夜の翼

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dBpoweramp Music Converter(その1)

2022-09-03 04:44:44 | オーディオ

〇Exact Audio CopyからdBpoweramp Music Converterへ

 

考えてみれば、音楽ファイル再生に初めて触れたのは、今はなきDDIポケットのポイントで手に入れたDAP東芝MEA211ASだと思う。

内蔵メモリーが32MB+SDカードスロット、対応フォーマットがmp3とAAC、単4電池1本で駆動するという古色蒼然たる仕様であるが、64MB(単位誤りではありません)のSDカードが1万円もした時代にそのSDカードを手に入れ、内蔵メモリーと合わせて96MBのDAPとして使っていた。

当時はMP3の権利問題がいろいろとあって、MP3に変換するエンコーダーが有料のソフトしかなかったのでACCを使っていたが、128kbpsのAACの音の良さに驚いたのも遠い昔。

ただ、何せメモリーが96MBしかなかったので、128kbpsのAACだと20曲ぐらいしか収まらなかったが。

このときにCDをAACに変換していたソフトをよく覚えていない。

このDAPに付属のソフトだったか、それとも他のソフトだったか。

 

その後、iTunesがWindows対応となったのをきっかけに、クリックホイールのiPodを手に入れ愛用していた。

iTunesを使えるようになったので、手持ちのCDをせっせとAACでライブラリー化していた。

iTunesがいつの間にかmp3変換にも対応した以降は、汎用性の高いmp3にしている。

このmp3ファイルは専らカーオーディオ用。

その後DAPを所有したことはなく、スマホで音楽を聴いていた。

 

ポータブル用が音楽ファイル再生の初めだったが、本格的なホームオーディオ、デスクトップ用としてはUSB DACを待たなくてはいけなかった。

初めてのUSB DACはフォステクスのHP-A3。

PCM96kHz/24bitまで対応していたが、ハイレゾが普及する以前だったので、こちらも専らCDリッピング音源。

CDをリッピングするのにリッピングソフトというものが必要だが、ずっとExact Audio Copyというフリーソフトを使ってきた。

変換できるのは基本的にwavのみ。mp3に変換するには別途外部エンコーダーが必要だった。

圧縮音源に変換するはiTunesを引き続き使用。

flacはまだそれほどメジャーではなく、このソフトもflacには対応していなかったのでひたすらwav。

CD情報の入力は、ある程度インターネットのデータベースに頼ることはできたが、マイナーな音楽ばかり聴いているせいか、データベースにヒットしないこともあり、ちまちま曲名を手打ちしたことのしばしば。

その名のどおりデータベースにCRCデータが登録してあれば、自分のリッピングデータが完璧に行われたどうかチェックしてくれる機能が売りだったが、CRCデータは曲名のデータベース以上に登録が少なく、お世話になったことはほとんどない。

再生ソフトにこれまた無料のwave file playerというのを使っていたので、Exact Audio Copyでリッピングしてwave file playerで聴くというスタイルを、JPLAYを使い始めるまで続けていた。

 

そして、JPLAYを使うようになったものの、wavにはタグが付けられない。

アルバムのアートワークこそ、wavファイルが入っているフォルダーに「Folder.jpg」という名前でアートワークの画像を一緒に入れておけば表示されるので、画面がブランクにはならなくなったが、TwonkyがインストールしてあるSoundgenicになると、まあ自動仕分けがまともにいくはずがない。

まあそれも仕方ないなと思っていた。

無圧縮でCD音源をファイル化することが目的だったからだ。

 

ところで、dBpoweramp Music Converterという有料のド定番リッピングソフトがあるのは当然知っていた。

機能的に特に必要性を感じていなかったのだが、可逆圧縮であるflacで圧縮しないで無圧縮でファイル化できることを最近知った。

もちろんdBpowerampでは、そういう設定ができる。

ご存じのとおり、flacにはタグをしっかり付けることができる。

dBpowerampはDSDファイルの変換にも対応していて、例えばDSD形式のファイルを買っておいて、flacに変換するということも可能だ。

 

PCオーディオを始めてようやくハイレゾを聴く環境が整いつつあるが、そこでどの形式のファイルを買うかということになってくると、PCM系はflac形式で提供されることが多い。

ある程度見栄えよく管理するライブラリーソフトとしてはこれまでiTunesを使ってきたわけだが、この際CDリンッピングファイルを含めて、flac形式にまとめてしまって、タグ管理をしたくなってきた。

 

リッピングを行うドライブとリッピングソフトでは音は変わらないとは思っていたが、リッピング用の外付けドライブとしてパイオニアのBDR-S11J-XをラトックのドライブケースRP-EC5-U3AI(JS PC Audioチューン済)も導入した。

それまではPC内蔵のドライブ(プレクスターを使っていた時期もあったな)を使っていたので、以前はリッピングにこのドライブは使っていない。

このドライブとdBpowerampとの組み合わせでCDをflacでリッピングし直しということにはなるが、ハイレゾ環境が整いつつある今だからこそ、リッピングソフトも脱フリーソフトをしておこうと思う。

 

dBpowerampは、CDリッピングだけでなく、ファイル変換、タグ付けと多機能に使えるのでこの際導入しておきたい。

 

ああ、ついにEACとも(ついでにiTunesとも)お別れか。

ハイレゾ環境環境がようやく整うことで、自分のPCオーディオの第2章の始まりになりそうな気がする。



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