代々木ゼミナールのCMソングとして「人生は一度切り、頑張ったぶんだけ自分を好きになれる〜♪」という歌が、話題を呼んでいました。
他の歌でも多く「人生は一度切り」という歌詞が入っています。
「人生は一度切り」は一見、正しい見方のように見えますが、本当はどうなのでしょうか?
現役東大医学部教授の矢作先生は、“人は死なない。では、どうする?”という著書を出され、7万部を超えるベストセラーで、話題となりました。
医療現場でときに遭遇する、医学常識の通用しないケースがあります。
その中には、魂や「あの世」の存在を示唆し、人は死ねばすべて終わりではない、ということを教えてくれるものがあります、と語っておられる。
さらに、世界中で、人の魂が転生輪廻していると信じざるを得ないような事例が書籍などで数多く出されています。
矢作先生は、「私は死に関して、『肉体死を迎える』と表現しています。私たちの魂はこれまで連綿と続き、そして私たちの死後も連綿と続きます。その意味では『死なない』ということになりますが、私たちの肉体は期限が来ればすべて確実に滅びます。『人は死なない』とは、そういう意味で『死なない』ということです。魂は滅せない、という意味であるとご理解ください」と言っておられます。
先生は、「あの世」と呼ばれるようなものの存在があること、人は肉体死を迎えても魂は滅しないこと、つまり、見えない世界の存在に確証のようなものを得たとおっしゃっています。
「私たちの魂は生きどおしであり、この世とあの世をめぐりながら、永遠に生きている」ということです。私たちの本性は肉体ではなく、霊性であるということです。本性は心であり、魂であり、この世で死んでも意識は亡くならないということなのです。
人生は一度切りではないので、長いスパンで人生を考える必要があります。今世は自分のこの短所を直そう。来世はこの欠点を解消させよう、この長所を伸ばそうと考えることも可能なのです。
人生一度切りの考え方では、人生は太く短くとなり、享楽を求めるような安易な人生になっていきます。人様に傷をつけても自分さえよかったらという姑息な人間になってしまいます。
この世に幾度となく生まれ変わっているという真実を悟ることが大切です。また、その考えに合わせた生き方が必要ではないでしょうか。
---owari---
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