ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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官僚たちの夏

2009-07-06 09:22:47 | ドラマ・ワイドショー

 石原裕次郎23回忌に5万人が集まったそうですね

お焼香するのに5時間待ち・・・・あまりにもすごすぎるっ!!

ファンのパワーってありがたいよね

 朝青龍が離婚したそうなんですが、私的にはむしろまだ離婚して

いなかったのか?って感じです

稽古サボってあれやこれや手を出すうに弱くなり、妻とも別れて運気が

下降線をたどっているような気がします。

ファンタのCMは結構面白いから引退後はこの路線ですか

 

 官僚たちの夏 

 

 昭和30年、通産省の風越は「国民車構想」を打ち出し、国民が

  安くて速くて安全な国産車を持てる事が発展のために必要と考えた。

 しかし、政府はアメリカに遠慮して乗り気にならない。

 アケボノ自動車は初の国産車で100キロを記録するが、アメリカに

  馬鹿にされ、社長は過労の為に亡くなる。

 

 どこかのサイトで「プロジェクトX+三丁目の夕日」と書かれていましたが

  まさに言い得て妙 作り手のノスタルジーが丸見え作品です。

  でも役者が揃っていいので、ただ単にノスタルジックに見えるという

  よりあの当時、日本の発展を強く願った人達の情熱を感じました。

 

 私は昭和39年生まれなので、30年と言う年についてはよく知りません。

  進駐軍がまだいたんですね

  都内といえども道が舗装されていない・・・仙台なんか山しかなかった

  んじゃない?

   紙芝居屋さん、テレビでしか見たことないの。40年代の仙台では

  みかけなかったかも。

   街頭テレビ、かすかに記憶はあるけど・・・・

   三角トラック、あったあった、見た事あります

   電気炊飯器、我が家はずっとガスだったんですけど・・・・でも40年代には

    テフロン加工になって御飯が長持ちするようになったと記憶してます。

   洗濯機、あの絞るタイプの脱水器は小さい頃、一度見ましたが、

    40年代には2層式になってましたよね

 

 なので懐かしさを感じる事は出来なかったのですが、ただ、敗戦を

  受けて、国民の多くが自信喪失し、一日も早く復興し豊かになりたい

  と思う情熱はとても理解できました。

  むしろ羨ましくて泣いちゃったくらい

  だって・・・何もないからこそ「夢」を見る事が出来た時代でしょう?

  頑張って頑張って、そしたらきっと実現出来る。日本人の誇りを

  取り戻そう アメリカに負けるもんか みたいな意地

  今やすっかり落ち込んでいる日本のお父さん達に、もう一度夢を

  見てほしい、何か道を模索してほしいと思って作っているんでしょうね。

 

 だけど、結局、それって「男たちの夢」でしかないっていうか

  昭和30年代に急激に進んだ「企業戦士」「専業主婦化」

  企業が家族を取り込んで、「妻」「母」を24時間体制で夫と父を支え、

  次世代を産む役割に固定化

  結果、お父さん達は「家庭」より「仕事」を優先し、子供達に威圧的に

  なり、お母さんは不平不満を言うことも出来ず耐えるだけの30年。

  それを見てきた子供達は「仕事なんかしない」「結婚なんかしない」と

  言いだしたわけだー

 

 発展と引き換えにしたものはあまり大きかったということ。

  昭和30年代の急激な男の夢構想と実現が、半世紀後に

  「非婚化」「少子化」→民族滅亡の危機をもたらすなんて思わなかった

  でしょうね。

  無論、当時、この作品を書いた城山さんはそんな事を考えた筈は

  ないけど、現代の作り手はそのあたりもきちんと自覚してほしいです。

 

 だって・・すごすぎるもん。風越さんの働き方。

   仕事の為に3日も家に帰らず。でも本人は気付かない。

   定時に上がる部下に「そんなに欧米風がいいならアメリカにいくか?」

   とさりげなく左遷を示唆(当時、海外行きは左遷?)

   俺たちは見返りがが欲しくて仕事をしているんじゃない

 

 今や「車」と言えば日本車なんですけど、当時はアメリカ車だったのね。

  「一家に一台車を持つ」+冷蔵庫・電気炊飯器・洗濯機・テレビ・・・

  とにかく物質的な豊かさを追求して突き進んだわけです。

  「国民車が成功すれば、それに付随する下請け企業が儲かる」という

  発想は間違ってないけど、まさか半世紀後に共倒れしちゃうとは

  思わないよな 

  まして下請け系がみんな人件費の安い海外に移転しちゃって、製造業に

  携われない国民が沢山でるなんて。

  思えば誤算だらけの半世紀。

  徹底した合理化と精神論の究極の世界が今だとすると、やっぱり何か

  間違っていたような気がしますね。

 

 キャストも豪華です 佐藤浩市・・・こういう役をやらせたら

  ピカイチですね 堺雅人君も最高

  加藤虎之介君も若手で頑張ってる 

  国広富之様、偉い役になってたーー

  そしてこの手のドラマには外せない北大路欣也

  あの時代の熱さには押され気味になりますが・・・みましょう。

  

 

コメント (2)
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