このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

不動明王のような心で危機を脱した伊達政宗

2022年10月26日 | 歴史
今回のシリーズは、伊達政宗についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――「恐れてはなりませぬ。不動明王は、この世の悪に対する怒りを退治すべく、自分の体から炎を吹き立てているのでございます」と説明した。そして、「若君も、一隻眼(いっせきがん:独眼)を恥じてはなりませぬ。この不動明王のように、悪を退治するお人におなりあそばせ」といった。あの一言によって政宗はそれ以前の自分とは変 . . . 本文を読む
コメント

この世に出て来た黄金は形は変えても永遠に変質しない

2022年10月25日 | 歴史
今回のシリーズは、伊達政宗についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――ある時、武田信玄が、忍びの名人に織田信長の機密を探るように頼んだ。するとその名人は、この仕事は一万両以下では請け負いかねるという。一万両では高すぎるゆえ、三千両に負けておけと交渉したが、名人は断じて値引きはできないと言い張った。そこで、信玄は、当時大蔵藤十郎であった長安の掘り出した甲州金一万両を渡して依 . . . 本文を読む
コメント

東北地方への積極的な上方文化の導入を行った政宗

2022年10月24日 | 歴史
今回のシリーズは、伊達政宗についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――「東北地方への積極的な上方文化の導入」である。その手始めとして、「伊達軍団の軍装を華麗にしよう」と企てた。一人ひとりの兵士に、「自分で工夫をして、軍装をきらびやかにしろ」と命じた。こんなことを言う大将は当時ひとりもいない。兵士たちは思い思いに自分の軍装を華やかなものにした。集まるとかなりサイケな組織にな . . . 本文を読む
コメント

政宗の危機を救った家康の策

2022年10月23日 | 歴史
今回のシリーズは、伊達政宗についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――とにかく二人は、こうしてくわしく事実を認めた直訴状は渡してあったが、結束をみだることを怖れて、政宗にはまだ報告していなかった。政宗も、薄々そうした動きもあると承知して、不問に付していたものであるのはいうまでもない。こうして二十二日に受け取った書状を、二十三日の朝、伏見城の大奥で、もう一度近侍に読ませ、こ . . . 本文を読む
コメント

秀吉の詮議における小さな穴による言い訳

2022年10月22日 | 歴史
今回のシリーズは、伊達政宗についてお伝えします。――――――――――――――――――――――――蒲生氏郷(がもう うじさと)は証拠として、伊達政宗が書いた一揆煽動の文書を提出した。こういうふうに証拠がそろっていては、いい逃れることはできまいと思ったのに、政宗は堂々といい抜けた。彼は、「確かにその文書の文字はわたくしのに似ておりますが、判が違います」といった。「判が違うというのはどういうことだ?」き . . . 本文を読む
コメント