夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

人には大切な3つの寿命がある、遅ればせながら、76歳の私は学び、やがて微苦笑をして・・。

2021-04-01 13:07:17 | ささやかな古稀からの思い
昨夜、ヤフーが配信されたニュースを見ている中で、
『 生命、健康、資産3つの寿命が尽きると・・「残念な老後」に転落 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。


そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた戸建てに住み、

お互いの趣味を尊重して、日常を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や17年目となっている。


こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康維持の三冠王・・と思いながら、年金生活を過ごしている。




このような典型的な無職高齢夫婦だけの家庭であるが、
やはり今回の《・・生命、健康、資産3つの寿命が尽きると・・》、
遅ればせながら学びたく、記事を精読してしまった・・。
 


この記事は、【 幻冬舎ゴールドオンライン 】より配信された、
『定年後は余生ではない…愉しい老後ライフを手に入れる心構えと知恵』、
と題された長尾 義弘,福岡 武彦 両氏による連載寄稿文であり、
今回は【第2回】として2月8日に配信され、
無断であるが記事の殆どを転載させて頂く。

《・・「人生100年時代」といわれています。
22歳から65歳まで現役で働いていた時間よりも、
定年後の時間のほうが長いのです。



定年後の避けては通れない課題は、「お金」、「健康」、「生きがい」。
これが定年後の3大リスクです。

この「3大リスク」をうまくクリアできれば、
第二の人生をバラ色にすることがきます。

本連載は長尾義弘・福岡武彦著『定年の教科書 お金 健康 生きがい』(河出書房新社)の一部を抜粋し、
再編集したものです。

☆-------------------☆

定年前の準備次第で老後が天国にも地獄にもなる

人には3つの寿命があるのをご存じでしょうか。

それは「生命寿命」「健康寿命」「資産寿命」です。

「生命寿命」は、まさに死ぬまでの期間です。
いつ死ぬのかは誰にもわからないので、目安として平均寿命を使います。
 
「健康寿命」は、健康上の問題によって、
何らかの制限をされることなく日常生活を送れる期間です。
つまり平均寿命と健康寿命の差が「健康ではない期間」になります。
 
平均寿命は延びているのですが、
健康寿命がそこまで追いついていないのが現状です。

 
「資産寿命」は、老後資金がいつまで、もつかということです。
 
定年後は就労で得る収入がなくなり、年金が収入の中心になります。
 年金だけで生活費が足りないときは、老後資金を取り崩す必要があります。
そのため、老後資金は大切なのです。
 
たとえば、2000万円の老後資金があった場合、
毎月5万円を取り崩したとすると、
5万円×12か月×34年=2040万円。
 
65歳からだと98歳くらいまでは、なんとかもちます。
 
ところが、毎月8万円を取り崩したら、
21年で2000万円を超えます
(8万円×12か月×21年=2016万円)。
 
つまり、86歳で資産寿命が、つきてしまう計算になります。
 
資産寿命は、できるだけ長く延ばしておきたいものです。
死ぬまで老後資金がつきなければいいですね。

健康寿命が先につきても困ります。
不健康なまま生きることになるからです。
 
生命・健康・資産。
この3つが同時につきるのが、理屈上は理想的でしょう。

 
☆平均寿命と希望寿命の意外な差とは 

老後が天国になるか地獄になるかは、
定年前の準備にかかっているといっても過言ではありません。
 
「人生100年時代です。長生きのリスクを考えましょう。

定年後の長い時間に備えましょう」などとセミナーでお話しすると、
 こんな反応が返ってくることがあります。

「備え? オレはそんなに長生きしないから、大丈夫」
 
その根拠はどこにあるのでしょう。
「医者から余命宣告をされているんですか」と、
尋ねたくなってしまいます。
 
人がいつ死ぬかは、誰にもわかりません。
自分の寿命がわかっていれば、人生のプランも立てやすいですが、
こればかりは知りえないことです。

その人は本当に長生きしないかもしれません。
けれど、100歳まで生きるかもしれないのです。
 
「いつまで生きたいか」──いわゆる希望寿命についての調査があります。
 
BIGLOBEの「年齢に関するアンケート調査」(2018年)によると、
希望寿命は77.1歳でした。
平均寿命と比べると、ずいぶん若い年齢です。
 
なぜ、このような開きがあるのでしょう。
 
アンケートでは、約8割の人が老後に不安を感じています。
つまり、「不安がある」ので「長生きしたくない」という考えで、
希望寿命が短くなっているのです。

たしかに早死にすれば、老後を心配する必要はありませんからね。
 
しかし、現実を見てください。
平均寿命から考えると、希望どおりにいかない可能性は、大いにあります。

 
☆孤独は幸福感や充実感、健康にまで影響をおよぼす

「老後が不安」は
「お化けが怖い」と同じ
 
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」(2019年)によれば、
84.4%の人が老後生活に不安をもっています。

男性は81.9%、女性だと86.4%という結果になっています。
 平均寿命が長いせいか、女性のほうが不安に思っているようです。
 
メットライフ生命の「老後を変える全国47都道府県大調査」(2019年)では、
81.5%の人が老後に不安を感じていて、
その不安の中身は、1位が「お金」、2位が「健康」です。

また、セコムの「老後の不安に関する意識調査」(2018年)では、
不安を感じている人は、87・2%となっています。
こちらは「病気やケガなどの健康不安」が1位、
「経済的な負担に関する不安」が2位でした。

 
前述したBIGLOBEのアンケートでも、約8割の人が不安を感じており、
「お金」、「健康」、「介護」などを挙げています。
 
どの調査も似たような結果です。
ここからわかることは、ほとんどの人が、
老後に対して不安を抱いていること。

そして、不安の大きな要素は「お金」と「健康」であることです。
 
では、どうして不安を感じるのでしょう。
 
私は「老後の生活がイメージできていないから」
ではないかと思います。

現役時代は、会社にいってあれとこれをやって、
来年は息子が受験だから準備をして・・と、だいたい想像がつきます。

しかし、80歳、90歳になった姿は、なかなか想像しにくいですよね。
 
正体がわからないから、怖いのです。
それは「お化けが怖い」と同じ感覚ではないでしょうか。
「あそこで揺れているのは、木の枝だ」とわかれば、恐怖は消えます。
 
つまり、老後の正体を知る、イメージすることができれば、
怖くなくなるのです。
 
そのためには、老後生活の「可視化」が必須です。
先々がイメージできるので、どうしたらいいのかが見えてきます。
とくに、お金は可視化しやすい分野です。
 
不安がるばかりで問題を先送りにしても、何の解決にもなりません。 
 それどころか、老後生活を悪化させかねないのです。
 
避けて通ることができない道なら、早めに手を打っておくのが得策です。

 

☆お金と健康だけではダメ。
「生きがい」も大切です
 
定年後は、お金と健康、命のバランスを取りながら、
生活していくことが大事です。
 
そして、もうひとつ。忘れてはならない重要なポイントが、
「生きがい」です。
 
老後生活では「孤独」が大きな問題となります。
孤独は、幸福感や充実感、健康にまで大きな影響をおよぼすのです。
 
「お金」、「健康」、「生きがい」の3つが、
老後生活をバラ色に変えるキーワードといっていいでしょう・・》
 
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 




今回、《・・人には大切な3つの寿命がある、
そして老後生活をバラ色に変えるキーワードは、
「お金」、「健康」、「生きがい」の3つ・・》
改めて教示されたりした。


私は民間会社に35年近く奮戦してきたが、定年退職を迎えたりは2004年の秋であったが、
最後の5年はリストラ烈風の中、私は出向となったのは55歳の時であった。

やがて定年退職時になると、この当時は大企業も盛んにリストラが実施されている中、
たとえ私が定年後に新たな職場を探しても、これといった突出した技術もない私は、
何よりも遠い勤務先の出向先で、私なりに奮闘して体力も気力も使い果たしてしまった。

こうした中で、経済にも疎(うと)い私が、
信愛している経済ジャーナリストの荻原博子さんなどの数多く著名人の寄稿文を読んだりした。

そしてデフレ経済の蔓延している中、定年時に持家(マンションか戸建て)のローンは返済完了となり、
預貯金が3000万円あれば、公的年金を受け取りながら堅実に年金生活をし、
少しづつ取り崩して生活すれば、少しばかりゆとりのある年金生活ができるかしら、と学んだりした。

しかしながら定年後に、年金生活を始めた時、
古ぼけた一軒屋を、新たに新築すれば少なくとも3000万円は資金を要すると思い、
老後の資金に余裕がなくなり、私たち夫婦の趣味の国内旅行費などに制約されると思い、断念した。

そして定年退職時の2年前に、少しリーフォームをして、500万円前後で整備した程度となった。

             

こうした中、我が家の生計は原則として、私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。

そして耐久品の購入、冠婚葬祭、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ16年半ばかり過ごしてきた・・。

こうした中で私たち夫婦は、原則として月初めには家計簿をお互いに確認しながら実施している理由は、
40数年前、私たち夫婦が婚約する前、 お互いに隠し立ては・・やめましょうねぇ、

 と私は妻となる人から言われたりしてきた。

そして私たち夫婦は、結婚以来、毎月家計簿を原則として翌月の初めにしているが、
もとより生活費をお互いに確認した上で、
私、家内が趣味に使える費用を捻出する為に、 毎月確認し、家計簿の月次決算をしている。



              

私たち夫婦にとって難題は、やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
介護施設にお世話になる時と思われる。
                    
こうした中、要介護認定されている場合は、
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などを学んだりしてきた。              

そして私たち夫婦は、いつの日にか要支援までであったら、何とか自宅で過ごせると思われるが、
やはり要介護になってしまったら、やむなく介護施設に入居すると思案したりしてきた。

やがてどちらかが、国の支援を受けている費用が程ほどに適度な特別養護老人ホームに、
入居が叶(かな)わなくなってしまった時、困苦する。 
         
やむなく高価と称されている有料老人ホームに、断腸の思いで自宅の敷地を売却して、
介護施設に入居しなくてはならない場合もある。

もとより介護の難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、
やがて永がられば本人の自己負担額が増し、貯金は切り崩しても資金不足となり、
当然ながら、退所が余儀なくされて、行き場がなく迷子のような介護難民になることである。
コメント (2)
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