知らなかった。

その中で、猿の被害に触れられていました。
恐らく今、日本の田舎のほとんどで問題になっている獣害ですね。
猿、鹿、猪…和歌山の田舎でも大きな被害が出ているようです。
私のように街中で箱庭農業している分にはいいんですがね。

人間と動物がうまく住み分けられたらいいのですが、
「う~ん、どうしよう」と心配する前に、
君の場合は早くそのロケーションへ移ることが先決です。


*このところ天気予報よりは曇りがちの日よりが続きます。
  今日も寒気の影響でしょうか?
  午前中は北寄りの風が冷たい冬型のような天候。
  昨夜の予報を見てお出かけの方は怒ってるんじゃないかな?
  掃除をして、ようやくこたつ布団を片付け、夏バージョンに模様替えです。
  例年ならGW頃なんですが、意外に肌寒い日もあってそのままでした。
  さすがに火は入れてませんでしたが。
   それにしても併用のエアコン、この冬はほとんど電源を入れなかったな。
  いかに暖冬だったかということですね。

  午後になって急速に回復、ようやく予報通りの晴天が広がりました。
  今年初めての洗車…
  横着なオーナーに当たったかわいそうなCR-V。
  汚れていてもそれなりに絵になる車を選んだんですよ。
  (もちろん、言い訳です)

  長之介さんのブログなどによると、美瑛では今、桜が見頃のようですね。
  ほぼ例年並なのかな?
   TVでは青森・横浜町の菜の花満開のニュース。
  北もようやく春本番なんですね。
 
  特別なことをしなかった割には、なんだか不思議と充実した気分の
  一日の終わりです。

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山人、時々島を想う

2007-04-22 13:13:02 | 田舎へ引越そう

今朝の朝日の記事、「田舎で暮らす」は、
画家の原田泰治さんでした。
諏訪湖畔の山々、赤石山脈と、
やはり山の話が出てきましたね。
逃げ帰るようにふるさとに戻ったが、
結果として、それが良かったとおっしゃってます。
私の琴線に触れるこの連載、
漬物石 のようにお尻の重い私を、
動かすきっかけになってくれたら。

その横の記事「人口急増の離島」も
興味深く読みました。
私も無職中に、南方では石垣、与那国、
竹富、西表、波照間等の島々を訪れました。
私自身は、島で暮らすことへの憧れはないのですが、
島旅は強烈な印象を残すことが多いですね。

私にとって南の島といえば、やはり、
屋久島 でしょうか。
宮之浦岳や永田岳をはじめとする
急峻な山々が連なり、洋上アルプスとも
いわれる島です。
民宿の枕流さん(東京?)、パン屋のペイタさん(神戸?)も
移住者だったな。
三回行ってるけど、最後はもう10年くらい前になるかな?
その時は、ヤクシマ・シャクナゲ を見に行ったんですね。
自然遺産登録や百名山がらみで多くの観光客が
訪れるようになった屋久島。
ますます、変わってしまったんだろうな。

屋久島を語ると長くなるので、
いずれ機会があればと思いますが、
10回くらいの長期連載になりそうですよ。

すっかり作家気取りのおとんちゃん、
では、取材を兼ねてちょっと屋久島まで。
(勝手にどうぞ)

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仰げば尊し

2007-04-15 20:05:09 | 田舎へ引越そう
山が見える風景が好きなんです。
他地域の方にお国自慢できるような、
そんな山の麓で暮らせたらと思います。

たまたま「どんど晴れ」(連続テレビ小説)の
第一回目を見ていたら、「盛岡の人々は、
岩手山と共に暮らす…」のお話が。
石川啄木も城址からよく仰ぎ見ていたようですしね。

今朝の朝日新聞、「田舎で暮らす」の記事は、
芥川賞作家の絲山秋子さん。
山の近くに街がある高崎が気に入り、引越し、
窓から間近に榛名山が見えるとか。
その気持ちわかるんです、うらやましいな。
文筆業とか、陶芸作家とかのアーティスチックな職業、
あるいは、手に職があるような方はいいんですよね、
自分で住む場所を決められるのが。
私には全くその素養がないので、うらやんでしまいます。

大きな山を仰ぎながら暮らしたい、
できたら、美しい独立峰がいいな。

北なら、利尻、斜里、羊蹄、岩木、鳥海、
南なら、由布、桜島、開聞岳などなど。

大きな山塊が屏風のように連なる、
十勝連峰や九重連山などもいいですね。

信州はあまり行ったことがないので?ですが、
安曇野なんかはいいんだろうな。

和歌山は単に山ならいっぱいあるのですが、
残念ながら、仰ぎ見ていかにも「ふるさと」を
代表するような、シンボリックな山はないんですよ。

メタボリックなお腹なら自信があるのですが。
(軽く見流していただけると幸いです)

「ふるさとの山を自慢している」
そんな人に私はなりたい。

コメント (2)
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田舎へ引越そう

2007-04-04 20:17:33 | 田舎へ引越そう

もう何年も前から、今の仕事を辞めて、
田舎へ移住したいと思っているのですが、
これがなかなか実現しません。

一番大きな障害が、「本人のやる気の無さ」
だと思うと、情けないのですが、
そんな私の気分を一番表しているのは、
岡林信康さんの「俺らいちぬけた」ですかね。
(田舎のべたべたなおせっかいはうんざり、
町のうすっぺらい人間関係は寂しすぎる、
どちらにも馴染めない俺は、旅にでも出るしかないか~
みたいな内容です)

いや、これではいつまでたっても進歩が無いので、
やや脳天気で、明るい未来がありそうなこの曲をテーマに
がんばろう!!(詩:財津和夫)

このカテゴリーが賑わう=田舎暮らしが実現する
ことを切に願って。


♪ 気楽なような 死にたくなるほどたまらない
   そんな毎日だから 一緒に田舎へ引越そう
   小金を貯めて オンボロバスを買い込んで
   仲間をみんな集めて 一緒に田舎へ引越そう

   青い空の色はあせて 光さえも届きはしない
   こんな町はもう 住めやしない
 
   明日からは段々畑に真赤なトマトを沢山実らせて
   小川でチャプチャプと足を洗おう

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