山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

池が主役の新宮祭

2013-07-22 22:05:39 | 歴史・文化財
 山の頂上に池がある不可思議なたたずまいのある春野町新宮池。
 ここの祭りが素晴らしいと聞いて一昨日の夕方に駆けつけた。
 神社前にはすでに提灯を掲げた船が待機していた。

                          
 山の上だから川はもちろん存在しない。
 池の底から湧き水があるという。
 伝説では諏訪湖から繋がっているという。

                
 神事が終わるとお囃子がなり、客を乗せた船が出航する。
 だんだん暗くなるとクライマックスとなる。
 提灯の灯りが池の面でユラユラする。
 打ち上げ花火も空に池に躍動を映し出す。

    
 池の上を走る花火も見所だ。
 こじんまりした村びとの心づくしが伝わってくる。
 三島から駆けつけた人が「ここの祭りは素晴らしい」としばし見入っている。

 はでな都会の祭りとは明らかに違うが、参加していて心に潤いを与えてくれるのが、ここの祭りだ。
 平日はほとんど人と出会わない。
 しかしさびれているとは感じない静寂さが心を凛と打つ。
コメント
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