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「責任感のある大人」になるための秘訣とは ⑩

2019年09月29日 | 人生
(ハリウッドのセクハラ問題に見る「責任の範囲」と「自分の分限」)
最近では、ハリウッドでもセクハラ問題等がたくさん出てきていますが、なかなか厳しい問題はあると思います。

要するに、女優が複数いて、どの女優を登用すればよいかが分からない場合、監督(かんとく)やプロデューサーあたりが誘(さそ)って、「ちゃんとついてくるかどうか」という“踏み絵”を踏ませるのでしょう。ただ、「ついてきた人にはいい役を与えるが、ついてこなかった人は要らない」というような、「選べる立場」に立ってそういうことをすると、あとから復讐されるわけです。

女優たちが授賞式に黒装束(くろしょうぞく)で出席し、赤絨毯(じゅうたん)の上で抗議(こうぎ)するようなことが起きていますが、やや厳しくなってきています。

おそらく、全体がうまく回っているときには言われないのでしょうが、うまく回らなくなってきたときには、いろいろとそういうものが出てくるのだと思います。

例えば、監督の“好き嫌い”で人を選んでいるときに、実力にはっきりとした差があるなど、フェアでないことが明らかである場合には、訴(うった)えてくることもあるでしょう。

いろいろなことを述べましたが、やはり、「責任の問題」というのは難しいところがあります。いずれにしても、経験を積み、自分の分限(ぶんげん)を知りながら前進していくうちに、「自分で責任を負える範囲」もだんだん広くなってくるのではないかと思います。――この章は終わりです。

---owari---
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