(守護霊には、あの世での生活がある)
地上の人間は傲慢になりやすく、「私に守護霊がいるのならば、私が危機にあるときには、すぐ助けに来てくれるはずだ」「指導霊は愛と慈悲のかたまりなのだから、悪霊を追い払いに来てくれるはずだ」などと考えがちです。
しかし、守護霊や指導霊は、普段はあの世で仕事をしていて、この世には要所要所を締めに来ているのです。
彼らにはあの世での生活があることを、みなさんは知っていなければいけません。
例えば、みなさんが日々の仕事で計算機のキーを押しているときに、守護霊がみなさんと一緒に押しているということはありません。また、指導霊が一日中みなさんを見ているわけでもありません。
守護・指導霊は、公園で子供が走っているのを見ている親のように、みなさんを大まかな範囲で見てはいますが、細かなことについて、「右だ」「左だ」というように、いちいち指示を出しているわけではなく、ある程度、地上の人間の裁量に任せているのです。
(祈りは必ず守護霊に通じる)
したがって、みなさんが「今の自分には守護霊や指導霊による護りが必要だ」と思う場合には、その内容を明確にお願いすればよいと思います。
例えば、公園の砂場で遊んでいる子供が、「パパ」「ママ」と呼べば、親はすぐに寄ってきます。それと同じで、守護霊や指導霊は、自分が必要とされていると思えばサッと寄ってくるのです。
「今、悪霊から護ってほしいのです」
「反省するにあたって、霊域の浄化をしたいのです」
「私はこれから祈願しますが、間違った祈願になったり、悪霊が入って欲望をそそったりすることがないようにしたいのです」
こうした場合には、守護・指導霊に、きちんとお願いしてください。
心で念じたことは、あの世の世界にほとんど一瞬で通じます。この祈りは、ほんの三十秒か一分ほどで終わる祈りですが、祈っていると、自分の守護霊や指導霊が近くに来てくれます。
この祈りは毎日してもかまいません。そうすれば、守護霊や指導霊との一体感がさらに強化されていきます。
ただし、守護霊や指導霊に祈るときには、少なくとも、「威儀を正して自分を見つめよう」という気持ちがなければいけません。
---owari---
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