夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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東京都が神宮再開発で由緒ある樹木892本伐採、77歳の私は、震撼させられて・・。

2022-02-14 13:05:15 | 喜寿の頃からの思い
《・・「エコの小池」とは、程遠い計画だ。

明治神宮外苑地区の再開発計画案が9日、東京都都市計画審議会で承認された。

再開発に伴う樹木の伐採は892本、
移植を含めると計1056本が、影響を受ける可能性がある。

日本初の「風致地区」として、景観保全を義務付けられた「神宮の杜」は、
見る影もなくなりかねない。
<picture><source srcset="https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/301/246/511048f9f09da92f1b4c37d0afaf5d0720220212123502461_262_262.webp" type="image/webp" />豊かな緑を台無しに(C)共同通信社</picture>
豊かな緑を台無しに(C)共同通信社
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都が再開発の詳細を公表したのは、昨年12月14日。
縦覧期間は、たった2週間、しかも伐採の説明ナシ。

中大研究開発機構の石川幹子・機構教授が実地調査で
「1000本が切り倒される」との試算を突きつけるまで、都はダンマリを決め込んでいた。


文化遺産保護に携わる「日本イコモス国内委員会」は、都に計画の見直しを提言。

審議会の一部委員は、「緑を増やす地球温暖化対策の流れに逆行する」
と継続審議を求めたが、都側は採決に踏み切った。

小池知事は、やたらに「元環境相」を強調し、エコやSDGsを標榜するが、
神宮再開発は真逆の計画ではないか。



「GOサインを出すなら、小池知事は、史実に無知すぎる」
と言うのは、建築エコノミストの森山高至氏だ。

こう続ける。

「伐採される樹木は、1926年に明治神宮内苑および外苑の整備時に
植樹された由緒あるもの。

当時、神社のある内苑の造営は、国費で賄いましたが、
外苑は、全国からの寄付で資金を捻出。

神宮創建のきっかけが『明治天皇を記念する施設』を求める国民の声だったため、
明治神宮は『国民の神社』であり、
記念施設は、国民の寄付によって賄うべきだという考えに基づいています。
植樹も全国有志の献木とボランティア作業で行われました」


あの「神宮の杜」も、ハナから「森」だったわけではないのだ。



「何もなかった陸軍練兵場跡地に、政府技師や植物学者たちが持てる力を注ぎ、
50~100年にわたって、樹木の植生が入れ替わりながら、
自然の原生林に近づける壮大かつ綿密な計画です。

1世紀がかりの英知の結晶は、伐採すれば二度と取り戻せない。

神社のある内苑でなければいい、余っている土地を開発して何が悪い、
などとカネが全ての悪しきグローバリズムに屈するようでは、
小池知事に『保守』を名乗る資格はありません」(森山高至氏)


開発ありきで、先人の知恵を粗末にすれば、バチが当たるぞ。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 



今回、私は学びながら、多くの国民から親しまれている明治外苑の緑豊かな景観、
《・・都が再開発の詳細を公表したのは、昨年12月14日。
縦覧期間は、たった2週間、しかも伐採の説明ナシ。・・》
驚嘆してしまった。

都のどなたが立案されたかわからないが、
《・・1世紀がかりの英知の結晶は、伐採すれば二度と取り戻せない。・・》
こうしたことを理解した上、実施されたことに、震撼させられた。

まして最終承認が、小池知事と今回知り、
過ぎし年に都知事選で清き一票を投じた私としては、
ここ半年、時折うつろな言動をされる小池知事を私は憂いながら、
今からでも、ただちに『撤回』をするのが、都民、そして多くの国民に対しての責務である。

コメント (2)
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