夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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糖尿病専門医が語る、“脂肪を食べても太ることはない”驚きの理由、77歳の私は学び、多々教示させられて・・。

2022-02-19 16:58:50 | 喜寿の頃からの思い
 
先程、文藝春秋の公式サイトのひとつの【 文春オンライン 】を見ている中で、
『 「ステーキ200グラムより、おにぎり1個のほうが太ります」
糖尿病専門医が語る“脂肪を食べても太ることはない”驚きの理由 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は66歳の健康診断の時の結果、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。 



私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
『 国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します 』
と私は内科の医師長に懇願した。
 
そして高橋真梨子さんが唄われた『桃色吐息』は妖艶であるが、
体力の衰えた66歳の私は、蒼色吐息のような表情で、内科の医師のアドバイスを聴いたりした・・。
 
私は家内との共通趣味は国内旅行であり、糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。
このような時、家内と共に旅行の宿泊先で美味しい夕食を頂けそうな時、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりした。
 
やがて医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、
軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。
 
この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら、
野菜を多くした料理を作って貰い、これ以来、朝夕頂いたりした。
 
そして私は、ウォーキングをしたり、或いは早足で遊歩道を歩いたりし、
何かと現役サラリーマン時代より、純米酒を愛飲してきた呑兵衛の私は決別して、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。
        

こうした中、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、
やがて糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外は、ほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。
 
そして定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、多くの薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしているが、
厳密には、医院長より、経過観察中と診断されている。
 
このように私は、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、
そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、早や11年目となっている。



こうした糖尿病に関係の深い私は、
今回の《・・糖尿病専門医が語る、“脂肪を食べても太ることはない”驚きの理由・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、【 文春オンライン 】に於いて、2月15日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。

《・・ 人はどうして太ってしまうのか。
そして、なぜ痩せられないのか。

それは、私たちのせいではありません。
知らず知らずのうちに、脳内が糖質に侵されて、「糖質中毒」になってしまったからです。

では、何を食べてよくて、絶対に食べたり飲んだりしては、いけないものは何なのか、
さらにはどのような食べ方をすると効果があるのでしょうか。

そのヒントは、糖尿病専門医である牧田善二先生による
糖質中毒 痩せられない本当の理由』(文藝春秋)に書かれています。

ここでは、同書より一部抜粋して、「糖質制限」の知られざる事実について紹介します。

◆◆◆

そもそも肥満とは、どういう状態を指すのでしょうか。

簡単に言えば、体の中に脂肪が、異常に蓄積された状態です。
このときの脂肪を、専門用語で「トリアシルグリセロール」と言います。
健康診断の血液検査で、「中性脂肪」と示されているものです。

体の中に脂肪が異常に蓄積された状態が肥満なのだから、
「脂質をたくさん食べたら太る」と多くの人が考えます。
脂分の少ない蕎麦やおにぎりはいいけれど、脂身の多い肉は避けるべきだと思っているのです。

しかし、これは完全な間違いです。
脂身たっぷりのステーキ200グラムより、
おにぎり1個、ざる蕎麦1枚のほうが、太ります。

あなたを太らせるのは、脂質ではなく、糖質です。
糖質は、甘いものとは限りません。
主な肥満の原因は、ご飯やパン、麺類などの炭水化物です。

では、なぜ炭水化物が肥満を呼ぶのでしょう。

☆炭水化物が肥満を呼ぶ仕組み

前にも述べたように、炭水化物は、多糖類に属します。
砂糖は二糖類です。
ブドウ糖がたくさん連なっているのが多糖類、二つくっついているのが二糖類です。

いずれにしても、それらを口から食べると、
消化の過程ですべて1個1個のブドウ糖に分解されます。

そのブドウ糖が、小腸から吸収されて、血液中に送られます。
つまりは、ご飯を食べても、砂糖をなめても、同じことが起きるわけです。

このとき、血液中にどのくらいブドウ糖が、存在するかを示す指針が、血糖値です。
血糖値は、70~140くらいの範囲で、上下しているのが理想ですが、糖
質が多く含まれたものを食べると、ぐんと上がります。

140くらいは、しょっちゅうで、
気づかずに200くらいまで上がっていることもあります。

血糖値が上がりすぎると、昏倒して命に関わるため、
膵臓からインスリンというホルモンが出て、
血糖値を下げる機能が、私たちの体には備わっています。

その仕組みですが、血液中に溢れたブドウ糖を、
インスリンが、まずはグリコーゲンに換えて、肝臓や筋肉に貯蔵します。

しかしながら、グリコーゲンとして貯蔵できる量は限られており、
余ったブドウ糖は、トリアシルグリセロールに置き換えられ、
脂肪細胞に蓄積されます(図表10参照)。

つまり、太るわけです。

肥満のメカニズム

しかも、糖質は、ほぼ100パーセント、ブドウ糖となり、無駄なく吸収されます。

だから、炭水化物をたくさん食べれば、
体の脂肪がどんどん増えて、太っていくのは当たり前なのです。



☆脂質は食べても太りません

一方で、脂質を食べても、太ることはありません。
せっかく美味しいお肉料理を食べているのに、
脂肪の部分を残す必要などまったくありません。

それはなぜか。

理由は大きく3つあります。

1つは、脂肪は、どんどん消費されるからです。

私たちの体中に37兆個もあると言われる細胞の膜をつくるために、
かなりの量の脂肪が使われます。

コレステロールの原料としても使われます。
プロスタグランジンなど細胞間情報伝達物質も、脂肪からつくられます。

このように、脂質は私たちの健康を保つために、とても重要な栄養素で、
使い道がたくさんあるのです。

2つ目の理由として、吸収率の悪さが挙げられます。

脂肪は、たくさん食べても、便の中に出てしまい、
血液中には、あまり増えません。

油っぽい料理をたくさん食べた翌日に、
水に浮くような便が出ることがあるでしょう。
あれは、吸収されなかった脂肪です。


3つ目ですが、そもそも私たちは、脂肪をそれほど摂っていません。
むしろ足りていないくらいなのです。

厚生労働省が推奨する大人の1日の脂質摂取量は、男性74グラム、女性64グラムです。
ところが、日本人平均で、61・3グラムしか摂っていません。
アメリカ人でさえ1日の脂質摂取量は、平均70グラムくらいと言われています。

それに対して、炭水化物は日本人平均で、248・3グラム摂っています。
ご飯や麺類をたくさん食べる人なら、500グラムを超えるでしょう。

この数字を見ても、明らかにバランスを欠いているのが、
わかると思います。

ダイエットで脂質摂取量を減らすのは、ナンセンス。
かえって健康を害します。

痩せたいなら、炭水化物を減らすのが絶対条件です。

☆炭水化物を食べている限りは痩せられない

私たちは、体にどのくらいの脂肪を溜め込んでいるのでしょうか。

たとえば、体重70キロの男性だと、約14キロの白色脂肪細胞を有しています。
そして、その脂肪細胞のほとんどが、
「脂肪滴」と呼ばれる形のトリアシルグリセロールで占められています。

核や細胞質は、脂肪滴によって細胞の一端に押しやられており、
細胞そのものからして、脂で太っているような状態なのが、白色脂肪細胞です。

14キロの脂肪は、だいたい80日分のエネルギー量に相当します。
つまり、体重70キロの男性が、糖質をまったく摂らなかったとしても、
80日間はエネルギー不足になることなく、生活していけるわけです。

しかも、この脂肪は、ブドウ糖がなくなったときのための貯蔵であり、
すぐには使われません。

人間は、まずブドウ糖をエネルギー源として、用いるようにできています。
ブドウ糖が足りなくなったときに、ようやく脂肪が使われるのです。

だから、炭水化物をせっせと食べている限り、
いつまでたっても脂肪をエネルギーとして燃やすことはできません。
つまり、痩せられないのです。

マラソン選手が試合前に炭水化物を摂るのは、
ブドウ糖がすぐにエネルギーになってくれるからです。

逆に言うと、マラソン選手でもない人が、炭水化物をたくさん摂れば、
使われないブドウ糖が、トリアシルグリセロールとなって、
脂肪細胞に溜め込まれるだけ。

パソコン仕事の多い現代人は、そもそもエネルギー不足になどなりません。

☆糖質制限で筋肉が落ちるというのはウソです

糖質中毒から脱却するには、糖質摂取量を制限するしかありません。

そして、糖質制限を行えば、肥満が解消し、
さまざまな怖い病気にかかるリスクが軽減します。
つまり、いいことだらけです。

ところが、人間の体の仕組みをよく理解していない人たちによって、
ウソの情報が垂れ流されています。

なかでもよく耳にするのが、
「糖質制限で体重を減らすと、筋肉が落ちる」というものです。

しかし、そんなことはありません。
糖質の代わりに、筋肉をエネルギー源として、使わなければならないようなことは、
現代人の身の上には基本的に起きません。

先にも述べたように、私たちの体は、まずブドウ糖をエネルギー源にします。
糖質制限を行って、食事から摂るブドウ糖がなくなれば、
貯蔵してあったグリコーゲンが分解されて使われます。

そのグリコーゲンもなくなったときに、ようやく脂肪が使われます。
つまり、痩せはじめます。
とはいえ、溜め込んでいる脂肪が全部、燃えるわけではありません。

体重70キロの男性なら、約14キロの白色脂肪細胞を有していて、
それだけで80日分のエネルギーになるのでしたね。

もし、この男性が本当に一切の糖質を摂らずに80日間を過ごし、
脂肪を全部燃やし尽くしてしまったなら、
理屈から言えば、筋肉が分解されてエネルギーとして使われるようになります。

でも、ふつうに生活していて、そんなことってあるでしょうか?

そもそも糖質制限は、糖質摂取量をゼロにして、続けるものではありません。
それに、糖質含有量が少ない食べ物でも、ある程度は含まれています。

たとえ、ものすごく厳密に糖質摂取量を減らしている人でも、
筋肉まで使わなければならない事態には、陥りません。
どうか、おかしな情報に惑わされず、自分の健康を守ってください。・・ 》

糖質中毒 痩せられない本当の理由 (文春新書 1349)

牧田 善二

文藝春秋

2022年1月20日 発売




今回、糖尿病専門医である牧田善二さんによる
《・・“脂肪を食べても太ることはない”驚きの理由・・》、
具体的に記載されて、多々教示されたりした・・。

私は一昨年の2月より、新型コロナウイルスの烈風に伴い、
マスクの苦手な私は、外出する時は、やむなく生まれて初めてマスクをしてきた・・。

何かと制約の多い中、ストレスの為か、私は体重が数キロ増えて、
昨年の6月頃より、食事の時に御飯とか、牛肉、ブタ肉、ロースト・ビーフなどの量を減らして、
コンニャクを温めて、焼き肉のタレを加味して少し炒めた簡素な料理、
そして『トコロ天』を加えて、間食は中止として、過ごしてきた・・。

この結果、ここ6カ月前の頃より、体重は3キロ減り、71キロ前後をキープし、
ここ数カ月は、70キロ前後となり、17年前の年金生活の当初に戻った、
と微笑んだりしてきた。



そして私は身長は169センチ、体重は70キロ前後の中、
夕食の時は、前菜としてキャベツ、そしてニンジン、ピーマンを千切りにして、
寒い時節には少し炒めて、大皿に盛ったのを、ソースをかけて、盛大に食べたりしている。

そして牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉など、その日に応じて200グラム前後を食べたりして、
美味しいよねぇ・・と微笑んだりしている。

もとより自分の好きな食べ物を、自分で口に運べて、味あいながら食べ、
家内と談笑しながら、いつまでもできたら、これ以上の倖せはないよなぁ・・、
と微笑んだりしている。

コメント (2)
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