【アオノツガザクラの大群落~大雪山北海岳にて/2014.07.16 撮影】
【ポン沼のほとりに咲く~大雪山系小化雲岳にて/2014.07.21 撮影】
2014年度作品集その4
北海岳直下に大きな花の群落があった。アオノツガザクラとチングルマのコラボレーションだが、
特にアオノツガザクラの密度がものすごい。これが赤紫色のエゾツガザクラであったなら、
もっとインパクトのある色彩だったかもしれない。
背景は、左から凌雲岳、桂月岳、黒岳等の表大雪の山で、さらにその奥に北大雪の山々が見える。
花の過渡期であった化雲岳から足を延ばして、小化雲岳(ぽんかうんだけ)を越えて
ポン沼までやってきた。沼の周りにチングルマ、エゾコザクラなどの花が密集していてきれいだった。
背景残雪の山が大雪山(表大雪)で、ピークが白雲岳、その右下に緑岳、なだらかな稜線が高根ヶ原で、
中央黒っぽいピークが忠別岳である。
小樽市に入ったとたん、土砂降りの雨に見舞われたので驚いた。
魚真(うおまさ)にも歩いて行けそうもないなと、一瞬あきらめた。車で乗り付けて、お酒を飲むのを控えるかと
考えたりもした。
幸い、港に着く頃に雨は上がって、いつものようにエッチラオッチラ、歩いて店に行くことができた。
魚真にぎり。これに土瓶蒸しがサービスでつく。
魚真焼き・ミニ。
お腹いっぱいになった。
車に戻ったら、また空が真っ暗になり、雨がぱらつき始めた。いいタイミングだったなと思ったら、
雲間からきれいな満月が顔を覗かせた。月が欠け、また再び満ちる頃、私もまた旅の空の下に戻るだろう。
バイクも車もメチャ多い。シーズン真っ最中、フェリーは混雑必至。
「はまなす」が入港。君は燃えずに、無事私を灼熱の関西へ連れ帰ってくれるよねえ?
もうずいぶん前の出来事だった気がする。フェリーを降りたあと、この旅最初の宿泊地が北竜の道の駅だった。
ひまわり畑のことは念頭になかったが、平日で空いていそうだったので立ち寄ってみた。
ひまわりは7,8分咲きくらいか。来週以降が見頃と思われる。
今回の長い旅、「山編」では、美瑛の宿「山荘ゆずりは」さんをベースにさせてもらい、出たり入ったりした。
宿に居座り続けたら快適なのはわかっていても、それでは「車中泊スタイル」を基本にしているとは
とても言えなくなるので、極力遠征して、車やテントなどの宿泊も多くしたつもりだ。
車上あらしが怖いので、荷物の一部や写真のデータを預かってもらったのも心強かった。
炎天下の駐車で、食料品など傷むものもでてくるし、この手のものを宿に置いていくこともあった。
ただ、いつも手元にあるものがなくて、失敗したこともあった。まさか使わないだろうと、宿に預けたもので
必要となるものがでてきたのだ。天気予報が急によくなって、急きょ山に入ることになった日もあった。
基本、すべての荷物を持ち出せば間違いないのだが、荷物が減った分、車中泊が楽だったりもしたので、
どちらがいいかは難しい判断だ。
また、お母さん不在で、食事の提供ができない日もあったが、これが本来の車中泊スタイルの食生活なので、
かえってよかったとしておきたい。連日コープのお弁当が続き、さすがに少々あきてしまったのと、野菜不足が
気になったので、牛乳とか野菜ジュースを買ってきて、積極的に飲むようには心がけた。
そんなときに北海洋さんから助け舟が出て、野菜をふんだんに使った手料理をご馳走になったので
本当にありがたかった。改めて感謝したい。
最後の夕食、メインディッシュが並ぶ前に食べ始めたので…
朝食は珍しく、和食バージョン。お腹いっぱい。
そんなわけで、お母さんが復帰されてからは、毎度食事を作っていただいた。今の私には少々過分ではあるが、
体をこわしては元も子もない、ボリュームたっぷりの食事をパワーに変えたい。
開店前から人が並び始めていて、すでにヒートアップしていたトリトン旭神店。
割とひっそりとしていた本家・北見とは、ちょっと対照的だ。夏休みのためか子供連れも目立ち、
ボックス席はすぐにいっぱいになった。
「生いわし」をもう少し食べておきたいと思った。「夏の三種盛り」にも生いわしが含まれていて、
これも頼んでしまった。「地物しゃこ」もとてもおいしかった。高めの色のお皿が多かったので、
今日は汁物を割愛した。
財布の中身と相談しながら飲み食いするのは嫌な話だが、これもできるだけ長く続けるための
辛抱、楽しみは次回にとっておく。
この日はすでに朝から雲が多め、山に入る気が失せ、結局、毎度おなじみの帯広方面への
グルメ旅となってしまった。帯広は晴れ間も多く、とても蒸し暑かった。山から離れていたので
詳しくはわからないけど、山の方面にはずっと雲があったようなので、この判断も正しかったと
しておくしかない。
今回は行くつもりのなかった「柳月スイートピアガーデン」での「切れ端行列」に、またも並んでしまうハメに。
プレーン味、約1キロ入りで 500円。前は確か470円くらいだと思ったんだけど…値上げしたのか?
自宅向けの土産にはこれが一番! おかあちゃん、喜んでくれるかな。
『どらパンケ』 130円、『夏のコーヒーゼリーシュー』 135円(いずれも税込み、要冷蔵) をお店でいただく。
メガドンキホーテで買い物のあと、「いっぴん」で豚丼 842円。これもちょっと値段が上がった気がする。
天気がよければ、すべて省略されていた行事なので、喜んでいいのかどうか、微妙なところ。
もう少し足を伸ばして、北見のトリトンでお昼を食べた。ここにはもしかしたらさんまが…と考えたが
それは甘く、やはり「生いわし」ののぼりがはためいていた。
さっそくおすすめの「生いわし」(写真手前)を食す。これがいわし独特の臭みはまったくなく、脂が乗っていて
うまかった! よほどネタが新鮮なのだろう。ともかく、いわしだろうとさんまだろうと、「食べられるときに
食べておく」。近い将来、後悔をなるべく少なくするためにも。
珍しい「おひょうのアラ汁」があったので食べてみた。脂が少なめで、さっぱりした仕上がりだった。
置戸町って、観光的にはマイナーな町だと思うんだけど、なにかいい財源もっているのか?
○○センターみたいな立派な施設が町中にたくさんあるのが目に付いた。町の規模からして、
明らかに過剰ではないかと私には思えたのだが… 逆に、これがすべてうまく稼動しているのなら、
住民にとっては、とても住みよい町かもしれない。
図書館もそうした施設のひとつで、木をふんだんに使った大きな建物だ。
薪ストーブのある図書館って、全国にそうあるものじゃあないよね?
新聞の全国紙も数誌あったし、蔵書もそろっているようだ。私にとっては、わざわざ寄らなければならない
町だが、ここに来ると、間違いなく長時間のんびり過ごすことができるだろう。
置戸町には、過去一度も来たことがないと思っていたら、市街地に入る直前に見覚えのある交差点が
あって、大昔、立ち寄ったことがあるのを思い出した。その頃はまだ列車が走っていた。
図書館の開館時間まで間があったので、駅跡の建物に行ってみた。駅裏にあった鉄道関連のモニュメント。
私にはあまり感慨がないが、鉄道ファンには「萌える」代物なのか?
たまたま本日が「プレミアム商品券」の発行日で、受付にいた方が、「二階に絵が展示してますのでどうぞ」と
言ってくれたので、時間つぶしに幸いとばかり鑑賞させていただいた。私は絵を見ても、まるでよしあしがわからないのだが。
美術関連の本が読めるようになっていたので、数冊目を通した。『日本の美・女優/篠山紀信』。
じゃあ、写真がわかるかというと、これまたよくわかんない。これだけの被写体を私の前に献上してくれたら、
同じようなのが私にだって写せるはずだ…と、またまた日記には書いておこう。
『日本の心・アルプス讃歌/白旗史朗』 しかも、山の写真を撮るからといって、山岳写真の審美眼が私に
あるわけでない。ただ、こうした尖峰と真冬に対峙できることが、私にとっては神がかりなことなのだ。
早朝、層雲峡の駐車場から、中央奥の黒岳を見上げている。手前の白いのはガス(霧)で、実際は上空
快晴に近い青空である。
このいい天気に山登りを中止するなんて…とまだ迷っていた。予報では寒気の影響で大気の状態が不安定、
昼前から「雷雨、突風、ひょうなどに注意」とあった。もとより不安定な空模様はわかっていたので、テントは避けて、
早立ちして小屋に逃げ込む作戦だった。おそらく、実行していたら、雨に打たれる前に小屋に入れていた
可能性が高かったであろうが、「天気が荒れると、みな小屋に逃げ込んできて、混雑するだろうな」などと
グチグチ考えると嫌になってきて、いっそやめにしようとなった。
短期間の日程なら、間違いなく登っていただろうし、また、パソコンを持っておらず、昨夜テレビの天気予報だけ
チェックしただけなら、実行に移していたかもしれない。これで、山専門の天気予報サイトと契約すれば、もっと
詳細な情報が手に入るわけだが、ますます行動することをためらうことが増えるかもしれない。
私の場合は、なんだかんだと難癖つけて、きつい、しんどいことから逃れようとしているフシがあるので始末に悪い。
来たくても来れない人も多い、その方々のことを考えたら、少々つらいことは我慢して登れ! と、他力本願で
ハッパをかけなければ、重いお尻が上がらないので困る。
車のヘリカルアンテナに赤とんぼがとまっていた。サンルーフ越しに撮影。
今年の秋は早い気がする。
北見の帰り、「塩別つるつる温泉」に何年かぶりに寄ってみた。玄関などがリニューアルされて、
見違えるほどオシャレなたたずまいに変身していた。脱衣所などにも手が入れられていたが、
風呂場自体は以前と変わっていないようだ。すべすべの泉質がよく、ポカポカとあたたまり、
風呂上り、いつまでも汗が引かなくて困るくらいだ。
石北峠の手前で、前が見えないくらいの土砂降りになった。ラジオに雑音が入るので、雷も鳴っていた
ようだ。層雲峡側に来ると雨が降った形跡はなく、路面は乾いていた。しかし、山には真っ黒い雲が
かかっていたので、やはり、今日は登山を中止してよかったとしておきたい。