山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ブルーベリーとスイカと

2017-08-07 19:07:41 | 農作業・野菜
 台風に翻弄されているここ一週間。
 きょうも畑作業ができないので、昨日収穫したブルーベリーの選果を半日かけて行う。
 まだ熟していない実やつぶれた実や小さな軸・葉などを除去していく。
 要するにすべての実を検査するわけだ。
 ブルーベリー農家の大変さを身をもって痛感する。

                          
 除去したゴミの一部が動き出したのでよーく見たら「ミノムシ」だった。
 ミノムシはブルーベリーの葉が好きなようだが害虫というほどの被害は与えないようだ。
 そう言えば、ミノムシ蛾のメスは一生蓑の中で過ごすという。
 しかも、体はイモムシ型のまま翅も足もない。

 こういう一生は、子どもと家族のために生きてきた明治生まれのわが母親を想う。
 が、子どもに翻弄されてきた母は幸せだったとはとても思えない。
 その教訓から、オイラのいまの暮しと生き方があるように思える。
 生きるとはいのちのリレーに違いないが、どういうバトンを受けとめるかだ。

      
 昨日、近所のお婆さんからドッチボールくらいのスイカをいただいた。
 というのも、郵便局に行くためにバスを待っていた彼女を車で送ったからでもある。
 彼女は路上でバスを待っていたが、日曜・平日も彼女はよくわかっていない状態だったので、いつバスが来るか保証はない。
 なにしろ、バスは一日に一本あるかどうかなのだ。

 心配だったので夕方家に寄ったら無事帰宅していたので一安心。
 帰りは知り合いのタクシーに頼んだらしい。
 というわけで、そのとき自前のスイカをいただいた。
 ソフトボールくらいの大きさしかできなかったオイラの負けだ!?

 超高齢社会を迎える過疎はもとより、日本の未来を垣間見た日でもあった。
 
コメント
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