皇室のあり方に関連してお尋ねをさせて頂きたいと思います。
殿下は昭和60年、英国ご修学を終えられた際の記者会見で
皇室観について、一番必要な事は国民の中に入っていく皇室で
あること、その為には出来るだけ多くの国民と接する機会を作る事が
必要と話されました。立太子礼を前にした平成3年の記者会見でも
そのお考えを改めて伺った所ですけれども、それから皇太子殿下に
なられて20年あまり、50歳に当たって改めて殿下の描く皇室観、皇室像
というものをお聞かせ頂けないでしょうか?立太子礼の会見の折に
達成度合いについてのお尋ねをしたところですけれども、その点に
ついても合わせてお聞かせ頂ければと思います。
「先ほど公務に対する考え方の質問の中ではもお話しましたように
天皇は日本国、そして国民統合の象徴であるとの日本国憲法の
規定に思いを致して、そして国民と苦楽を共にしながら国民の幸せを
願い、象徴とはどうあるべきか、その望ましいあり方を求め続けつる
という事が大切なのだと思います。
その意味で、私が20年以上前に述べた、国民の中に入っていく皇室、
そのためには、出来るだけ多くの国民と接する機会を作る事が必要
であるという考え方は、今でも変わってはおりません。
それから、達成度という事については、その当時も途中の段階で
あるというふうに申し上げたと思いますけれども、先ほど50歳に当たって
さらに学ぶことの大切さという事を申し上げましたとおり、道はまだ半ばで
あるという風に今でも申し上げられると思います。
質問の主旨
20年以上前に言った事と現状では正反対ではないですか?
達成度合いも後退していませんか?
その答え
20年前と考えは変わってないです。っていうか、やってるつもり。
達成度についてはまだ判断できないし。
「天命を知る」歳になっても「道半ば」で達成度が計れないというのは
ご本人としては、理想と現実が全くかみ合ってない現状が実はよく
わかっているのではないかと。
「国民と苦楽を共に」とは言ってるけど、ならなぜこの不況の時代に
贅沢三昧、静養三昧を繰り返すのか・・記者はそこを聞きたかったのよ。
殿下は妃殿下と愛子さまと共に、平成18年の夏にご静養の
為にオランダに指摘に外国訪問されましたけれど、平成19年の
お誕生日の会見で、記者会からこのような形で海外訪問される
お考えはおありになりますかと聞いたところ、殿下は今の所考えて
おりませんというふうにおっしゃっています。
今回ですね、やはり外国訪問のことにつきまして聞きまして、今回
殿下は今後周囲の人と相談しながら外国訪問を考えていきたいと
おっしゃっていましたけれども、当時の時のお気持ちとですね、
それが変化したという事なんでしょうか?
「先ほども申し上げましたけれども、雅子の病気の状況も、以前に
比べると快復に向っているというふうに思います。そして、今、このような
状況の中で、もし海外に行くことが雅子の治療にとってもいいという
ことになるのであれば、それはやはりそれを行うことが
いいことなのでがないかというふうに思っております。
ただ、勿論これも医師団の見解でも述べられていることに基づく
わけですけれども、先ほども話したようにどのような機会があるのか
こういったことはやはり周囲の人達とも相談しながら、そしてまた
雅子ともいろいろ相談しながら考えていきたいというふうに
思っています。
質問の主旨
前回のオランダ静養後に公務復帰がならなかった事を踏まえ
前回の記者会見の時、こういう形での外国訪問はないと
言った筈なのに気持ちが変わったのか?
その答え。
雅子の治療に外国訪問が必要と医師団が見解で言っている
のだからやはり検討すべきだと思う。
最後に「出たー」という感じですけど、やっぱり外国旅行に行く
つもりなんだ・・・とがっくり 医師団見解を錦の御旗にする?
50歳=天命を知る・・・歳なんですよね
「天命」って?何を天命としているのか?
本音と建前が正反対ではないかと思うんです。
建前 → 国民と苦楽を共にし国民と触れ合う機会を多くする。
過去の天皇のあり方を踏まえていく。
本音 → 妻の病気は治ったわけじゃないので医師団見解にも
ある通り外国訪問をしたいし、妻を支える事が至上の
目的である。
皇統の問題にしても、秋篠宮殿下は「将来皇族が少なくなっても
構わない」と発言。要するに、悠仁親王にはそれだけの孤独を
強いる覚悟があるという事なのに、皇太子の場合は「発言を
控える」つまり、このままでは降嫁も公務も出来そうにない娘
の将来を安定させるためにあえて女帝の道を選びたいという
意思がありありで
『時代の風が吹く」と言う言葉も聞こえはいいけど、「伝統などという
ものはどんどん変わっていくものだし変えていくべきもの」と簡単に
定義づけしている。これは「過去の天皇の事跡を踏まえる」事には
ならないのでは?今、皇太子が考えるべきことは伝統を変える
事じゃなくて。「守っていくべきもの」をどうするかでしょう?
結婚して17年・・・雅子妃についても「公務復帰」が目標というよりは
「ライフワークを見つけて」と未だに20代みたいな事を言ってます。
「好きな事をみつけるのは大変」とか愚痴るようりもまず
「行うべき義務を果たす」方が先だし楽なのでは
というか、病状が快復したというならライフワークよりも
「勤労奉仕団への会釈」とか「ドタキャン・ドタ出しない」とか、そういう
事の方が大事でしょう
本当にこのままでは天皇制の危機を迎えてしまうのではと
思ってしまいます。