夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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鳩山首相の施政方針演説は、新興の宗教家のような発言・・!? 

2010-01-30 13:44:37 | 時事【政治・経済】等
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
昨夜、NHKのニュースで鳩山首相の施政方針演説を視聴し、
私は少しボケたのかしら、と感じたのである。

恐れ多くも日本を代表する首相の施政方針演説とも思えず、
疲れ果てて寝言で云われたのか、或いは新興の宗教家のような独創性ある鳩山・新宗教家の発言かしら、
と思ったりし、困ったお方が政治の最高権力者の首相になられた、
と私は国民のひとりとして、憂(うれ)いたのである。


今朝、ぼんやりと読売新聞を読んでいたのであるが、
三面の政治面の記事を読み、《異色演説 驚く党内》の見出し記事を読だりしながら、
私は苦笑をしたりした。
そして、この首相の施政方針演説に関しての《社説》記事を読んで、
記事の途中から、思わず襟を正して、正鵠な論評をされる方もいる、
と精読したのである・・。


この記事に関しては、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に於いても、
ほぼ同一の記事が掲載されていたので、無断であるが転載させて頂く。

《・・
   施政方針演説 危機打開の決意が足りない(1月30日付・読売社説)


財政危機にも、政治倫理の問題にも正対せず、政策断行の優先順位も不透明だ。

鳩山首相の初の施政方針演説を要約すれば、そのようなことになろう。

首相は、演説の中で「いのち」という言葉を多用して「私の政治理念」を語った。
子どもたちの、働く人々の、地球の「いのちを守りたい」と言われて、
異論をはさむ人は、まずいない。

首相は、2010年度予算案について、「いのちを守る予算」だと強調し、
公共事業費の2割近い削減や、所得制限のない子ども手当の創設などを例示した。

しかし今、「いのち」を言うなら、
景気の二番底を心配したり、解雇の不安に苦しめられたりしている人々に、十分目配りする必要があったろう。

景気や雇用対策については、踏み込み不足は明らかである。

10年度予算案は、借金が税収を上回るという異様な予算だ。

だが、首相は、財政規律の確立への戦略はこれから策定すると言い、
社会保障費の安定財源として欠かせない消費税率引き上げについては、全く素通りした。

民主党が昨年の衆院選で掲げた政権公約(マニフェスト)は、
予算編成の過程で、一部修正に追い込まれている。
だが、その総括も、今後の公約見直しの方向性も、示されなかった。

これでは、有権者への説明責任を放棄したに等しい。
そこをあいまいにしていては、今後展開しようとする政策の中身も工程も、定められるはずがない。

こんな調子では、いくら「責任ある政治」の実践を唱えようが、説得力を欠いてしまう。


首相は、自らの資金管理団体をめぐる偽装献金事件に関して、改めて陳謝した。
ところが、小沢民主党幹事長の資金管理団体による土地購入事件については、言及しなかった。

これはおかしい。首相と小沢氏は、ともに政治不信を招いた重大な責任がある。
逃げの一手では、国民の理解は得られまい。


外交問題も心もとなかった。
米軍普天間飛行場の移設問題で、首相が5月末までの移設先決定を表明したのは当然だ。
だが、こじれた日米同盟関係の修復へ、不退転の決意を示すべきだった。

異色の演説は、首相なりの創意だろう。
だが、言葉だけが走って政策内容に明確さを欠いては、施政方針としては物足りない。
このままでは、内政も外交も混迷が避けられないのではないか。

(2010年1月30日01時30分 読売新聞)
・・》

注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100130-OYT1T00077.htm
☆ 【YOMIURI ONLINE】 施政方針演説 危機打開の決意が足りない(1月30日付・読売社説)☆


もとより世界の主要国は、外交、軍事、経済、微力な文化などを背景とした国益に基づき、
怜悧な国際政治が行われている中、
ぞれぞれの主要国も内外の諸問題があるが、特に日本は諸問題が山積しているので、
鳩山首相のような夢想家か、或いは新興の宗教家のような独創性ある鳩山・新宗教家のような言動には、
時間を無駄にお付き合いをしている猶予はないのである。

民主党の現政権は、実質は周知の通り、小沢一郎氏の下にあるので、
小沢一郎氏の責務として、鳩山首相を解任させ、
民主党の中で有力な前原誠司、野田佳彦、岡田克也の各三氏から首相として選定し、
早く正常な政権運営をさせるのが、日本国民に対する民主党政権の責務である、
と確信している。

このようなことを無力で政治に疎(うと)い私は、妄想か希望か判らないが、
ぼんやりと思ったりしているのである。


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