夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

恥ずかしながら、『雲外蒼天(うんがいそうてん)』の言葉を学び・・。

2010-01-20 10:00:42 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
昨日、春めいた暖かな昼過ぎに、最寄の郵便局に行った。

10年前に郵便年金の支払い手続きをしたのが、
支給希望開始日が到来したので、請求手続きをしたのである。

所定の書類を窓口で提出した後、しばらく時間がかかると思い、
待合の椅子に腰かけて、付近あるお客様用のショーケースから、ひとつの小冊誌を取り、
読みはじめたのである・・。

この中のひとつとして、《めでたさを意味する四字熟語》を何気なしに読んでいたのであるが、
『雲外蒼天』いう言葉に目が留まり、恥ずかしながら無知であったので、解説文を読んだりした。

《困難を乗り越え、努力して克服すれば快い蒼空が望める》
と明記されていたので、私は思わず微笑んだのである。

この後には、『寒梅大輪』と四字熟語もあり、解説文には、
《梅は寒さが厳しいほど綺麗な花を咲かせる・逆境を乗り越えるこそ大輪の花を咲かせる》
と明記されていて、私は苦笑したのである。


私は齢を重ねてばかりのつたない身であり、体力も衰え感性もボケてきたので、
大輪には遥かに遠い世界なのであり、せめて『雲外蒼天』の世界も高い目標となるが、
残された歳月を考えると最適な言葉かしら、と思ったのである。

私はたったひとつの歴然とした随筆を残すのが命題なので、
果たして、と日々思索しながら過ごしている。

このような意味からして、料理の世界からたとえるならば、『寒梅大輪』は主食の世界であり、
『雲外蒼天』は、山椒のような調味料の世界だ、と私は思いを重ねたのである。

この後、私は帰宅に向かいながら、『雲外蒼天』、と心の中で呟(つぶや)きながら、
住宅街の小道を歩いたのである。

尚、この掲載された小冊誌は、『かしこ ca.cl.co.』という雑誌で、東京法規出版より発刊され、
私が読んだのは昨年の11月号であり、表紙には《特集 うれしい年賀状》と明記されていた。


☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする