へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

心の目、風の色..

2011-02-03 12:44:50 | 本・映画・音楽
昨夜、ニュースの後の特集で全盲のピアニスト辻井氏と脚本家の倉本聰の対談の様子が紹介されていた。辻井氏の演奏を聞きながら倉本氏は泣いていた。じゃあ、今度は氷が溶けて水になる様子を表現してみて..いきなりの重低音からきらびやかな高音にノックアウトされる。その表現力の豊さに嫉妬している自分がいた。目の見える者が目の見えない者に嫉妬するのは奇異に思われるかもしれないが本当である。彼には見なくて良いものは見えない分、見るべきものが心の目を通じて見えているのだ。外に出れば、風の色を感じることだってできる。我々には感じ取れないものを彼は感じることができる..演奏中の彼は首を左右に大きく振る..自身の演奏に酔いしれているのではない。人の話を聴く時も同様の動作をする。どうやら、首を左右に振るのは、彼にとってアンテナで情報をサーチするようなものらしい..さて、もし、自分の目が全く見えなくなったらどうするだろう..生まれながらの全盲と違って事故や病気による失明は人を大きく狼狽させ、自暴自棄にさせることだろう..もし、失明しても..とりあえずピアノは弾けるし、空手の型も練習できる..問題は、
ランニング..こればかりは他人の力を借りないとできない。もし、私が全盲になっても250キロは出ますからね。一人50キロずつ5人に伴走をお願いしますね。次のエイドにビールがあります。銘柄はサッポロとキリンと..って具合にね。
コメント
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