7日目、浦河から襟裳岬までの53km。これで前半戦が終了する。思えば、最北端の宗谷岬から内陸部を経て襟裳岬まで、あっという間の7日間だった・・・
前半戦最終日、いつも以上にメンバーの気分は高揚していた。途中までみんなでゆっくり走り歩きした。おかげで普段、一緒に走ることのないトップ集団の人たちともお話しすることができた。
コースは、ひたすら右手に太平洋を見るコースだが、奇岩が点在し、まるでフランス北西部のノルマンディー地方を思わせるような景色が広がっていた。加えて、いつもは曇りがちの太平洋も、この日は素晴らしく晴れていた。我々の気分も「快晴」・・・!
なかでもエンルム岬からの眺望は素晴らしかった。ここはぜひ一度、上まで登って周囲の海岸線や港を見下ろしていただきたい。なんと、ここで我々と一緒に走ってきたYさんが、背負っていた荷物からフルートを取り出し、天空のコンサートが始まった。さわやかな海風の下、素晴らしい景色を堪能しながら聴く音楽は格別だ。
やがて、ランナーの列がばらけ、完全に単独走になると私は、宗谷岬からの旅を振り返ってみた。色々あった。意気込んで参加したものの、あっさり2~3日目にして出鼻をくじかれたこと。(他の参加者からは、「え?なんで?」だったみたいですけど・・・)リタイアしたかずちゃん&しんちゃんが札幌直行便に乗ってしまい、夫婦水入らずの一日を過ごしたこと、そのかずちゃんが翌日、民家から出てきた犬に噛まれたこと。(噛まれてもなお、最後までゴールしたかずちゃんはスゴイ。)私の履いていた靴底に穴があき、コースの途中で買って引き続き走ったこと。Yさんのフルート演奏、その他沿道でのささやかな応援、この大会に理解と関心を示してくださる方々からのサポート等々・・・
そして、何より、普段目にすることのない雄大な北海道の大自然・・・!
走りながら私は思った。見よ、これが北海道だ。私の生まれ故郷だ!
私は北海道に生まれたことをあらためて誇りに思った。
まもなく、国道は丘へと延びていく・・・どうしてこうも北海道の岬は丘陵地帯にあるのだろう・・・でも、そのほうが臨場感が増す。気持ちが高揚していく中、灯台の頭が見えて来た。国内外の観光客に見守られて、そして先に着いた仲間に見守られて無事、ゴールした。最後は、「ビール、ビール!」と叫びながら周りの笑いを誘った。
なんと、願いが通じたのか、全員がゴールすると、クーラーボックスから冷えた缶ビールが出てきた!うっめえ~。ここで飲んだビールは最高にうまかった!ありがとう、仲間たち。ありがとう、私の脚、そして靴(笑)
正直、私の家にはテレビが無く、ニュースや報道番組はワンセグで見ている。(今、問題視されているNHKの受信料も、ちゃんと払っています。私が住んでいるところのNHKは、ちゃんとワンセグの場合の価格表を提示しました。全国一律にして欲しいですね。)だから、普段、私がテレビドラマを見ることはほとんど無いのだが、さらにテレビドラマは見ることは無いだろうと確信した。
だって、現実の方がはるかにドラマティックなのだから・・・
前半戦最終日、いつも以上にメンバーの気分は高揚していた。途中までみんなでゆっくり走り歩きした。おかげで普段、一緒に走ることのないトップ集団の人たちともお話しすることができた。
コースは、ひたすら右手に太平洋を見るコースだが、奇岩が点在し、まるでフランス北西部のノルマンディー地方を思わせるような景色が広がっていた。加えて、いつもは曇りがちの太平洋も、この日は素晴らしく晴れていた。我々の気分も「快晴」・・・!
なかでもエンルム岬からの眺望は素晴らしかった。ここはぜひ一度、上まで登って周囲の海岸線や港を見下ろしていただきたい。なんと、ここで我々と一緒に走ってきたYさんが、背負っていた荷物からフルートを取り出し、天空のコンサートが始まった。さわやかな海風の下、素晴らしい景色を堪能しながら聴く音楽は格別だ。
やがて、ランナーの列がばらけ、完全に単独走になると私は、宗谷岬からの旅を振り返ってみた。色々あった。意気込んで参加したものの、あっさり2~3日目にして出鼻をくじかれたこと。(他の参加者からは、「え?なんで?」だったみたいですけど・・・)リタイアしたかずちゃん&しんちゃんが札幌直行便に乗ってしまい、夫婦水入らずの一日を過ごしたこと、そのかずちゃんが翌日、民家から出てきた犬に噛まれたこと。(噛まれてもなお、最後までゴールしたかずちゃんはスゴイ。)私の履いていた靴底に穴があき、コースの途中で買って引き続き走ったこと。Yさんのフルート演奏、その他沿道でのささやかな応援、この大会に理解と関心を示してくださる方々からのサポート等々・・・
そして、何より、普段目にすることのない雄大な北海道の大自然・・・!
走りながら私は思った。見よ、これが北海道だ。私の生まれ故郷だ!
私は北海道に生まれたことをあらためて誇りに思った。
まもなく、国道は丘へと延びていく・・・どうしてこうも北海道の岬は丘陵地帯にあるのだろう・・・でも、そのほうが臨場感が増す。気持ちが高揚していく中、灯台の頭が見えて来た。国内外の観光客に見守られて、そして先に着いた仲間に見守られて無事、ゴールした。最後は、「ビール、ビール!」と叫びながら周りの笑いを誘った。
なんと、願いが通じたのか、全員がゴールすると、クーラーボックスから冷えた缶ビールが出てきた!うっめえ~。ここで飲んだビールは最高にうまかった!ありがとう、仲間たち。ありがとう、私の脚、そして靴(笑)
正直、私の家にはテレビが無く、ニュースや報道番組はワンセグで見ている。(今、問題視されているNHKの受信料も、ちゃんと払っています。私が住んでいるところのNHKは、ちゃんとワンセグの場合の価格表を提示しました。全国一律にして欲しいですね。)だから、普段、私がテレビドラマを見ることはほとんど無いのだが、さらにテレビドラマは見ることは無いだろうと確信した。
だって、現実の方がはるかにドラマティックなのだから・・・