今日の新聞の番組欄を見て笑いました。
「真矢みき聞き逃し婚」って・・・
「プロポーズの言葉、聞き逃したんですよ。メニュー見てて。耳元で
きつい冗談がきたなーーって」っていうああの発言ですね
「彼氏はマンタ」の次は「聞き逃し婚」・・さすがヅカ一のコメディエンヌ
TOMORROW
西山室市役所勤務の森山航平は元医師。事情があって8年前に
辞めている。
市民病院は30億の赤字を抱えているので再生の為に脳外科医の
遠藤紗綾を呼び寄せる。
救急車で運ばれてきた妊婦が医師不足の為、出産を断られ
途方にくれているところに爆発事故が起こり、それに巻き込まれ
急遽出産とオペを同時に行わなければならない。
看護師の田中愛子は思い余って患者の気道確保の為に喉に
メスを入れて遠藤に叱られるが、「俺がやりました」と航平がいい、
そこから手術が始まる。
いやーー面白いっていうか・・・ 悪いけど「コード・ブルー」より
よっぽど安心してみていられるというか。やっぱり役者がしっかりしている
事は重要なのね (当たり前なんですけど)
竹野内豊&菅野美穂の息もぴったり。そこにのほほん岸辺一徳さんに
気の強い緒川たまき・・いいメンバーじゃないですか?
正直言って、今時ドクター・ヘリを飛ばしている場合じゃないのよね。
地方の市民病院が医師不足でどんどん閉鎖に追い込まれている現状を
見れば、ヘリより医師の確保。それも産婦人科・小児科・外科の医師が
必要なんですよ
産婦人科医不足の要因 → 福島で起きた医療事故の責任を
医師が被って有罪になってしまったので、医師会が猛反発。
「出産は成功して当たり前」風潮が怖くて産婦人科を目指す医師が少なく
なった。出産を取り扱うより不妊治療の方が儲かる。
小児科医不足の要因 → 診療点数が低いので何人の患者を見ても
儲けにならず、しかも24時間体制をとり、薬を出すのも面倒くさい。
(大人の薬は錠剤を一個で済むけど、子供の場合はシロップを使ったり
細かく計算して粉にしないと駄目だったりと手間がかかる)
外科医の不足 → その昔はドクターの花形といえば外科医。
看護師の花形といえばオペ室勤務だったのですが、とにかく忙しすぎて
倒れるケースが多い。診療点数の低下で儲けにならない。
耳鼻科や眼科・・・美容整形か歯科を目指す方がいいと考える医学生が
多い。
厚生省が「医師は余っている」として減らし続けてきた。
というような理由でここの市民病院も出産は受け付けない。
で、妊娠9ヶ月で検診経験なしの妊婦に対して「妊娠した時から
手を打たないからこうなる。うちの病院では出産は扱いません」と
きっぱり言われてしまうんですよね。
これは現実にある事で、最もひどいのは横浜なんだそうで
妊娠したらすぐに病院とベッドの確保をしないと産めない・・・らしい
かくいう私も上の二人と違ってヨンジュナ妊娠時は「出産をやめました」
と産婦人科に言われて途方に暮れました。
高齢出産という事で市立病院に入院出来ましたが、出産後3日で退院
させられて・・・(満床なんです。いつも・・・ベッドが足りないの)
遠藤先生の「これからは儲けになるがん患者や心臓手術を請負い
産婦人科・小児科は閉鎖し、セレブ病院として生まれ変わらせる」
という発言も妙にリアルでした
というのも、私が昔勤めていた病院の理事長がすっかり同じ発言を
したからです。
「20歳から60歳までのガンか心臓手術だけの患者がいればいい」って。
(人間ドックも儲かるかな?)
子供とお年寄りは邪魔なのね・・・(でもこの両者がもっとも病気になる
確率は高いのにね)
菅野さん演じる田中愛子はちょっと攻撃的すぎるというか、あんな
ナースがいたらさっさとクビにされそうですが、ああいう熱血看護師と
鬱な元医者の対比が面白いんでしょうね。
8年もブランクがある医者があんなにさらさらとオペが出来るわけないと
思うんだけど、あの迫力はすごかったです
来週も絶対みよっと。