鉢呂経産省の「残念ながら周辺町村の市街地は人っ子一人いない、
まさに死のまちという形だった」と発言した事が問題になっているそうですが、
これを「差別発言」とか「風評被害」というのは言論統制になるんじゃないかと・・・・・
これはただの感想でしかなく、その後に前向きな発言をしているのに。
彼を庇うつもりはないけど、原発周辺への気持ちをちょっとでもマイナーに表現すると
すぐに「風評被害」というのはきちんとした議論を妨げる大きな源になると思います
今回の震災では津波で被災者になった人と、原発で被災者になった人と、福島には
２種類の被災者がおり、その生活格差が明らかになる中で、原発被災者に対する
少なからずの「不満」（今までさんざんいい生活してた癖に、こういう事が起こるとすぐに
国のせいにして・・・）のような感情を持っているわけで。
でも、それをちょっとでも口にすると「非国民」扱いされてぼこぼこにされるのが現状
ゆえにみんな心の中に言いたい事を潜めて黙っているというような生活のようですし。
人が一人も住んでいない場所・・荒れ果てた場所・・＝「死の町」と表現しても
それは仕方ないんじゃないかと
一方で、福岡の福島物産展の出展中止・・・これは完全な風評被害じゃないかと。
「福島からトラックが福岡に来るだけでも放射性物質を拡散する」
「出店するなら不買運動を起こす」
これはいくらなんでもあんまりだと思います。
大臣の「感想」が問題になるなら、こういういわれのない「噂」レベルの嫌がらせに
ついてもきちんと調査して追及して欲しいと思います
という事で鉢呂氏はあっけなく謝罪。
「被災地の皆さんを傷つけた」としてお詫び。
でもそれ、本音ですか？ 防護服の袖をすりつけて「放射能分けてやるよ」って
言ったって？目に浮かぶわ。そのシーン。
まるで小学生の男子いじめを思い出す感じで、こっちの方がかなり不愉快。
エコポイントの件も出してはすぐひっこめる。もしかして大臣という自覚に欠ける？
はしゃいでいる場合じゃないんだけど・・・・・
陽はまた昇る
生徒達を人質にとってたてこもる安西。
遠野は勝手に安西にあった事を責められて・・・
色々脇が甘いドラマだなあと思っていましたが、やっぱり今回のそもそもの原因は
安西と勝手に会った遠野に原因があるんじゃないかと思います
でも、警察学校って本当にあんなに沢山の拳銃を置いてあるんですか？
たまたま研修で使っていたから？いやーーそれにしても、あまりにも警察学校の
セキュリティがひどいんじゃないか？
とはいえ、安西の逆恨みって「偶然」が引き起こした恨みですよね。
それを一人の刑事に凝縮して向けるとはっ
その負のエネルギーを何とかプラスに
むけられなかったのかと。
でも安西は、大事に思っていたナツミを連れまわした事で彼女に多大な迷惑をかけた
とは思わないのか？
思わなかったよね
「ナツミが死んだ」と遠野に言われた時「俺のせいじゃない」って
言ってたもん。どこまでも自己中心的な人だった。
でも、学生も何十人もいるのに、何だか無力すぎるなあと思ったのは私だけ？
三浦春馬くんなんかしゃべりながら泣いてるし
どこまでも「正論」ばかり言って行動しない生徒達にちょっとムカっ
「僕を殺してください」という勇気があるんだったら犯人に向かっていけよっ。
一人が動けば全員で動けるでしょ。
ＳＩＴの面々も狙撃を失敗しちゃったら事を悪化させるだけじゃない？
「遠野の妻を引っ張ってきます」と言った箕島部長にはびっくり
恋は盲目というか重傷患者を引っ張ってくるとはねーー
まあ、それくらい「二人の男を手玉にとった」ナツミが許せなかったんでしょうね。
でも、この役は斉藤由貴じゃない方がよかったんじゃないかなあ・・・・もっと儚げな
壇れいとか。「二人の男に翻弄される女」という図式のほうがしっくりくるもんね。
で、とうとう次回が最終回でございますが。
遠野が撃たれて・・・どうなった？
それでも生きてゆく
ひょえーー因島ってやっぱり「村上」さんだらけなのね。
さｓづがに水軍の島だけあるわっ ちょっと行ってみたいです。
で、そこに行った文哉が訪ねたのが実の母の実家。
でもそこには文哉達に繋がるものは何もなくて。祖父母もよそよそしい
どうやら文哉達の母親は育児放棄気味だったようですね。
「お前達さえ生まれてこなければ」と言ってたようで・・それって殺された女の子が
「フランダースの犬」を読んで思ったことと同じ。
「ネロは生まれてこない方がよかったの？」って。
「お母さんはいつも赤ちゃんが泣くと「お前達が生まれてこなければもっとハワイに
いけたのに」といい続け、そしてベランダから転落して死んでしまう。
それを見た文哉は「自分は生まれて来ない方がよかったんじゃないか」と
考えた・・・父と継母と妹を殺す夢を見て、それが嫌で自殺しようとしたらそこに
女の子が来て「どうしてネロは・・」と始めちゃったので錯乱の後、殺してしまった。
何というか。悲しすぎる
許されない事だけど文哉の気持ちもわかる。因島へ行っても祖父母に歓迎される
でもなく「関係ない」って言われてしまうし。
そっか・・・事の現況は「父不在」の家庭環境にあったわけね
罪の記憶がないけど仕事にかまけて家にいなかった「父」が母を追い詰め、息子を
暴走させた。虐待によって文哉は心を病んでいたのね。
「なぜ悲しい話を作るのか」という問いに「その先を作らなくてはいけない」と
言った洋貴は十分に感情を昇華させて、それを聞いても全く動じなかった文哉は
やっぱりまだ病んでるのかも
それにしても双葉のケリはすごかった・・・・・「キックの鬼」みたいだった。
シリアスなシーンなのに思わず噴出してしまいました
とはいえ、双葉は悔しくて悲しくてしょうがなかったと思います。洋貴の話に
全く反応しなかった兄に絶望したのかも。
自分が見ていた兄の姿とは全く違う兄がそこにいたというわけですものね。
被害者の母と加害者の母。立場が違っているように見えても「苦しみ」は同じだった
と理解しあってしまった二人の母。
あとは文也が、双葉が、父がどう昇華していくんでしょう。
最終回が楽しみです。
