(第三章 人間関係をうつす鏡 ⑤)
気に入らない相手、あなたを平気で傷つける相手は、あなたが自分のことをもっと愛するために与えられた、成長のための鏡です。
こういった相手とのお付き合いは疲れるため、できれば避けて通りたいところですが、現実はそうはいきません。では、なぜ出逢ってしまうのでしょうか?
その相手は、あなたの否定的側面が引き寄せています。あなたが感じる相手の嫌な部分を、実は、あなた自身も持っているのです。
あなたがそのことに気づき、自分で自分を否定している面を愛し、傷ついている心を癒(いや)していくことで、あなたの人生に、こういった相手は登場しなくなります。自分の中にすでに苦痛があるときだけ、相手はその引き金を引くのです。
相手に悩まされていても、どうか嘆(なげ)かないでください。苦手な人たちとのお付き合いを通して、人は賢くなっていきます。傷ついた経験がある人のほうが、人に優しくできます。また、問題の多い関係だからこそ、自ら人間関係を壊(こわ)してしまうような、あなたの隠(かく)れたネガティブなクセにも気づいて行けるのです。
苦手な相手を通して、あなたはあなたの心の中の「見えていない部分」に、愛の光を灯しているのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
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