旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

ご観覧ありがとうございます

2010-10-31 23:57:06 | 展覧会の絵


美瑛は主に地元在住のカメラマンに撮影つくされている感があるものの、
個人的には気に入った場所に何度も足を運んでしまうこともあって、まだまだ
知らないところがたくさんあるようです。

この撮影場所も、たまたま飛行機の着陸間際上空から「あんなところに一本の木が
あるなあ」と気がついて、おおよその見当をつけて初めて訪れた場所でした。
付近をウロウロ、撮影ポイントを探し、十勝連峰と木をギリギリ写し込みました。

「この畑には何が植えられるんだろう」と楽しみにして夏再び訪れたら、はたして
ジャガイモが植えられていたのはいいんですが、その茎の高さで山がほとんど
見えなくなっていたんです…  もしかして、脚立や車の上などから撮影できたら
面白い写真が撮れていたのかもしれません。

その畑に何が植えられているかによって、また、季節や天候によって、
大きく印象が変わるのが美瑛の風景。これまで行ったことのない道に踏み込んで、
自分なりの新しい撮影地を探すのも楽しみですね。



                     【デミオと十勝と一本木/2009.04.27 撮影】

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玉ねぎ植えつけ

2010-10-31 16:48:11 | 案山子と人と烏
台風14号は南海上を通り、和歌山市辺りでは風も雨も強くならず、影響はほとんどなかったようでした。
その被害を恐れ、延期していた玉ねぎの植えつけを本日行いました。

玉ねぎ(タマネギ)は植えてしまってからは手間のかからない野菜ですが、
植えつけ時期が早すぎたり、苗が育ち過ぎていたりすると春先にとう立ちするし、また、
あまり深植えしてはいけないなど、植えつけに関しては諸々注意点があるので慎重に作業します。

が、途中弱い雨が降り出し、大慌てのドタバタになってしまいました。
  
    

畑(土)に26本、プランター(かご)に14本の計40本植えました。
残り9本は、花が終わって場所が空いたらそのあとへ植えると母が言っているので、
任せることにします。

あれ?確か50本買ったはずだよな? 元々100本に束ねてある苗を店のおばちゃんが50本数えて
分けてくれたのですが、大雑把なんだよなあ。数年前は逆に51本あったような気がする、これでチャラってこと?

作業が終わったあと雨が強まったので、タイミングとしては良かったとしておきましょう。
昼過ぎには本降りの雨になりました。

    

ヨトウムシに食べられたニンジンの葉っぱ、被害甚大。
今日の作業中にも土の中から一匹出てきたので捕殺したけど、やっぱり今晩あたり
もう一度「夜回り先生」した方がいいかな? 雨がやんでいたらね。



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2010北海道・秋~大団円(夢のつづきを…)

2010-10-29 21:01:17 | 旅鴉の唄
すっかり日暮れた道を倶知安のサンクスよしのみまで。
ここのニセコ高原ワインは、製造は北海道ワインに委託しているけど、
中身は完全なオリジナル。フルーティで口当たりが良く、私のお気に入りなんです。
その割に値段も1200円くらいからと比較的リーズナブルですよ。

また、時々お買い得品が山積みされているのもお楽しみ。
今回は本来1500円の山ぶどう酒が半額の750円だったので、
お土産用に多めに買い込みました。味はどうなのかな?初めて買ったので。


小樽到着が19:30頃でした、やれやれ長距離ドライブお疲れさま。
魚真へたどり着いたのは20:15頃、こんなに遅い時間に行くのは初めてでしたが、
金曜日の夜ということもあってか、まだまだ入れ替わり立ち替わりお客さんが次々やってきます。

回転寿司の和楽生さんまをお持ち帰り。今回は一度しか口にしていなかったので、
まだもうちょっと未練があったんですね。でも、味はトリトンの方がやっぱり上かな?
同じサンマといっても、仕入れ先とか方法が違い、鮮度や味に差が出るのかも。


ターミナルの展望温泉で汗を流します。茅ケ崎のNさんが昨年の新日本海フェリーの
キャンペーンでもらった無料券を私に譲ってくれたんですが、ありがたいことに
期限はなかったみたいで、今回もタダで入れました。Nさん、おおきに!
昨年の旅のあとNさんに「使えるかどうかはともかく、来年あげますから」と言われていたのを
私は執念深く覚えていましたが、しかし渡す方の彼がよく覚えていたものだなと感心しましたよ。


飛び石連休の最中だからか、それとも太平洋航路が台風の影響で運休したからなのかもしれませんが、
船内はそれなりに込み合いました。日本海も多少波はありましたが、大型船のスタビライザーが効いて、
揺れはほとんど感じず、快適な航海でした。

近年になく紅葉の状態は良くなかったし、天気もこちらの思い通りにはなってくれなかった…
船内の止まったかのようにゆるやかに流れる膨大な時間の中で、旅を振り返り、「ひとり総括」する私です。
ウイスキーを片手に、時には難しい顔で、時にはニヤニヤひとり笑いを浮かべながら…
通りがかった方に気味悪がられたかもしれないけど、いいんです、「旅の恥はかき捨て」ですからね。


日常の生活が「現実」だとしたら、旅暮らしは「夢」なのかもしれません。
現実と夢の狭間の海原を行き来するように高速船は走り続けます。
夢かうつつか幻か…ここはすべてが入り混じったかのような異空間。
行きつく先の現実から逃げられないのはわかっているけど、いましばらく夢を見させてください。
うまい頃合いに酔いがまわって、とってもいい気分になってきました。


そして、瞳をとじたら、もう一度旅に出るのです

夢のつづきを…

 

♪  ふるさとの夕焼けが瞼に浮かぶ
   小石を蹴飛ばす眩しい夏の日
   自分らしく生きることと分かるまで
   どれだけ僕たち迷うのだろう

   ふるさと離れ この都会で暮らして
   いつしか時は流れて
   友よ 僕たちの 思い出に乾杯
   そして唄おう 忘れかけた愛の歌を

   友よ 僕たちの 今日までに乾杯
   そして語ろう 夢のつづきを
   夢のつづきを……



  (夢のつづきを/詩:細坪基佳)




*今回は早めに帰宅できてよかったね~  えっ? もう一回最初から始めるんですか?
  じゃあ、登山の支度が整ったら、まずは黒岳へご一緒しましょう。さあ、目をとじて、夢のつづきを…





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2010北海道・秋~羊蹄山夕景

2010-10-28 19:53:02 | 旅鴉の唄
大空を焦がす「日没ショー」を眺める時間は愛しいですね。
日常ではそんな時間はまず持てないし、身近にはこんな大きな空と大地が広がるところって
そうそうないですからね。期待が大きかった割に、結果はそれほど劇的ではなかったけど、
空を見上げ続ける楽しい時を過ごせました。

   

たまたま車をとめた場所でしたが、あまり余計なものが写り込まず、ニセコ連山のアンヌプリ(右端)まで
一緒に入れられました。写真が小さいのでわかりづらいでしょうが、アンヌプリの下あたりで夕映えに
光っているのは農家さんの屋根です。遅くまで作業されているのか、大きなトラックみたいなのが
出入りしているのが見えました。なお、この一連のセッションは、一枚目を除き、
タムロンの広角ズームレンズで撮影しました。

   

これも写真を大幅に縮小したのでわかりづらいでしょうが、麓に広がるモヤも赤く染まっています。
焼けることを願って、狙って写し込んだけど、実はこれ、豆殻か何かを燃やしている煙なんです。
写真左手で焼却されていましたが、弱い風にのり右へ左へ… うまくいけば幻想的に、
下手すれば煙に包まれ… ヒヤヒヤものだったんですね。実際、一時前が真っ白になった時は焦ったけど。


*次回は、「大団円・夢のつづきを」の予定です。


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与党無視の野党

2010-10-28 17:50:57 | 案山子と人と烏
春、秋二回大発生するヨトウムシとの戦い、第二ラウンドが始まりました。

うっそうと繁っていたニンジン、シソの葉が大きな被害にあい、夜の大捜査線、
一晩で20匹以上退治しました。が、まだまだこれは氷山の一角、もう少し数を減らしたいところ、
その後帰宅が遅い日が続き、ヨトウムシ狩りができていません。

このところ急激に寒くなったので、これで活動が弱まったり、よしんば全滅してくれたらと
思うのですが、甘いでしょうね。

今晩あたりもう一度捜査したいところだけど、体調おもわしくなく、
酔ったらすぐ寝ちゃうかもしれません…


なお、掲載した写真は本文とは無関係でした。

また、なぜかタイトルも誤変換されています。正しくは「ヨトウムシの夜盗」です、失礼!


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2010北海道・秋~GO WEST(行き行きて羊蹄山麓)

2010-10-25 20:25:19 | 旅鴉の唄
24日(金)早朝、層雲峡界隈はいい天気、かなり冷え込んでいます。来た頃の暑さを思えば、雲泥の差でしょう。
昨夜の雨が山上では雪になっているかもと、皆期待していそいそ出かけます。
私も半日くらいは山に入れる時間はあるのですが、今回は諦めてお土産を買いつつ帰路につきます。

柳月の三方六の切れ端を手に入れようと、6:30頃出発しました。いいお天気に少々後ろ髪引かれる思いですが、
山を見上げてびっくりしました! 真っ白でまるで冬山のようです。車を走らせながらなので詳しくはわかりませんが、
かなり下の方、もしかしたら高原温泉なども雪が被っているように見えました。あとで聞いたところによると
この日は銀泉台行きのバスが運休になったとかで、中腹でもかなりの積雪があったようです。
しかも、麓は上天気ですが、山の上には妖しげな雲も湧いていたので、「山に行った人は大丈夫なのかなあ」と
心配しながら三国峠を越えました。東大雪の山々、日高山脈、そして羊蹄山などもうっすら白かった、
昨夜の雨はかなりの広範囲に積雪をもたらしたようでした。


柳月・スイートピアガーデンでお土産を、ガ・ドンキホーテではサッポロ・クラッシックなどを買い込みます。
すぐ目の前にぶた丼の「いっぴん」があるのですが、今日はわざわざ帯広空港近くのレストハウスかしわまで
大遠征です。20日にぬかびらYHに宿泊した際、常連のI さんに「おすすめ・ぶた丼情報」を聞いたところ、
まず最初に名が出たのが芽室の「あかずきん」でしたが、ここはすでに何度か行っているので、次は?と聞くと
あがったのが「かしわ」でした。

炭焼きぶた丼「レギュラー」が960円、「大」が1170円と200円ほどしか変わらないので、I さんのおすすめ通り
「大」を頼みましたが、すごいボリュームです!ごはんが茶碗三杯分、その上にぶた肉が二重に並んでいます。
おかげでこの日夕食にありついたのは20:30頃でしたが、それまでまったく空腹感を知らずじまいでしたからね。


無料の道東道で占冠まで、日高の農産物直売所でカボチャなどを追加購入し、再び無料高速で千歳東ICまで走り、
ここからは下道で支笏湖経由で倶知安まで走ります。そのまま高速で小樽まで走ったら早かったけど、
うちのワインの在庫が底を尽きかけてきたので、どうしても倶知安に立ち寄りたかったのです。
元々この支笏湖畔を通るルートは私のお気に入りで、たびたび利用してきたコースですが、この日は距離を欲張りすぎ!
いや~きつかったわ!!

しかし、天気は最高!湖の色はとてもきれい、恵庭岳もきりっと映えて、時間があればゆっくり写真を撮りたい景色でした。
オコタンペ湖もずいぶん長いこと行っていないので、ちょっと気になっているんです。このところ湖畔までの登山道が
立ち入り禁止になった…とうわさで聞いたけど、実際どうなんだろう。とらべるまん曰く「湖畔まで行ってこそのペ湖」ですが、
それならそれでそっと眠らせてあげたい気もするなあ。オンネトーみたく大挙して団体さんが訪れるよりはいいのかもしれない。


最後の峠を越えたら案の定、羊蹄山がきれいなすそ野を広げた姿を見せていました。この日登山した方によれば、
午前中は雲がかかり視界が効かず、山頂は昨夜の雪が吹きだまり大変だったそうなんですが、
この時点ではきれいに晴れ渡っていました。また、この時上空にはきれいな雲が流れていて、素晴らしい光景です。
早く小樽に着いてゆっくりしたい気持とのせめぎ合いに勝って、写真撮影することに決めました。

ところが、このあたりのロケーションがイマイチわかっていないし、できたら人工建造物をいれずに写したい、
撮影地をキョロキョロ探しながら走りますが、なかなかお眼鏡に叶う場所が見つけられません。
夕暮れが近づき、焦り始めますが、広々とした農地越しに羊蹄山を望める場所を見つけ、車を止めて、
あわてて撮影準備です。この時17:00頃だったかなあ、結局約一時間、18:00頃まで写真を撮っていました。



   

きれいな雲の名残が残る空。秋の日はつるべ落とし、あっという間に日は傾き、かすかに斜光が。
左隅の方にトラクターが一台とまっていて、意識的にフレームに入れたつもりですが、黒くつぶれちゃってますねえ。


   

刻々と変化する、夕暮れ時はさびしそう。

 
        

羊蹄山の真後ろに一番焼けるところをもっていこうと思ったら、もう少し写真左手の場所から
撮れたら良かったのでしょうが、なにせ急やからねえ、贅沢は言うてられまへん。



*次回タイトルは「羊蹄山夕景」の予定です。



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2010北海道・秋~終焉(山の上に吹く風は…)

2010-10-23 20:30:41 | 旅鴉の唄
9月21日(火)朝、糠平では雨が上がり少し青空も見え始めました。次に山に入るタイミングを思案していた私は、
この日の午後から入山、白雲小屋に連泊し23日に下山と決め、午前中帯広方面で用事を済ませ、
食料等調達、三国峠を越えました。

ところが、トンネルを抜けたら天気は急変、暴風が吹き荒れています。これは登山どころじゃないと
レイクセンターの駐車場を素通り、層雲峡YHへ、ここで休憩させてもらい、しばらく様子を見ることにしました。
話によると、朝はもっとすごい風が吹いていたんだそうです。山で食べるつもりだったパンなどを昼ごはん代わりに食べ
待機していましたが一向に回復する気配がなく、結局この日の入山は断念、ビールと弁当を買い込み
高原温泉の駐車場へ。ここで車中泊、明日早朝からの登山に変更です。


22日(水)早朝、風は少しマシになった感じでした。ヒグマ情報センターの山岳ガイドH氏らも心配そうに雲の様子を見に出てきました。
山泊まり装備で登り始めましたが、第一花畑へ出ると予想以上に風はまだ強く、雲の流れを見る限り
稜線はかなりの強風が吹いているようです。ガレ場下で待機して登るかやめるか、かなりの時間思案していました。
そうこうするうち、一番のバスで来た方々にも抜かれ始めます。細かいあられ(雪)も降り出し、ついに断念して下山しかけたら、
ポチさんや茅ケ崎のNさんらとすれ違いました。迷ったあげく、私はこのまま下山したんですが、結局この日は荒天が回復せず、
山頂を目指した人や縦走を予定していた人のほとんどが諦めて引き返していたようです。

上川・あさひ食堂でミニチャーハンセットを食べ、ホテル大雪で入浴。この時点で層雲峡温泉街は、昨日と変わらないような
強風が吹き荒れ、気温も低く寒かった。セイコーマートでビールなどを調達していたら、ここで東京のHさんとばったり。
EOSー5Dマーク2を使うHさんとは三、四年続けてお会いしていて、今回初めて住所交換し、長時間の立ち話などして
情報交換するものの、この二日間の強風で山頂部の紅葉はほとんど葉を落としたのではないか、かろうじて残るとすれば
緑岳山麓付近と銀泉台のみで、ここにうまく雪が被ればおもしろいかもしれないが…というあまり芳しくない結論でした。

再び温泉駐車場で車中泊、スーパーいろはの398円弁当をクラシックで流し込んでいたら、フロントガラス正面に山端から
十五夜のお月さまが昇り始めました。時々高根ガ原からのガスが強風で流れ込んで「月にムラ雲」。独り占めするにはもったいない
きれいで荘厳な眺めでした。さらにウイスキーをちびちびやって「月見て一杯」、酩酊した勢いでシュラフにもぐりこみました。


23日(木・祝日)早朝はそれなりに冷え込みました。夜半まで吹いていた風はようやく収まりましたが、残念ながら高曇り状態、
これでは無理して緑岳方面へ登ってもあまり意味がなさそうなので、諦めて沼めぐりでお茶を濁すことに。
7:00前に下から二台のバスが到着して静寂が破られました。

まだまだ早いのはわかっていた沼ですが、一部の気の早い葉はすでに十分な色づき、全体では五分くらいでしょうか?
滝見沼は水面近くの大きなナナカマドの葉はすでに赤くなっていましたが、壁は色が抜け始めた程度、
「数日後に期待」といった感じです。これより上の沼々は、すでに色づいた葉は風で落ちたり、傷めつけられたりしているところが
目立ったので、「この先も期待できないかな…」といった印象。空沼の上部(ヤンベタップ源頭)はいつもながらの安定感で
ひとり気をはいていました。見上げる白雲岳は真っ白、緑岳もうっすら雪を戴いているようでした。

掲載した写真は高原沼と空沼の間にある大きなナナカマドの株(群落)です。結局沼の写真は一枚も写さなかったので、
フィルムが余り、前から気になっていた、雪の重みでねじれながらも立派に大きく育ったナナカマドを初めて写してみましたが、
この手の写真はセンスが問われる… 「センスのなさ」が丸わかりですね、お恥ずかしい。


時間の早いホテル大雪の二階の風呂場は私一人の貸し切り。今季から100円値上げの600円になってしまいましたが、
この大きな湯船と露天風呂を独占できたら安いよなあ。 出がけに「よっ!」とハチマキおじさんが入ってきました。
さすがに手だれ、休日の観光地は時間差などをうまく利用して、できるだけ「イモの子状態」は避けたいですからね。

風呂上がり、さっそくハチマキさんらとビールを飲み始めました。私にとってはこれがこの旅最後の北の夜、打ち上げです。
少々ハジケてもいいっしょ? 夕飯後は久しぶりにYHに顔を見せた東京のSさん、神戸のHさん、それに東京のG(♂)さん、
埼玉のG(♀)さんらも加わり楽しい酒宴で夜は更けます。紅葉的には大変な年ではありましたが、夜な夜な楽しくお酒を頂き、
それはそれで今年もいい旅ができたのです。滞在中楽しく過ごせるのもYHのスタッフ方々のご尽力のおかげ。
特に毎度好き勝手やってるのに、嫌な顔せず明るく迎えてくださる、層雲峡YHのペアレントご夫婦には感謝感謝!なのです。



*ようやく始まった秋の北の旅「復習編」ですが、こんな調子でしゃべりまくってたら、一体いつ最終回を迎えるのか見当もつきません。
  これでもだいぶ端折ってるんですが、つい欲張ってあれもこれもね。旅の話をなんだかんだ思い出して書くのは本当に楽しくて、
  私自身喜んでノリノリで書いてはいるものの、なにせ力量不足、この程度のものを書き上げるにもずいぶん手間暇かかってしまうのです。
  今回は終盤尻すぼみになってしまったこともあり、その締まらなかった最後の方から書き始めてみました。不定期のきまぐれ連載、
  たぶん年明けまで続くのでは?と思われるので、お暇な時、思い出した時にでも覗いてやってくださいませ。

  一応次回予告を、タイトルは「GO WEST」(仮称)の予定です。


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陸奥宗光の言葉

2010-10-19 21:46:20 | 老人のつぶやき
朝日新聞・土曜版「be」に陸奥宗光(むつむねみつ)の言葉が紹介されていました。

陸奥は紀州出身らしいのですが、この夏、美瑛の宿「山荘ゆずりは」で
おじさんに教えられるまで、恥ずかしながらこの人の名をまったく存じ上げていなかった。
明治維新前後、和歌山(紀州)はカヤの外、偉人を輩出していたとは夢にも思っていなかったんです。

歴史にはまったく疎い私ですが、せめて同郷の偉人のことくらいは学習しておかないとね。
知識のなさを露呈して、大失敗。
ちなみに、今巷で人気の「龍馬伝」もまったく見ていないので、
いつになったらそのあたりの知識が身に付くのかは未定ですが…

最後に新聞で紹介されていた言葉を


「事の失敗に屈すべからず、失敗すれば失敗を償ふ丈の工夫を凝すべし」



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3・5のわずらい?

2010-10-18 15:20:47 | 案山子と人と烏
今日、カマキリの姿がいつもの定位置に見えないので、壁を探したら、はたしてそこに
新しいタマゴがありました。少なくとも一個、もしくは二個あるかもしれません。
新旧のものが複数壁に張り付いたままなので、だんだんわからなくなってきたんです。

写真を撮ろうとカメラを持って戻ったら、たまたま足元のシソの葉の上に、産み終えたばかりの?
カマキリを見つけました。お疲れさま、すでに体力も生命力も使い果たしているはずです。
この後どこへゆくのか… 

(しばらくして見に行ったら、横のナンテンの木によじ登ってました。一度目を離し緑に紛れると
保護色なので探すのが難しい。その横は定位置の紫の花が咲く木。そこへ向かっているのか?)

    

雨戸のすぐ横の壁に産みつけられたタマゴ。かなり高い位置です、この冬も寒いのかな?
来春、無事孵りますように。

    

怪獣の口のようですが、ブラシのような花を咲かせる植物のつぼみです。



*追記:さらに数時間後庭に出たら、いつもの紫の花咲く木に、何事もなかったかのような風で
  カマキリがぶら下がっていた。なぜ元居た場所がわかるのか? どうしてたどり着けるのか?
  匂いか?光か?風景(道)を覚えているのだろうか?
  それに、なぜ家の壁に卵を産みつけるのか? 帰巣本能か?風雨が当たりにくく、安全な場所であると
  認識しているのだろうか? わざわざ遠くまで危険を冒して移動しなくても、ナンテンやレモンなど
  産みつける場所には事欠かないはずなのに。延び過ぎた枝が時々剪定される恐れがあることを
  知っていての行動だとすれば、すごい能力の持ち主ではないだろうか?
  何年も観察し続けているカマキリだが、まだまだわからないことだらけだ。
  その優れた能力、知識がDNAに摺り込まれているからこそ、こんな狭い庭でも生き延びられるのかもしれない。



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昨日故郷へ帰る夢を見た

2010-10-14 20:25:08 | 老人のつぶやき
先日の夜のこと、階段の踊り場付近に大きなクモがいるのに気がついた。
巣を作らないこの手のオオグモは、一体何を食べているのだろうか?
やはりハエなど他の昆虫なのだろうか?

動かずじっとしているので、写真でも撮るかとカメラを持って戻ったら、
階段を上って来たオヤジが「夜のクモは親に似ていても殺せと言ってな」と言いつつも、
昨今、動物虐待はそう簡単にはできないらしく、窓を開けてクモをそこへ誘導、外へ追い出しにかかった。
が、こっちの思うようには動いてくれないクモは、あらぬ方向に逃げまどい、結局、
階下の部屋へと逃げ失せた。直後、ハハの悲鳴。


この日はそのまま行方をくらませたクモだが、後日再び姿を現し、ハハに追い回された揚句、
風呂場の排水溝に流されてしまったらしい…やはりハハは強し。

「夜のクモは~」は我が家だけの家訓なのか、それとも和歌山だけの?
もしかして全国的なものなのか? 定かでないが、我が家にはそういった家訓
(というほど大げさなものではない、迷信、言い伝えのたぐいか)がいくつかあるが、
たとえば「仏ほっとけ、神かまうな」もそのひとつ。「必要以上に神(宗教)に関わるな」と
いうことらしいが、その教えに従って?私も広く浅い意味での神の存在は信じる方だが、
特定の宗教にいれあげたことはこれまでのところない。


ところでこのオオグモ、以前住んでいた「あばら家」ではたびたび目撃された。
オオグモだけではない、夜ともなるとゴキブリが大挙をなして現れ、時には
ネズミも走り回った。末期には雨漏りがひどく、木製の雨戸は動かなくなり閉められず、
網戸もとうの昔に壊れ、クーラーもないので夏などは開けっ放し、
お魚くわえたドラネコを追いかけるサザエさん状態だった。

今の住処は築15年以上になるがまだまだ機密性は保たれているらしく、
ゴキブリはどこから迷い込んだのかたまに姿を見せる程度だし、ネズミもいない。
クーラー完備、温水便座付きの洋式トイレ、風呂場にはシャワー、
ずいぶん文化的な暮らし向きになったものだ。
前の家は隙間風がひどく、冬、風呂の洗い場の寒かったこと!


しかし、不思議なことに、夢の中に出てくる生活感あふれる舞台は決まって昔の家だ。
今住んでいる家はほとんど出てこない、記憶はどんどん薄れていっているはずなのに、
逆に夢の中で鮮明によみがえるのは、決まって今はなきあばら家なのだ。
あんなボロ屋でも、真の意味で私の「ふるさと」と呼べるのは、やっぱり生まれ育ったあの古い家なんだな。


昨日も夢を見た。バス停で危うく置いてきぼりにされそうになった私はかろうじてバスに飛び乗った。
ところが右折するはずの交差点でなぜだかバスは左折してしまい、
パニくったところで目が醒めた。右折すると前住んでた町に行くはずだったのに…


昨日、故郷へ帰り損ねた夢を見た。



♪ 昨日 故郷へ帰る夢を見た
  父と母はまだ若く 昔の家もあった
  緑の中で日はかがやき
  水の流れは 春を告げていた

  私は声をかけようとしたが 声にならず
  手をさしのべようとしたが
  思うように動けず
  もしかしたらあなたは ホームシックといい
  センチな奴だと 笑ってしまうでしょうね

  父と母は笑いながら 背中を向けた
  私は淋しくて 泣いてしまった

  昨日 故郷へ帰る夢を見た



 (昨日故郷へ帰る夢を見た/詩:山木康世)








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