自分の心を変えることで未来は変えることができるのです。
人間は、「考える力」によって、いろいろなものを変えていける存在でもあるわけです。これは、「考え方次第」ということでもあるでしょう。
例えば、人間の目には、水晶体というレンズに当たるものがあって、これを調節してピントを合わせます。ところが、それを「不随意筋」という自由意志では動かせない筋肉で行なっているため、いったん目が悪くなった場合、もう治らないとされるわけです。要するに、コンタクトレンズを入れるか、眼鏡をかけるかして、人工的に光の屈折率を変えないかぎり、ピントが合わず字が読めないなどと言われています。だいたい、こういう考えが蔓延しているのではないでしょうか。
ところが、自分の「思いの力」で水晶体や不随意筋を“いじる”人が出てくると話が変わってきます。「ああ、そうですか。じゃあ、ちょっと元に戻さなきゃいけない。戻れ、戻れ、戻れ、戻れ」と言っていると。一週間ぐらいしたら元どおりに戻ってくる人がいます。まるで、トカゲの尻尾の再生のようですが、そういう“再生力”がある人間が出てくると、話は変ってくるでしょう。
実際に、「自分の体で、自由にならないところがあるはずがない。早い遅いの違いはあるにしても、本人が支配者なのだから、『自分の体の一部を、このように変えたい』と思えば、そのとおりになるに決まっている」と思うことで、目が治ってしまうような人もいるわけです。常識にとらわれている人は、かなり驚くでしょうが、現実にそういうことはあります。
したがって、よく気を付けないといけません、実は、「真実がそうなっている」というのではなくて、「そのように教え込まれて、信じ込んだために、そうなっている」ということが、さまざまな現象として起きているのです。
しかし、人間には、自分自身を変えていく力があります。もちろん、肉体も変りますが、自分の心を変えることによって、いろいろなものが変わっていきます。つまり、「人生が変わっていき、人間関係が変わっていき、未来が変わっていく」ということが起きるわけです。
そういう意味では、他人から断定的に、「もう、おまえは終わったのだ。駄目なのだ」などと言われて、「そうだ」と思ってしまってはいけません。「レッテル貼り」というか、スタンプでも押したように、「自分はこんな人間なのだ」と思い込んでは駄目なのです。
例えば、「自分は貧乏人だ」というスタンプを押してしまい、「貧乏に生きるのが普通だ」と思っている人は、それ以上、変わりません。
しかし、「いや、どんな人にだってチャンスはあるのだ」と思っている人は違います。
やはり、「仕事で成功するには方法があるはずだ。例えば、野球で成功している人をよく観察して研究したら、今まで打てなかった球が打てるようになるかもしれない。それと同じく、お金儲けが得意な人をよく観察すれば、何か秘訣があるはずだ。自分の身近なお金持ちを見て、その人と自分との違いを観察しよう。そして、違いが分かったら、そのなかで、いいところはまねをしてみよう」と思うことが大切です。
また、「まねをしていったら、五年、十年するうちに、いつの間にか自分も同じようになっていた」ということは現実にあります。そのように、人生は変えていくことができるのです。
---owari---
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