旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

2009北海道・秋~緑岳下見登山

2009-10-27 18:14:55 | 旅鴉の唄

15日(火)の予報は確か「晴れのち曇りのち雨…」みたいな感じの下り坂。
早い時間帯勝負やなと思い、高原温泉から暗いうちに登り始めました。この時点で
緑岳の様子・情報があまり入ってきていなかったので、日帰りで下見登山です。

第一花畑に到着した時に東の空が焼け始めました。本当はもう少し上の方で
撮影したいところですが、間に合いそうもありません。何かいい撮影ポイントは
ないものかと探しながら焦って撮ったのが上の写真、第二花畑で撮影しました。
なぜかワタスゲの小さな群落がまだ残っていて、手前にはチングルマの穂、
奥には雲海、上空は朝焼け。あわてて撮った割には面白いのが撮れました。


   


同じ構図で設定を変えて撮影したもの。たぶん露出を少しマイナス補正して
撮ったかと… こういう時デジカメだったらデータが一目瞭然なんだけど。
手前の花畑が黒くつぶれてしまいましたが、その分朝焼けがより鮮やかに。
今回滞在中ではこの朝が一番空が焼けたと思います、が…

この時すでに西の空に向かって薄い雲が連なり高曇り、太陽は姿を見せません。
黒岳や赤岳の紅葉の進み具合からすると意外でしたが、緑岳はやや遅れて
いるようで、第二花畑付近のナナカマドは五分くらい、チングルマの穂はきれいに
残っていましたが葉はまだ青々、ダケカンバもようやく色が抜け始めた程度、
見晴台から見た高原沼方面もまだ五分くらいかなあという印象でした。

あっさりあきらめ早々に下山。YHに戻ったら皆さんお出かけすっからかんでしたが、
Aさんだけがポツンとソファーで暇そうにしていたので、お誘いして二度目の
旭川トリトンへ。ついでにお隣の旭友でパンなど山用食料を購入。週間予報では
明日以降三日間天気が続くようです。日程的にもここを逃したらチャンスはないと
思い、荷物を再整備、久しぶりに山泊まり装備に換装です。


*今日カマキリの卵を見つけました。玄関のすぐ上の桟に産みつけてありました。
  例年よりもかなり高い位置、しかもここだとよほどの荒れた天気でもない限り
  風雨も当たらないでしょう。誰に教わったの?って感じ、遺伝子の力なのかな?
  この冬は寒さ厳しいのかもよ。今年のカマキリは三つあった卵の一つが
  春孵化する前にアリの襲撃を受けたりして受難が多かったけど、こうしてまた
  細々ながら子孫が受け継がれたようでホッとしました。

*大阪のHご夫妻から写真はがきが届きました。川西のRyoちゃんとの三人連れで
  9月21日に訪れた沼の平のもの。私の時はまだ青々していた沼周辺の
  ナナカマドがその後ずいぶん色づいたようです。初めて訪れた愛山渓の風景を
  かなり気に入られたようです。また来年を楽しみにしたいですね。
  美瑛のカラマツの黄葉も楽しんできてください。


 

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2009北海道・秋~稜線の草紅葉を堪能しました

2009-10-26 21:15:22 | 旅鴉の唄


さらに高度を上げ、この先は裾合平が見えなくなる寸前まで登ると、この道中で
一番見事な草紅葉群と出会えました。雲が大きく広がっていますが、
たまたま比較的いい条件で撮影することができました。旭岳山頂が見えないのが
ちょっと残念なんですが、この場合、旭岳は「おまけ」ということで納得するとして…
このセッションで一番お気に入りの一枚です。

   

ほぼ同じ位置から来た方向を振り返って。写真が小さいのでわかりづらいですが、
稜線右奥に忠別湖が見えています。この稜線右側眼下に沼の平の大きな景色が
望めますが、今回は紅葉の状態が芳しくなく、一枚も写真を撮りませんでした。
また次の機会やね。

この先砂礫帯をしばらく歩くと安足間岳。このあたりの山々は「どれがピークなの?」
って感じの、標識がないと見逃してしまいそうなのが多いんです。安足間岳で
北鎮岳方面へ向かう北海洋さんと別れました。裾合平のチングルマは
どうだったんでしょうか?その後ますます雲が多くなったからなあ。

私は永山岳経由で下山。安足間~永山を歩くのはものすごく久しぶり。大昔
永山~北鎮~黒岳と長靴で縦走した時以来10年以上ぶりかも。ここにも
草紅葉のきれいな所が何箇所かあって、三脚立てて少し粘ったりもしたけど、
やはり雲がなかなかとれなくてあきらめ下山、14:30 愛山渓にたどり着きました。

今夜は層雲峡YH泊。この秋は大型連休の関係で、シルバーウィーク中に
顔馴染みの方が多く訪れるようですが、少し休みをずらせた方が先陣を切って
到着し始めました。川西のRyoちゃんもこの日から合流です。


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2009北海道・秋~さらに稜線を登る

2009-10-25 20:17:40 | 旅鴉の唄


稜線をさらに登り、標高が高くなるにつれ、草紅葉の群落の規模がますます
大きくなりました。これだけチングルマの穂があるところをみると、夏のお花畑も
期待してよさそうですね、なんて北海洋さんと話していました。そういえば一度も
夏ここを歩いたことがないことに気がつきました。

上の方がよりいいと最初からわかっていたらもっと早くここに辿りついたんですが、
この頃急激に雲が広がり始めました。このあたりは西風が大雪山にあたって
最初に雲(ガス)ができる「雲発生元的」な場所、特に午後は決まって雲が
多くなります。


   

雲は一度でき始めると同じ場所で次々発生、渦を巻くようにして滞留、動かないので
撮影は持久戦、困難を極めます。昨日帯広で買った「ますやのパン」を
ほおばりながら北海洋さんと談笑、日が差すのを待ちます。

旭岳山頂にも雲がかかり全容が拝めなくなりましたが、それでも雲間から時々
強い光が差して陰影ある面白い写真を撮ることができました。

この頃びしょ濡れだったシャツやズボンはすっかり乾いてしまいましたが、
長靴の中はグショグショのまま、最後まで不快な状態が続いたんです。



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2009北海道・秋~当麻岳は壁

2009-10-25 19:39:42 | 旅鴉の唄

当麻岳は壁というか屏風みたいというか、薄っぺらいやせ尾根が特徴の山です。
大雪山の大きな山塊の一番端っこですが、けっこういろんな山が見えるみたいで、
上の写真奥のピークは北鎮岳です。今回は旭岳方面ばかりの撮影で、紹介できない
のが残念ですが、元来は沼の平のたくさんの湖沼群を眼下にするスケールの大きな
展望も魅力の一つです。

   

斜面の草紅葉がきれいで、その壁の感じを出そうとあれこれ写しましたが、
いいのがなくて困ったものです。何が悪かったんだろう? (もちろん腕です)


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2009北海道・秋~当麻岳稜線から旭岳方面

2009-10-24 22:14:03 | 旅鴉の唄

ずいぶん昔、初めて秋の大雪山を訪れた時に、たまたま黒岳~北鎮岳~当麻岳と
縦走することになってその雄大な景観を体感、またこの場所で初めて間近に熊と
遭遇するなど、当麻岳は私にとって個人的に思い入れの強いところなんですが、
昔話を始めるとまた長くなってしまうのでこの辺にしまして…

当麻岳中腹の当麻乗越も景観の素晴らしいところですが、もう一段標高が
高くなり、大塚&小塚、裾合平を上から見下ろすことのできる当麻岳からの眺めは
大雪山の中でもスケールの大きな展望の一つなのではないでしょうか?
しかしその割にマイナーな存在、黒岳~旭岳などの表銀座と比べると人が少なく、
静かな散策を楽しめるのも私好みです。どの登山口から歩いてもそれなりに
時間がかかる場所だし、近年、愛山渓の路線バスが廃止、黒岳からの縦走が
できなくなったこともあり、より訪れにくい場所になったかもしれません。

静かなのはいいんですが、その分熊の出没が気になる場所でもあります。
沼の平~ピウケナイ沢~裾合平間ではしばしば熊の目撃話を聞きますし、
二年前だったか、私も六の沼からの登り付近で点々と続く熊の足跡を
見たことがあります。あまり気持ちのいいものじゃないよね。

   

北海洋さんと二人、撮影しながら徐々に標高を上げていきます。大塚&小塚、
数日前の雪が消えずに残る旭岳、その横にちょこっと顔を出すトムラウシ。
ここからトムラウシが見えるの今回初めて気がつきました。ということはトムラからも
ここが見えているんだなあ。

   

十勝連峰もくっきり見えています。裾合平周辺のナナカマドは残念ながら全体に
オレンジ色です。それをごまかそうと手前に斜面の草紅葉を入れてあれこれ
写してみます。しかし、ここの草紅葉ってこんなにきれいだったったけかな…
これも今回初めて知りました。



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2009北海道・秋~3M

2009-10-23 22:07:06 | 旅鴉の唄


天気はいいのですが紅葉の状態はあまり良くなく、しかも全身びしょ濡れ。
正直もう帰ろうかなと何度思ったことかわかりません。が、せめて当麻乗越まで
行こうと自分を鼓舞し歩き続けたものの、道はドロドロ、このあたり近年一部木道が
整備されたようですが、焼け石に水?相変わらず大変な道に変わりありません。

第二展望台、さらにその先と進みますが、紅葉はもうひとつ、道は悪い、その上
全身びしょ濡れで情けなくなり、なんとか乗越までたどり着きはしましたが、
この時点で頭の中に渦巻くは「あさひ食堂の特みそラーメン」、早く降りよう!

すぐに降りる気でしたが、しばらくすると裾合方面からひと組到着、さらにもう一人、
あら~なんとMさん(=北海洋さん)ではありませんか! 

4月下旬美瑛へ。水沢ダムへ朝夕朝夕と計6回くらい撮影に行ったんですが、
その内5回くらい一緒になったのがMさん、この時初めてお会いしました。
最初はあいさつ程度でしたが、最後は撮影そっちのけでおしゃべり、
撮影や機材の情報交換です。Mさんは美瑛出身、旭川在住の写真好き、
近年までフィルムカメラEOS-1Vを使っていましたが、EOS-5Dマーク2を買ってからは
デジカメに転身したっていう私の近未来形を見るような方で、現在私を刺激し
続けている一人です。風景写真と私はあまり撮らない動物写真も多く撮られるようで、
撮影地に近い地の利を活かし、休みの度撮影にこまめに出かけられているようです。
山に登って写真も撮るとのことで、夏秋また大雪山でお会いできるかもね~って
感じで別れたんですが…

で、7月中旬、私はこの時初めて美瑛側からトムラウシに登ったんですが、
その帰り三川台からの下山路でバッタリお会いしたんです! この登山道は営林署で
鍵を借りなければ入れないこともあり、他の登山道と比べると入山者は少なく、
この日もすれ違ったのはふた組だけでしたが、その内の一人がMさんでした。
大きめのカメラザック、何かを撮影しながら(ギンザンマシコを撮ってたみたいですが)
登ってこられ、「まさかな~」と思いましたが、近づくとやっぱりMさんでした。
4月に「美瑛側から登りたいんですよ」なんて話をしていましたが、まさかここで
再開するとはね。Mさんは何度かこのルートを利用しているようでしたが、
それにしてもこんなところで普通そうそう会えるものじゃないよねえ。

そして今回、私が緑岳へ登っていたり、乗越まで登るのをあきらめていたり、
日や時間がちょっとでもずれていたら会えなかったのにね。もう一度お会いしたら
住所交換しようと思っていましたが、ここで初めてお互いの名前、住所など
を知ることができました。(以降、北海洋さんと表記します)


北海洋さんは朝一番の旭岳ロープウェイで登り、裾合平経由でここまで来て、
当麻岳~安足間岳~北鎮岳~中岳と周遊して下山するようでした。上から見る限り
裾合平付近の紅葉もあまり良くないようですが「当麻岳斜面の草紅葉がきれいかも
しれませんよ」との北海洋さんの勧めもあり、「じゃあダメ元で行ってみるか~」と
私も気分一新再び登り始めます。ここから安足間岳まで抜きつ抜かれつ、時には
並んで三脚を立てペチャクチャおしゃべりしながら、北海洋さんとのしばしの
同行二人旅が始まりました。



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2009北海道・秋~濡れて沼の平

2009-10-22 21:21:54 | 旅鴉の唄

14日(月) 3:00起床。星空、予報通り天気はいいようです。S崎さんのおにぎりを
ほおばり、身支度して4:00前に出発です。タクシードライバーはシュナイダーコース
から石狩岳へ。以前私もこのコースをピストンしたことがありましたが、
たまたまその日も秋晴れの絶好の登山日和、おそらくこの日も好条件で同じく
山頂からの雄大な眺めを楽しめたことでしょう。 

一方私は…車を運転しながらもまだ緑岳にするか愛山渓にするか迷っていました。
糠平から愛山渓ってかなりの距離だからねえ。が、結局当初の予定通り愛山渓へ。
以前長距離ダートだったことが信じられないような「完全舗装」になりましたが、
道の細さは変わらずなので、あまりスピードは出さないでね。

5:00前到着、平日ですが好天の紅葉シーズン、この時点でけっこう車が
とまっていて、登山の準備をされている方が多かった。私は5:20歩き始めました。


   


今回はけっこう天気運が良くて、たとえば車や避難小屋に戻るや否や
激しい雨が降り出した… なんてことが数回あり、ほとんど雨にはあたらなかった
んですが、唯一びしょ濡れになったのがここでした、しかもこのいい天気に…
歩き始めたものの私の先を行っていたのはまだ二組だけだったようで、
ひと組はすぐ追い抜き、もうひと組は永山岳へ向かったようで、結局私が露払い…
そう、この朝は夜露がひどくて、愛山渓~沼の平~当麻乗越しルートは
以前クマザサ狩りが行われたものの、再びブッシュが濃くなり始め、
藪こぎでずぶ濡れになったんです。ぬかるみ対策で長靴を履いていたんですが、
ズボンから水が流れ込んで長靴内もグショグショに。横着せずカッパを着れば
よかったんですが、登りが続くし、汗かくしなあと…いや~大失敗でした。


   

沼の平に6:30過ぎに到着。景色ひとり占めはいいんですが、ナナカマドの状態は
やはりあまり良くないようです。少しピークには早いこともありますが、全体に
オレンジ色、赤くない。ここの紅葉はとてもきれいなんですが、風当たりの関係か
いい時って本当に少ないんです。でもできるだけ通い続けて自分の目で
確かめるしかないからねえ。宮崎プロはここの定点観測を35年ほど続けてます。

紅葉と関係なく、山岳風景も素晴らしい場所です。早朝無風、沼に写りこんだ
山並み、富士山にも見える雪の被った旭岳の景観をお楽しみください。




   
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2009北海道・秋~タクシードライバー

2009-10-22 21:15:38 | 旅鴉の唄


YHに泊って話が盛り上がり長時間話し込んだり、翌日一緒に行動することになっても、
名前、連絡先はおろか、ましてや相手の職業はまったくわからないまま別れる…
なんてのはザラにある話です。が、彼は話し始めて早い段階で
「タクシーの運転手です」と自ら職業を紹介しました。私はタクシーの運転手さんと
YHで一緒になるのはたぶんこれが初めてでした。

近年「北海道百名山」を目標に山歩きを始めたんだそうです。なにかローカルな
百名山と聞くと一見「スケールの小さな他愛ないもの」を想像しますが、北海道版は
なかなかどうして手ごわいみたいで、カムイエクウチカウシなど日高の最深部、
沢登り&キャンプしなければいけないような山とか、夏道がなく、積雪期しか
登れない山など、かなり難易度の高い山も含まれているようです。

今日(12日)はトムラウシ温泉からの短縮登山道をピストンしてトムラウシに
登ってきたとか。百名山を目指している方はピークハント重視、多少の悪天でも
登る傾向がありますが、彼は天気が悪いと無理しないようで、予報の悪い13日は
休養&用事にあて、結局一緒にぬかびらYHに連泊することに。彼は私より少し
年上みたいですが、痛風で通院、薬を飲んでいるといいながらビールを
ガンガン飲んでいますし、またタバコも吸うようです。最後に難易度の高い山が
残っているみたいなので、「タバコやめたら…」とおせっかいな私。

「夜の部」を楽しみたい気持もあったんですが、連日の車中泊等で私もお疲れ、
二日とも「山時間」、二人とも20:30頃には床につきました。ここで無理せず休養に
努めたことで体調回復、このあとの残りも元気に歩くことができたんです。だんだん
無理は利かなくなってきているからねえ。14日(月)の予報はよく、3:00に
目覚まし時計を合わせました。同じ行動規範なのでお互い遠慮せずにね。

普段彼は深夜専門で札幌市内を流しているそうです。あとでこの話をハチマキさんに
すると「ススキノのいい店を聞いといてくれたらよかったのに!」とのお叱りを
受けましたが、彼はまだもう少しこの周辺の山を登るようだし、いずれ層雲峡YHにも
泊ることでしょう。ススキノの件はその時直接彼に聞いて下さいな。

彼と話している間、私は心の中でこの歌を何度も何度も繰り返し歌ってました。
けっして「俺は苦労人や!」と彼が言ったわけではないんやけど。



♪ やけっぱち騒ぎは のどがかれるよね
   心の中では どしゃ降りみたい
   眠っても眠っても 消えない面影は
   ハードロックの波の中に 捨てたかったのにね
 
   笑っているけど みんな本当に幸せで
   笑いながら 町の中歩いてゆくんだろうかね
   忘れてしまいたい望みを かくすために
   バカ騒ぎするのは あたしだけなんだろうかね

   タクシー・ドライバー 苦労人とみえて
   あたしの泣き顔 見て見ぬふり
   天気予報が 今夜もはずれた話と
   野球の話ばかり 何度も何度も 繰り返す


   (タクシードライバー/詩:中島みゆき)



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2009北海道・秋~パンク!!

2009-10-19 22:05:04 | 旅鴉の唄

赤岳から下山、林道を下り、快適に国道を飛ばし三国峠を越えて十勝三股へ。
この間まったく信号は無し、原野の向こうに見える東大雪の山々の眺めもよく、
R273は私の大好きなドライブルートです。

三股山荘で「畑のランチ」、久しぶりにおいしい食事を食べて生き返りました。
YHに入るのはさすがにまだ少し早いし、山岳展望が開ける山荘の裏手の高台で
お昼寝しようと車を移動させました。すると後ろから車がクラクションを鳴らしながら
ものすごい勢いで追いかけてきます。最初何事かわからず、「なんか文句でも
あるんかいな?」と高台で車を止め、窓を開けて(けげんそうな顔をして)
「なんですか!」と私。「パンクしてますよ」後続の車のお方。この道はそのまま
進むとどんどん林道の奥へ入って行くので、パンクしたまま林道へ行ってはまずいと、
わざわざ追いかけてきてくれたみたいなんです。事情が分かると一変してぺこぺこ
頭を下げてお礼を言う私…お恥ずかしい…

左後ろのタイヤがぺしゃんこ、一体いつから? 長い林道を下り、国道を快適に
飛ばし2、3台車を追い抜いて…全く気がつかなかった。そういえば銀泉台で
車中泊した初日の夜、どこからともなく小さなもの音が聞こえてきたのが
耳について気になった記憶があるけど、もしかしてあれって空気の抜ける音
だったんじゃあ… 何の音かわからず、ちょっと不気味だったんだけど、
まさかパンクしているとは思いもしなかったしね。

会員になって17年くらい経ちますが、今回初めてJAFのお世話になりました。
この間大きなトラブルがなかったんですね、幸いに。市街地から離れているので
到着まで時間を要したけど、作業を始めたらあっという間に終了です。
ただ、スペアタイヤは車を買ってから13年間つけっぱなしでひび割れがひどく、
さらに健在の残り3本のタイヤも溝はあるものの全体に劣化していて、
「このままじゃ、林道とか高速走行はやばいよ」と作業員の方。
目の前真っ暗な私、タイヤっていい値段するんだよなあ… しかも車は近々
買い替える可能性もあるので、今更設備投資するのも考えもの。
しかし、この先の安全にはかえられず、幸い明日13日の天気予報は悪いし、
迷いましたが、グルメを兼ねて帯広でタイヤを探すことにしました。

私ひとりの知恵では全国チェーンのカーショップへ行っていたでしょうが、
ぬかびらYHのS崎さんに相談したところ、安いタイヤショップを紹介してくださいました。
普段タイヤを買い替えようなんてまったく考えていないので、うっかり見過ごして
ましたが、冬タイヤと合わせ2セットタイヤを持つ北海道では、タイヤ購入の機会も
単純に我々の二倍、関心も高いみたいで、タイヤショップが充実しているようです。

できるだけ安いタイヤをとそのショップで相談したら、新古品(ひとつ前の型の
売れ残り)でよかったら、1本6000円、取り付け料等込みで税込31500円で
用意できるといわれ、古タイヤの処分費もとられず、良心的、お任せしました。
その二倍くらいの値段は最低かかると覚悟していたので、大助かりでした。
帯広駅からもほど近い「タイヤショップ・たかはし」ってお店です。皆さん、もしかしたら、
地元でタイヤ交換するよりも北海道へ渡った時に済ませた方が案外安く済むかもよ。
S崎さんおおきに! 助かりました!


*後日談ですが、ついに13年間連れ添ったCR-Vと別れる時が来ました。
  買い替え補助金、エコカー減税などの後押しもあり思い切りました。
  このタイヤはもったいないけど、それだけにより安く済んでよかったんですね。
  買い替えに際し、神奈川のNさんに情報&アドバイスをたくさんいただき
  本当に助かりました、ありがとう! Nさんも希望車にできるだけ
  希望額に近い価格で買い替えられますことをお祈りしております。


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2009北海道・秋~またね赤岳

2009-10-18 15:35:37 | 旅鴉の唄

再び東岳です。太陽が高くなって斜めからの光は入らなくなりましたが、かえって
紅葉の色づきがよくわかり、また、白いガスに青い空とのコンビネーションが映えて、
この写真の方が早朝時より面白いかもね。

ちょうどこの写真を撮っていた時、ハチマキさんに「どう、いい写真撮れてる?」と
後ろから話しかけられました。このあと黒岳まで縦走されたようです。
今日は土曜日、紅葉と休日、天気がリンクしてたくさんの登山者が登ってこられ、
多くの知人とすれ違います。長之助夫妻、うさぎ狩り名人T、宮崎プロ、
黒岳パトロール員、そして地元セミプロOさんなどなど、止まっては挨拶、
情報交換などして立ち話、ゆっくり下山です。


   


この時点ですでにゾロゾロ登山者が歩いていますが、ちょうど人が途切れたので、
もう一度コマクサ平から赤岳全景を撮影。登山道入れたこの構図はめったに
撮らないんだけど、当日の雪の状況などはよくわかるかも。この右手に烏帽子岳や
黒岳が見えています。この旅で赤岳はこれが最後、また次の夏か秋に!


   
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