夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

限界ある老化の抑制、60歳から「運動六分」「腹八分」「睡眠十分」、76歳の私は学び、多々教示させられて・・。

2021-04-27 16:14:55 | ささやかな古稀からの思い
昨夜、ヤフージャパンより配信されたニュースを見ている中で、
『 残酷な「70歳就業法」に限界ある老化の抑制 
      60歳から「運動六分」「腹八分」「睡眠十分」』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
過ぎし6年前の70歳を過ぎた頃から、体力の衰えも実感させられて、
血液型B型でお調子者の私でも、やはり年寄りになってしまったかしら・・、
と思ったりしてきた。

このような深情のある私は、今回の《・・限界ある老化の抑制・・》って、
どのようなことですか、と思ったりした。



その上、《・・60歳から「運動六分」「腹八分」「睡眠十分」・・》って、
どのようなことですか、と思いながら、
遅ればせながら学びたく、こっそりと読んでしまった・・。

この記事の原文は、医師、ジャーナリストの富家 孝(ふけ・たかし)さんが、
『夕刊フジ連載寄稿文のひとつで、4月26日に配信されていて、
無断ながら記事を転載させて頂く。



《・・ この4月1日から「70歳就業法」が施行され、事実上定年が消滅するとともに、
65歳を超えて70歳まで働けるようになりました。

いくら働けるといっても健康次第。
いまの65歳は、かつての75歳と言われますが、
それは平均寿命が伸びたための誤解。
私たちは、確実に老化していきます。  

最近は老化を抑える、つまりアンチエイジングの研究が進んでいますが、
生理的な老化は、34歳、60歳、78歳で急激に起こると言います。  



米スタンフォード大の研究チームは、
18歳から95歳までの4263人から得た血液サンプルを用いて
血漿(けっしょう)タンパク質を分析し、
その結果、そうした結論に達しました。

生理的老化は、徐々に進むのではなく、
ある時点で急激に進み、その後一定期間を経て、また進むのです。

となると、60歳で大きく進んだ老化は、
その後一定期間進まないのかもしれません。
その点で、70歳まで働くことは合理的かもしれません。

しかし、多くの高齢者は、働かなくてすむなら、そうしたいと思っています。 

 

近年は長寿遺伝子と言われる「サーチュイン遺伝子」の研究が進み、
 寿命は伸ばせることがわかってきました。
実証実験も行われています。

長寿遺伝子は、空腹になると目覚め、
細胞中のミトコンドリアを活性化させてエネルギー効率を高め、
活性酸素の害を防ぎます。

そうなると、免疫力は低下しなくなり、抗がん作用が高まります。
こうして、老化が抑制されるのです。  

しかし、いくら長寿遺伝子を活発化させても、限界はあるといいます。 

 

老化に関しては、有名な「ヘイフリックの限界」という壁があります。
これは、米ウイスター研究所のL・ヘイフリック博士が発見したもので、
細胞分裂には限界があり、それは50~60回。

限界に達した細胞は「老化細胞」と呼び、老化細胞が増えることで、老化は進みます。
つまり、老化は生命にとって必然なのです。

現在のところ、人寿命の限界は、120歳だと言われています。  

政府が提唱する「人生100年」を考えると、理にかなっていて、
70歳まで働くことができるようにしたことは、
高齢者にとっていいことのように思えます。  

しかし、120歳は限界で、どんなに医学が発達しようと、
80~90歳で、平均的な寿命の限界が来ます。



人は老い、健康な状態では生きられなくなります。
これを無視している点で、この政策は残酷です。

こんなことを政府が言い出したのは、
高齢になっても働かなければ暮らせない人々を
たくさんつくり出してしまったからではないでしょうか。  



最近よく言われているのが、主観年齢が若いほど、
老け込まないということです。

「主観年齢」というのは、自分が思っている年齢で、
たとえば「実年齢」が65歳なのに、
〈自分はまだ若い、50歳のときと変わりない〉と思っている人がいるとします。

その一方で、同じ65歳で〈自分は65歳の年相応だ〉と思っている人がいます。  

両者を比べると、主観年齢が実年齢より若い人間は、
いわゆる年相応になるのが遅く、また、死亡リスクや病気リスクが低いというのです。

したがって、65歳を超えても仕事を続けなければならないなら、
気を若く持つことが重要です。 

 

私は、60歳からの健康法として、
「運動六分」、「腹八分」、「睡眠十分」を提唱しています。

このうち、「腹八分」は、長寿遺伝子の研究からも裏付けられています。
ここに、「気持ち十二分」を加えたら完璧ではないでしょうか。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 



今回、医師、ジャーナリストの富家 孝(ふけ・たかし)さんの寄稿文に導かれて、
限界ある老化の抑制、そして60歳から「運動六分」「腹八分」「睡眠十分」、
多々教示されたりした・・。


私は過ぎし2004年(平成16年)の秋に、定年退職時を迎え、
多々の理由で年金生活を始めた身なので、
今回の《・・「70歳就業法」・・》には無縁となり、語る資格はないが、
やはり《・・限界ある老化の抑制・・》には、漠然としながらも、
関心のある切実な課題であったので、多々学んだりした。


今回、《・・生理的老化は、徐々に進むのではなく、
ある時点の34歳、60歳、78歳で急激に起こる・・》、
と学び、自身の人生航路の途上を思い馳せれば、
確かに34歳の頃は・・定年退職時の60歳の頃は・・、
そうだったよなぁ・・と納得させられたりした。

そして今年の9月になれば77歳になる私は、
来年の9月頃からは78歳になるので、どのように変貌するのか、
思い馳せながら、どこまで老化するのかしら、と微苦笑を重ねたりした。



或いは、《・・どんなに医学が発達しようと、
80~90歳で、平均的な寿命の限界が来ます。
人は老い、健康な状態では生きられなくなります。・・》


そして《・・自分が思っている年齢は「主観年齢」であり、
たとえば「実年齢」が65歳なのに、
〈自分はまだ若い、50歳のときと変わりない〉と思っている人がいるとします。

主観年齢が実年齢より若い人間は、
いわゆる年相応になるのが遅く、また、死亡リスクや病気リスクが低いというのです。・・》


私は体力の衰えは実感させられているが、
ご近所の奥様、御主人と談笑したりした後、
あなたは10歳は御若いですょ・・、と社交辞令のお世辞を頂くこともあるので、
何かと単細胞の私は、微笑み返しをしたりした。



この後、医師、ジャーナリストの富家 孝さんの御自身の60歳からの健康法として、
「運動六分」、「腹八分」、「睡眠十分」を提唱されている、

と今回遅ればせながら学び、もっと早く知ったならば、
心身溌剌とした積極的なスポーツ、しぐさが出来たのかしら、と微苦笑したりしている。
コメント
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