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勇気百倍法①:あなたの「天命」をつかめ

2020年05月19日 | 人生
(勇気は若者の特権である)
「勉強をしすぎると勇気がなくなる人が多い」と言われています。勉強をしすぎると、どうしても、世間の人々の目から見て、有利で確実な方向に進んでいきたくなるものです。

したがって、世間の評価は、さておいて、「自分は、どうしても、これをなさねばならない」という強い情熱を持つこと、信念を持って、「何かをなそう」と決意することは、とても難しいことです。

しかし、それは、本来、若い人たちの特権でなければならないものなのです。
やがて、四十歳になり、五十歳になり、六十歳になっていくと、「捨てられないもの」が数多く出てきます。家族や会社、自分の地位や名誉(めいよ)、財産など、さまざまな「捨てられないもの」が数多く出てくるのです。

しかし、二十歳前後の若い人たちは、まだ、それほど多くのものに縛(しば)られてはいないはずです。心のなかは純粋(じゅんすい)で、未来に対して明るい希望を抱(いだ)いていることでしょう。

(己が使命を果たすことが勇気の第一歩)
人生は戦いです。最初に、勇気ある人が立ち上がらなければ、何一つ始まることはありません。そして、何事においても、最初に立ち上がるときには、数多くの抵抗を受けるものです。

勇気の出発点は、「まず、己が使命を果たせ。己が義務を果たせ」ということです。「自分の使命、天命というものが、いったい、どこにあるのか」ということに気づき、それを確信したならば、その「己が使命」「己が義務」を果たすことです。

(「青春期の悟り」とは何か)
世の中には、さまざまな人がいます。進む道は人によって違うでしょう。それぞれの才能があるでしょう。向き不向きがあるでしょう。好みの違いもあるでしょう。

しかし、そのなかで、どうしても、どうしても、心の奥底から湧き出してやまない思いがあったならば、それが、あなたの使命であり、天命なのです。あなた自身の心の内に、「今世、自分は、いったい何をなすべきであるか」ということが、すでに植え込まれているのです。

みなさんは、それに、ちょうど二十歳という年齢を境にして気づき始めます。
「自分の天命を知る旅」こそが青春の旅です。「自分は、いったい何のために生まれ、いったい何をなし、いかにして死んでいくか」ということを悟るのが青春期の悟りです。それを、みなさん一人ひとりが自分自身に問わなくてはなりません。

したがって、私が最初に述べておきたいことは、「自分自身をよく見つめて、自分の才能や性格、性質、そして、過去二十年間の生き方、自分の行ってきたことなどを振り返り、『自らの内にある使命・天命とは、いったい何であるか』ということをつかんでほしい」ということです。

それが、みなさん自身の第一歩の悟り、最初の悟りでしょう。
悟りは、決して、宗教のなかだけにあるものではありません。すべての人が、それぞれの道において、自らの悟りを得なくてはならないのです。

「悟りたる者」とは何でしょうか。それは、「目覚めたる者」という意味です。
“Be awakened!(ビー アウェイクンド)”(目覚めよ!)ということです。
“awakened person(アウェイクンド パースン)”(目覚めた人間)になりなさい。みなさんの目に鱗(うろこ)がかかっているならば、それを取り出し、真実の目でもって世界を見なさい。

世間の常識や大人の常識などではなく、あなた自身の真実の目でもって、「自分の人生にとって、あるべき姿とは、いったい何であるか」ということを知りなさい。

それが、「目覚める」ということです。それが、若者にとっての悟りです。少なくとも、悟りの第一歩であることは間違いありません。

---owari---
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