昭和３０年代には全然懐かしさを感じない私です
（なんたって生まれてないもんね・・・）
「ＡＬＷＡＹＳ 三丁目の夕日」を見ても「そっかーそういう時代か」と
思うだけで。
なんせ私が住んでいた場所には駄菓子屋もなければ電車の線路も
なく、かといって田畑もない新興住宅地
文化住宅もちゃぶ台も何かもが「よその出来事」なのね。
だから、映画やドラマで「昭和３０年代」に郷愁を感じ、
「あの頃はよかった」と思える人達がうらやましいっていうか？
それでＢＳ２で土曜日にやっていた
「日めくりタイムトラベル昭和４８年」
を見ました
これを見たら少し懐かしさとか感慨とか出て来るのかな・・・と
思って
この番組はその年生まれの人達をゲストに月ごとに何があったか・・と
振り返っていく番組で３時間ぶっつづけ・・・ちょっと疲れました
昭和４８年といえば、私は小学校３年生くらい・・・
そりゃあ沢山のものが記憶に残っているわけで
きっと懐かしいだろうと思ったら・・・それがそうでもなかったのでがっかり
昭和４８年の大きな出来事として上げられたものを列挙しますと
下の３つ。
東京都のゴミ戦争
ゴメン・・・全然記憶なし。
そりゃあそうです・・だって東京に住んでないもん。
今やウオーターフロントで若い人達が一杯住んでいる江東区が
その昔、ゴミ置き場にされて東京都と激しいバトルを繰り返した
なんて・・・・
知りませんでした
はえ取りリボン（これは知ってますっ
）が真っ黒になったとかーー
においがすごかったとかーー 言われて見て「へーー」ってなもん。
よく伝染病が発生しなかったもんだよね
まあ・・そういうゴミ問題に付随して工場からダイオキシンが
垂れ流しにされて魚が死んだとか・・（これはかすかに記憶が。
当時、魚は危ないから食べないでと言われてました）
でも、田舎の仙台ではゴミ問題もダイオキシンも光化学スモッグも
遠いどこかの出来事
友達は「酸性雨が降るから雨が降ったら絶対に傘をささないとダメ」って
言ってたけど、実感がなくてねーー
オイルショックに伴うトイレットペーパー買いだめ
これも大阪のあるお家が「中東戦争＝石油がない＝紙がない」と
早合点してトイレットペーパーを買いだめした事に始まり、
噂が噂を呼んで主婦がお店に殺到したというお話
１５００個あったトイレットペーパーがあっという間に売り切れたって。
東京に飛び火してこちらでもパニックに・・・・
でも、仙台はそんな事なかったと思います
（まだちり紙を使ってたかも・・水洗トイレの普及率が悪かったのね）
私はこの頃、「別冊少女マーガレット」などを定期購読していましたが
漫画の中で「紙不足なので１ページも無駄に出来ない」みたいな話が出て
来たのは記憶にあるけど実感としては・・・
今やオイルショックを上回る原油高でガソリンから大豆まで、ありと
あらゆるものが値上げになるのにパニックにならないわね
危機管理がないのかしら？今の方が。
当時は戦争による物資不足を経験して来た人が多かったから、一層
敏感になっていたんでしょうね。
巨人優勝・・江夏惨敗 ＡＮＤ 江川卓投手の怪物ぶり
これまた野球に興味がなくてーー
いやーーでも、あの当時は男の子は誰も彼も「野球好き」でした
うちの父も暇さえあれば野球を見ていたし？
でも私は全然興味がなかったので記憶にない。
でもなぜか江川卓という名前は覚えているんです
随分と態度の大きい人だなあ・・・という印象だけですが。
「巨人にしか行く気なし」とかいってドラフトで大騒ぎした人でしょう？
野球に興味のない女の子の記憶に残るくらいだから・・やっぱりすごい
かも
今は随分性格が丸くなりましたよね・・・江川さん
フィンガー５デビュー物語
この年のオリコンチャートでは
天地真理の「若葉のささやき」やチューリップの「心の旅」などが
ランクインしてました
で、この年デビューしたのが「元祖・沖縄ミュージック」の
フィンガー５です。
彼らが上京した頃はまだパスポートが必要で・・そうそう、沖縄は
日本じゃなかったのよねーーと・・そこらへんは感慨深いっていうか？
今でこそ「沖縄出身で米軍キャンプを回っていた子供のミュージシャン」
という事実が出てきていますが、当時は全くそういう事には
触れられてなかったです
あの兄弟、５人っていうのは当時としても「兄弟多いね」って感じ
でしたけど、顔つきが沖縄っぽくなかったせいか・・・
ルネ・シマールとかアグネス・チャンとか色々外国から芸能人が
来ていた関係もあってそれほど「沖縄」ってのが売りにはなっていなかった
と思うんです
「個人授業」を初めて友達の家で聞いて「すごいっ」って思って
あとは彼らが出る歌番組を片っ端から見ていた記憶が。
晃君のトンボめがねは布施明の真似だったんですね
晃君と妙子ちゃんが逃げ出そうとするとお菓子とものさしが出てきて
お兄ちゃんにガンガンやられていたとか。
フィンガー５のファッションも憧れのひとつでした
今、「学園天国」などがリバイバルされて・・ちょっと嬉しい
「元祖」を知っているってのは自分の子に対して強気に出られる？
で、現在、長男の一夫さんだけが沖縄に残ってお墓を守り、
あとはみーんな本土に
政夫さんの経営する沖縄風パブに行ってみたいーー
なーんか楽しそうじゃないですか？
晃君もＴ.AKIRAとしてライブハウスを中心に音楽活動をしています。
晃版「学園天国」を演奏してましたが楽しかったです。
要するに・・・・当時小学生だった身には、環境問題も政治も
スポーツも無縁で、ひたすら「芸能界」にハマっていたって事ですね。
今の姫ちゃんを叱れない・・・かも
それと・・・もう一つ「懐かしい」と思うことがありました
上野動物園のパンダ
見に行きましたよーー そうそう３年くらいの時でした。
上野動物園で長蛇の列を作って一瞬だけ見る事が出来たの。
あれはしっかり脳裏に焼きついています。
当時仙台から上野までは特急「ひばり」で４時間もかかっていたんですね。
ひゃーーっ 東京はやっぱり遠かった・・・・・
３輪のトラックやちゃぶ台や出来かけの東京タワーに
郷愁を感じる昭和３０年代・・・・
なら、昭和４０年代から５０年代にかけてはまさに電化製品と
子供向けドラマ＆アニメ、これ一色ですね
テレビが白黒からカラーになっていき、ズバコンなる・・今でいう
所のリモコン（でもつけたり消したりしか出来なかったの）が出てきたり
チャンネルからボタンに・・画面が大きくなっていったり・・・
洗濯機が２槽式から全自動に、炊飯器がテフロン加工になって
ご飯がくさらないように・・・瞬間湯沸かし器が出来て冬もお湯が使える。
ステレオとテープレコーダーの新作が出る度に興奮したあの頃。
「ケンちゃんチャコちゃん」に始まる子供向けドラマの大躍進
私達はドリフターズやアニメに夢中になって・・テレビに育てられた
ようなものなんですね。
そういう意味ではちょっと寂しい一面もあるかもしれません。
もうさっぱりわかりません
・・・もうね・・・何ていうか・・・思い通りにならないとすぐに
正直私は福田総理が嫌いです
