長旅から帰宅後、椅子に座るたびに床に黒いプラスチックの破片みたいなのが
散らばるので、なんだろう?と思っていたら、キャスターが破損していたのです。
そのうち大きなパーツが外れだしガタついて、「これはいかんざき」となりました。
スピーナチェアを購入した経緯などは、これとかこの記事で紹介していますので、
興味ある方は参照なさってください。かれこれもう16年くらい前の出来事
なんですね、月日の経つのは早いものです。当時の取説とか領収証などが手元に
残っていて確認すると、高額の購入価格にも驚きです、正職員として勤めていた
からこそ行えた蛮行、独身貴族だった頃のあだ花とも言えるでしょう。
最初あきらめて別の椅子を購入する方向へ気持ちが傾いたのですが、思い直して
製造元のイトーキへ連絡してみると、スピーナチェアは今でも現行品(デザイン
は変わっていながら)で、そのためなのかまだパーツの発注はできるようで、
購入した和歌山市内の事務機器卸会社(株)稲葉さんへこちらからお伝えして
おきますよと言ってくれました。当時の担当者だった同社のTさんもそのまま
ご健在とのことで、最初からこちらへ連絡すれば話が早かったものの、その後
一度も取引がなかったし、すでにTさんは勇退されているものだと、勝手に
思い込んでいたんですね。Tさんはその頃のやりとりを覚えてくださっていて、
PCにもまだ販売データが残されていたようで、以降は話がスムーズに進みました。
私のスピーナチェアは「抵抗付きウレタン双輪キャスター」に取り替えていて、
今更ながら取説を読み返すと、この部品は経年劣化していずれ破損するだろう
ことが記されており、その時期がやってきたのでした。5個すべて入れ替えて、
運賃、消費税込みで5610円かかりました。今後そのほかのパーツも傷む
でしょうし、この先15年は無理かもしれませんが、これであと10年使えた
なら、けっしてトータルで高い買い物でなかったことが実感できるでしょう。
今回イトーキの方にお聞きした話では、このスピーナチェアは、洞爺湖サミット
で使われたことで知れ渡り、当時多くの引き合いが寄せられたそうです。この時の
サミットでは、日本酒の「磯自慢」が晩餐会に選ばれたエピソードは知っていた
のですが、椅子の件は初耳でした。どちらも末永く愛され続けているようですね。
今年はハード系機器を買うことなく乗り切れそうだと思っていた矢先、長年使ってきた
ヤマハ製のサブウーファーが壊れました。大きな入力(重低音)を再現しようとする際に、
音の振動(=ビビり)が耳につくようになりました。おそらくスピーカーユニットが、
経年劣化などで傷んだのだと思われます。
急きょ物色し、選んだのが、同じくヤマハ製のNS‐SW300でした。ただし、物色したと
言っても、実際には選択の余地がほとんどなく、メーカーはほぼヤマハ一択に絞られ、
機種も少なく、消去法で選ばざるを得なかった状況でした。こうしたアクティブ型の
サブウーファーの製造を、ほとんどのメーカーがやめたようです。私自身7年くらい前に、
AVレシーバーやブルーレイディスクプレーヤーなどをまとめて買い替え、その際には
どうにかまだ複数のメーカーを比べられた環境で、今から考えると、その頃が各AV機器
メーカーが最後の輝きを放っていたのだと思えてなりません。考えようによっては、
今回の買い替えもギリギリいいタイミングだったのかも。数年先には、サブウーファーが
もっと手に入りにくい状況になっている可能性もあり得ます。今回購入した製品も、
直近の新製品でなく、発売からすでに10年ほど経過したもので、おそらく後継機種は
開発されておらず、在庫限り、売り切るとラインナップから消え去る運命じゃない
のかな。
背面。ハイカット周波数ボリューム、主電源スイッチなどはこちらに配置されている。
これまで長年つきあってくれたYST-SW80。25年以上、四半世紀に渡りがんばって
くれました。
両者比較。旧型がトールボーイなのに対し、新型はキューブスタイル。ほぼ同じ容積だと
思われますが、新型のほうがコンパクトに見える。旧型には備わっていない、超低音を
噴出するポートがサイドに開いてある。
違いがわかりよいかなと思い、別角度から写したもの。
旧型の保証書、明細書は見当たらず、取説だけ保管してあった。
こちらは新型の取説と付属品。型番が若干変わってしまっていて、旧型の同クラス後継機
なのかどうか正確にはわかりません。スピーカーユニットのサイズや総重量からすると、
新型は上位機種で、一緒くたに掲載されているSW-200がSW-80の進化形かもしれません。
しかし200はすでにカタログ落ち、300も手持ちの在庫がなくなると、生産終了品扱いと
なるような気がします。問題は、これらの後継機がこの先つくられるのかですね。
旧型が約12kg、新型は18㎏もあり、二階への上げ下ろし、セッティングが大変でした。
ひとりで作業できるギリギリの重さですわ。
旧型を取り除いた状態。オーディオテクニカ製のセラミックベースを三点支持に配置、
その上に置いていました。床に直置きだと、安普請の板材が共鳴してしまうのです。
ベースをかませても振動がすべてキャンセルされるわけではありませんが、かなり
解消されます。
アンプとの接続のRCAピンジャックは、これまでのものをそのまま流用します。
新型の付属品はものすごくチャチな安物なので…
新型をセッティングした後の写真。重くて大変でした。新型には、キャビネットの底に
プラスチック製の脚が四つ付いているのですがこれが軟弱で、かえって邪魔、それを
避けてベースを配置したので、四隅ギリギリになりました。三点支持でガタつきなく
がっちり備え付けられたのはいいとして、重量バランスが悪くて無理な力が底板に
かかり、長い目で見ると、キャビネットが変形しないかがちょっと心配です。背が
低くなった分、前に比べ視界に入りにくくなり、部屋が広く感じられるのがグット、
インテリアに溶け込むデザインも気に入りました。
視聴してみての感想は、前機種よりもナチュラルに、余裕をもって鳴っている印象です。
そもそもが上級機なのと、20年くらいの月日が経過し、技術改良が進んだためだと
思われます。サブウーファーは縁の下の力持ち的に裏方に徹し、目立たないくらいが
ちょうどよく、あまりボリュームを上げ過ぎず、効果があるのかないのかわからない
程度に控えめに鳴らすのが使い方のコツでしょう。無理やり重低音を補おうと欲張ると
不自然さが増してしまいます。
全体の音質がグレードアップしたようでうれしいなあ。何かしら、迫力あるソフトを
鳴らしてみたい気分です。年の瀬の思わぬ散財、結果オーライと信じ、リニューアル
した音を楽しむしかないですね。
新しいカメラバックを追加購入しました。メーカーはこれまでと同様Lowepro(ロープロ)
のTLZ 75 AWⅡです。年に数回の地元での鳥撮に加え、近ごろでは北海道でも
動物写真を写す機会がなぜか増えてきて、その際、毎回毎回、標準ズームから望遠ズーム
への切り替えがどうにも面倒で、最初から望遠ズームを装着した状態で現場まで持ち歩ける
バックを買い増したかったのです。
日帰り装備を詰め込むザックが年季が入っていて、いっそのことザックタイプの
カメラバック購入もチラッと頭をよぎったことは確かですが、やはり、基本は山歩き、
その延長で写真を撮っているというスタンスは崩したくなくて、これまでと同じような
レンズを装着したカメラが収まるバックを選びました。
大型望遠ズームを装着したまま収納できるということで、今までのものとはけた違いに
かさばりますが、たとえば、地元での鳥撮なら、このバックひとつ持ち出せば事足りるし、
スタンバイと撤収にかかる時間が大幅に短縮され、その繰り返しで、ストレスが
軽減できるのは間違いないでしょう。
先端部を伸ばせば、レンズフードを撮影(実践)状態にしたままでの収納も可能です。
より撮影チャンスを逃さないための工夫でしょうけど、私自身は、そこまでして
使うことはまずないだろうと、今のところは考えています。
間仕切りなどの付属物。様々なスタイルで使うことができるようですが、私はシンプルに、
ショルダーストラップだけ装着し、あまり頻度は多くないでしょうけど、必要に応じて、
首からぶら下げて使用する機会があるかもしれません。
キヤノンのフォトブック作成サービス PhotoJewel S がサービスを取りやめるとのことで、
最後の割引キャンペーンを利用して、四部作のうち、欠けていた最後の一冊を注文して
作成しました。割引は20%、これまで30%引きでつくれるチャンスは何度かあったのに、
ほかの三冊が40%引きでつくれたものだからなんだか割高感があって、欲張っているうちに
サービス自体が終了してしまったわけです。近いうちに別の作成システムが始まるとのこと
ですが、お値段は間違いなく高くなるでしょうし、規格が変わり、同じようなものをつくる
のが難しくなる場合もあることから、最後のチャンスだと思い、低い割引率に目をつぶり、
思い切りました。
今度のは、フィルムカメラ時代の二作目で、表紙は初夏、ミヤマキリシマの風景ですが、
内容はごった煮です。前作で欲張って写真をたくさん詰め込み過ぎた反省から、初期の
バージョンからできるだけ掲載作品数を削り取りました。それでもまだまだ中途半端で、
細々したところが多いようです。やはり掲載写真は、できるだけ大きいほうが迫力あって
いいというのが私の結論です。
「四部作」とはいうものの、内容に脈絡なく、アナログ編、デジタル編、それぞれ二冊ずつ
集めただけです。それでせめて表紙だけでも統一性をというわけで、四季を振り分けました。
それも途中急きょ思いついたので、最初に手を付けたBOOK3は、当初夏の写真だったのを、
あとで秋のものに差し替えた記憶があります。
表紙写真は、BOOK1、陸奥横浜の菜の花畑 2、阿蘇高岳のミヤマキリシマ 3、大雪山
北海沢の紅葉 4、雪原と十勝連峰 で、それぞれ私が当時よく訪れていた地域であり、
その選考結果だけは納得しています。
本当は、表紙に関連して、春の写真、夏の写真…と分けて掲載できればわかりやすい
のでしょうけど、撮影地域に偏りが激しいので同じような写真ばかりのオンパレードに
なってしまう上に、特に冬の写真は少ないので、一冊にまとめることすらできないありさま、
これではどうしようもないですよね。
次の作成サービスが開始されれば、せめてあと一冊つくれることを目標に、今のところは、
もうひとがんばりしてみるつもりです。
トレイが正常に開閉できなくなり、ついにパイオニア製のLD(レーザーディスク)
プレーヤーCLD-R5が故障、手持ちのLDソフトが今後は再生できなくなりました。
これで所蔵ソフトはただの円盤になってしまったわけですが、ジャケットや封入の
ブックレットなどに思い入れがあるものが多いので、今しばらくは処分することが
できないでしょうねえ。
この前、機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)のテレビ放映版LDソフトを
ブルーレイディスクへダビングしたのが最後の活躍となりました。その時すでに、
やや不安定な動作が気にはなっていて、それでもよく最後まで持ちこたえてくれた
ものです。
…と、有終の美を飾ったとオチをつけたあとで恐縮ながら、故障のあとすぐに見つかった
のがファーストガンダム・テレビシリーズのDVD版ボックス×2セットです! これが
お恥ずかしいことに、買ったことさえ忘れていたのですから、我ながらすごいですわ!
言い訳がましいのですが、ファーストはLDソフトなどで何度も見返していたので、
DVDではおそらく購入直後一度通して見ただけで、あとは仕舞い込んで埋もれていて、
その存在すら忘却の彼方だったようです。あのダビングに要した膨大な苦労、時間と
お金の浪費は何だったんだろうとあきれますよねえ。まあでも、間接的にせよ、
LD再生の最終局面をメディアに残せたことは、あとあと何かしら意味を持つのでは
と思うしかないでしょうか。
せっかく発掘できたのだからすぐさま見返したい気もするし、その前にこれまた久々に
ZZ(ダブルゼータ)を先に見たほうがいい気もします。いずれにせよ話数が多いので、
まとまった時間が必要なのに違いなく、どちらもおいそれと手が出せないんですよねえ。
冬アニメが佳境を迎えつつありまして、「チェンソーマン」「コタローは1人暮らし」
に次いで私が気に入って見ている作品を挙げると、「もういっぽん!」「老後に備えて
異世界で8万枚の金貨を貯めます」「Buddy Daddies」などですかね。
スポ根アニメは条件反射的にジャンルを問わず見てしまう私、もう~にはYAWARA!の
ような「美少女天才柔道家」は登場しない(…たぶん。ライバルとして出現するのかも?)
女子柔道もので、元気、やる気をおすそ分けしてくれそうな明るい作風がいいですね。
ろうきんは原則私が忌み嫌う(というか、掃いて捨てるほど作品数が多いので、視聴基準
を厳しくするジャンルの)異世界もの(ただしこの作品では、主人公は現世と異世界とを
自由に行き来できる設定)で、当初は削除対象の筆頭だったのに、ヒロインが知恵と
工夫で異世界でたくましく生き抜く姿は痛快で、基本サクセスストーリーということ
もあり、肩の凝らないお気軽さが気に入って楽しんで見ています。「SPY×FAMILY」
ヒット後のこのタイミングでは、どうしても二番煎じとのそしりは免れそうにない、
殺し屋二人組と実子でない幼女との同居生活を描くBuddy ~ですが、そこはさすがに
P.A.WORKSの制作、手堅く抜かりなくまとめられた秀作だと思います。
あとシリーズものでは「ヴィンランド・サガ2」でしょうかね。第一期をNHKが放映、
かなりバイオレンスな描写を含む内容なので、続編をやってくれるのだろうかと案じて
いたら、民放が引き続いて制作、放映してくれました。漫画原作ではこのあとも壮大な
展開が待ち受けているようですし、三期、四期と続くことを切望します。
脚(+継脚)×4本を本体に取り付けます。付属のネジを手で締め付けるだけなので
いたって簡単。ドライバーは継脚の装着(脱着)のみに使います。
倒立させて使用状態に近づける。
手前の黒いボックスは、夏季不必要な電源コードを仕舞うケース。このプラスチック・
ケースが旧モデルと比べるとおそろしくチャチ、前のには備わっていたフタもなく、
四角い穴が開いているだけのお粗末なものです。身もフタもないとはこのことです。
その他、本体、天板、電源コードなどは、一見すると前モデルとあまり変わり映えしない
出来栄えなのですが、よくよく吟味すると、1~2割方雑なつくりのようです。おそらく
肝心のヒーター・ユニットも貧相なものでしょうから、今回は長期使用はあまり期待
できず、まずは10年を目標に使えればいいほうでしょう。
人感センサーを脚のひとつに取り付ける。人(足)の動きがしばらくないと勝手に
電源がオフになるというこの装備、今のところ使うつもりはないのですが、年に何度か
消し忘れることが実際ありましたし、もしかしてうまく活かせれば便利な機能なのかも。
今度のコントローラーには小さいながらLEDランプがついていて、使用中赤いランプが
点灯するので、消し忘れは少なくなるかもしれません。しかし、いかんせんランプが
小さく遠目には確認しづらいので、いちいち近づかなければならないのが難点。
昔々、こたつの天板の裏側には当たり前のようにフェルトが貼ってあり、トランプなどを
興じるのに便利でしたよねえ。今時、大勢で集まってトランプゲームを楽しむ習慣も
ほとんどなくなったのかな。
天板を載せて完成。ネットの画像で見たときにはもっと明るい木目調の製品に見え、
これまでのサンヨー製とあまり変わらないような印象でしたが、実際にはもっと
暗い基調、ダークブラウンに近い色合いでした。こちらのほうが落ち着く色味ですし、
結果オーライではありました。
こたつ布団をセットしていつでも使用オーケー。
旧モデルと比較すると、やや雑なつくりが気にはなりますが、今時としてはまずまず
しっかりした製品ではないでしょうか。18年は無理だとしても、できるだけ長く
愛用できればと考えています。
長年愛用したサンヨー製の家具調こたつの調子が悪くなったので、急きょ後継機種を
探すことになりました。実際に店頭で確認しようかとも考えましたが、結局、ネット通販
を利用し、画面上のデータのみで購入を決めました。
今回買ったのは、コイズミ製のこたつです。コイズミって、たぶんコイズミ学習机の
コイズミだと思うのですが、それもよく確かめないままの購入です。コイズミ違い
ってことはあるのかも。現代社会では、こたつは暖房器具の主流を外れてしまったのか、
大手家電メーカーが新規開発、販売を手掛けることはもはやないようで、家具販売店や
新興家電メーカーが細々と販売を続けているような状況みたいです。
大きな段ボール箱の梱包から、まずは本体を取り出しました。脚などは自分で取り付け
なければなりません。18年前にも同じように組み立てたのでしょうけど、さすがに
その記憶はすでにありません。サンヨーモデルと同じく「メード・イン・マレーシア」製で、
これは勝手な想像だと断ったうえで申しますと、もしかして同じ工場(OEM製造している
ような)で作られたものかもしれません。
中央部にある楕円形のパーツは継脚で、私はこれを年がら年中使用する関係上、まずは
本体からとり省きました。左手に見えているのが取説です。
脚を取り付けるネジと付属のドライバー。
「人感センサー」付き電源コード。
段ボール箱から取り出した脚×4本。
脚に継脚を装着します。脚にある黒いパーツは人感センサーを取り付けるための部品。
継脚がサンヨー製よりも約2cmほど短いことで、今度のこたつは前モデルよりも
やや高さが低くなってしまいました。私が調べた限り、どこのメーカーでもほぼ
この長さ(高さ)は変わらないようだったのであきらめました。最初からテーブル
として使うことを前提に、極端に脚の長い製品もありましたが、生活スタイルが
変わり、将来床に座るような使用方法に変更する場合もあるかもと、一般的な
高さのモデルを選びました。椅子(ソファー)を使うスタイルのほうが何かと
楽なので、今さら地べたに座る生活に戻ることはおそらくないのでしょうけど。
私の部屋のメイン暖房器具である家具調こたつの調子が本格的に悪くなり、ついに見切りをつけ
買い替えることになりました。長期間苦楽を共にしてきたので、別れに際し、記念撮影して
おきます。
2004年のサンヨー(三洋電機)製、丸18年間使ったことになります。区切りよく
20年を目指していたのですが、もうちょっとのところで持ちこたえられませんでした。
でも、7年ほどを目途に買い替えが推奨される今時、異例の長期使用でしたよね。
このこたつを買うまでは、妹のお古のこたつを使っていました。さすがに古くなり、
新品を買い求めようとしましたが、その当時大手電機メーカー(ナショナルや日立製作所
など)はすでに採算の取れないこたつ製造からは撤退していて、唯一販売を続けていた
のがサンヨーだけでした。なので選びようがなかったというか、一択でこの機種に
決めた記憶があります。
この製品、使い始めた当初パワーが強く、最小の「弱」以上にダイヤルを回すことは
滅多にありませんでした。それが3,4年前あたりから3~5(中間程度)にまで
出力を上げないと暖かくなくなり、それが今シーズン、最強にしてもあまり暖かさを
感じなくなっていました。完全に手遅れになる前に買い替えを決意したのです。
コントローラー。「切」の部分に重ねられた緑色のシールは、私が当時手元にあった
ありあわせのシールを貼ったもので、よくぞ18年間、はがれずに張り付いていたものだと
感心します。切~強弱を示す段階の数字すべてがオレンジ色で、遠目に電源が切れている
のかどうかがわかりづらく、少しでも可視化できればと貼った目印でした。
切り忘れ防止に少しは効果があったでしょうけど、それでもこたつは使用音が静かなこと
もあり、ひとシーズンに何度かスイッチが入りっぱなしになっていたことがありました。
こたつ布団を被せた状態の最後の雄姿。天板は少しキズがある程度で新品同様に近く、
普通のテーブルとしてならまったく差し障りなく使用を続けられるので、処分するのが
ちょっと惜しい気がします。
モンベル和歌山店で最新のパックカバー(25-30ℓ用)を購入しました。この前
ご紹介したすご~く昔のパックカバー(すでにシープテープがはがれているなどで、
フィールドでの本格的な使用はもう無理)は、急場しのぎで使っていただけなんです。
旧型は風を通して乾燥させた後、以前同様、非常持ち出し袋(ザック)に戻しました。
阪神淡路大震災を教訓に、非常持ち出し袋を待機させていますが、おかげさまでその後
使わずじまいで今日までに至ったので時間が止まったまま、現役引退後のこんな大昔
なのがいまだに生き延びていたって感じなんですよね。
今回は同じサイズでの新旧比較、大きさの違いがよくわかるかと思います。
通勤に使っているバーサライトパック・30ℓに装備した状態。カラーは5種類ほどの
中から選べ、個人的に好きな落ち着いた色のリーフグリーンを選択しました。山中では
自然の中に溶け込むような色合いですかね。
このザックは、通勤用としての役目を終えたのち、やがて山でアタックザックとして
再活躍する予定なんですが、はたしてそんな日が本当にやってくるのでしょうか?
押し入れから出てきたのが、このものすごく旧型のモンベル製パックカバーです。
モンベルのロゴといい、当時は普通だったこの独特なモンベルカラーの色使いといい、
年代を感じずにはいられません。撥水性にすぐれたデュポン社の「ハイパロン」という
素材を積極的に自社製品に取り入れていた頃の商品だと思われます。20年から、
もしかすると30年近く前のモデルかもしれません。
割かし最近の(といっても、購入後10年は経過していそうですが)モデルと大きさを
比較してみました。旧型は30リットル、近年のは40リットル用なので正確では
ないのだけど、それでも明らかにわかる、このサイズ感の違いです。大昔は、全般
おおらかだったことがよくわかり、ザック、寝袋、テント、雨具等々、なにかにつけ
すべて大きく、かさばるのが普通だったんですね。それに比べると、モンベルの
唱えるところの「ライト&ファースト」の思想が一段と進み、近年登山用具は
何もかも軽量化され、ずいぶんコンパクトになっていますよね。
サイズの違いがよりわかるよう前後に並べてみましたが、あまりうまくは
伝わらないようです。