山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

アダンソンさんへ献名した蜘蛛

2024-01-24 22:09:57 | 生き物

 夕飯を食べて一服していた時のこと、いつものことだが目の前に小さな蜘蛛がいた。以前何回か見たことがある気もしたがとりあえずデジカメで撮ってみる。しかし、いつものように名前がわからず難航する。おそらく、ハエトリグモらしいことに落ち着く。とは言っても、この仲間は日本に100種類以上もいて、姿も色も模様も多様であり、雄雌の違いもえらく違う。その中で、家蜘蛛の「アダンソンハエトリ」が一番似ていることにまずは落ち着く。名前の由来に注目した。

 命名の由来は、フランス人博物学者のミシェル・アダンソン(1727-1806)さんの業績をたたえて、フランスの昆虫学会の創立者の一人、ビクトル・オードワン(1797-1841)さんが献名した蜘蛛だという。アダンソンさんは、博物学全書全10巻をまとめようとしたり、植物分類法を提案したりしたが事実上不発に終わったが、その地道な研究にリスペクトしたというわけだ。オードワンさんが偉い。

 この蜘蛛は、二つの大きな眼で相手のハエやダニ等を捕らえて、短足ながら身軽なジャンプをして捕捉するという益虫・ジャンピングスパイダーでもある。

 

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