人生とは自分自身を知る旅でもある。
異なる性格の人々の群れのなかで、
さまざまに、もまれながら生きてゆかねばならない。
好きな人ばかりではなかろう。
ほめられてばかりでもなかろう。
いま、むしろ、批判や非難を雨あられと受けつつ、
ぼろ傘をさして、やり過ごす日々のほうが多かろう。
ただ、その日々を送るなかで、
不平不満で心を一杯にしたなら、それが地獄なのだ。
嫉妬に狂ったなら、そこに悪魔が出現するのだ。
人の悪口しか言えない心は、限りなく悲しい心だ。
わずかな幸福でも、数え上げれば大きなものとなる。
極端に不幸でもなく、人がうらやましがるような幸福でもない、
中間的な幸福に、十分な生きがいを感じる。
この世の幸不幸とは、欲の調節の加減でもあるのだ。
---owari---
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