20日(火)から再び北海道に行き、昨日帰ってきました。期間中、22日(木)から25日(日)の4日間、オロロン・チャレンジ342.195km(ノンストップの部)に参戦、本日から4回に分けて連載します。
この大会は、先月おなじく北海道で開催された「トランスエゾ」と同じ主催者であり、大きな違いは、より「旅」に近いトランスエゾに対し、超長距離ランナーの底上げを図ることを目的に、自己の限界への挑戦が求められている。よって、ステージの部であれば、個人の100kmのタイム向上を目標に、私のように速さが求められないランナーは「亀さんチーム」として、休むことなく前へ進み続けるしかない。いずれにせよ、個人の限界への挑戦、なのだ。
この酔狂な大会に参戦したのは、ステージの部(うさぎさんチーム)に2名、ノンストップの部(かめさんチーム)に3名の計5名、私以外、みな男性、しかもリタイア前後のおじさん達である。
かようにして、酔狂おじさん・おばさんの競演が北の大地を舞台に繰り広げられた。
22日午前4時半、我が町小樽の日和岬(祝津水族館のある岬の展望台)に我々は集まった。といっても前日から同じ宿に宿泊し、せっかくの小樽の夜を満喫してもらおうと思って入った居酒屋が、ハズレで・・・味は旨いのに人の運用がなってなくって、大変もどかしい思いをさせられた・・・ってなカンジですでに気心知れた?仲間となって2台のレンタカーに分乗してやってきたのである。
小樽運河までの6kmは、つかず離れずして5人がそれぞれ見える範囲内にいる。運河で記念撮影し、そこからは、うさぎさんチームが一気に飛び出す。
こんな時間に生まれ故郷の小樽を走ったことが実は無かったので、見るものすべて私にとっては新鮮だった・・・写真は来年で閉館が決まった石原裕次郎記念館からの日の出・・・そういえば、小樽で初日の出を見たことが無いけど、実際は、こんなにキレイなんだ・・・初日の出を見たことが無いのは、冬の小樽はめったに晴れることが無いからだ。
日が昇って平磯岬を過ぎてから高島方向を望む小樽湾も格別だった。なんだか小樽の写真ばかり撮ってしまった。先を急がなくては・・・
札樽国道を札幌へは行かず、石狩湾を北上して石狩市を行く。途中、リュックを背負ったおじさんランナーがやって来て、しばらく一緒に走った。最近のマラソンブームからか、やはり、市民ランナーの底上げ?からか、このように休日、一人で旅ランしている姿を見るのはなんだか嬉しい。
1か月前の暑さはどこへやら、すでに街路樹は一部が紅葉していた。北海道の秋は早い。日中の気温は20度くらい。これが夜になって明け方になると11度になる。やはり、北海道は一日の寒暖の差が激しいのである。湿度は30%以下、ということで非常にさわやかに感じる。けれど、日差しが強い。またしても真っ黒に(笑)
これは、人口密度が低く、自然の豊富な場所のため、空気が澄んでおり、紫外線が直に降り注いでくるのが原因らしい・・・
時間を節約するため、トランスエゾのように、どっかり腰を下ろして昼食をとる、というよりは今回は、小腹がすいたらおにぎり1個・・・ってな具合に小出し作戦に出た。
前回のように汗が出ない分、トイレにはすぐ行きたくなる。コンビニを見つけるたびにトイレに入った。ありがたいことに公衆トイレもあった。
初日は、まだまだ市町村が続くため、コンビニや自販機に困ることは無い。だから、動けるうちに動けるところまで進んだ方がいい。すでに参加者5人という大会では、前後に誰もいなくなっていた。ずーっと、一人旅・・・時折、主催者が車で様子をうかがいに来る。というより、10kmごとに設けられたチェックポイントで我々は通過したことを証明する写真を添付し、主催者にメールすることが義務付けられている。安全確認の意味も込めて。
この日のステージの部のゴールは小樽から100km地点の浜益(はまます)村・・・そこまでは仮眠せずに行こう!
厚田公園を過ぎるとやがて辺りは暗くなった。そして、送毛(おくりげ)へ行く途中から海岸線から離れ、山に入る・・・なんと、夜になってからクマが出そうな場所を通過しないといけないのだ。
右側(つまり山側)の路側帯を懐中電灯照らして走る私の横で「キキキキ・・・ケケ」ってなへんな鳴き声がし、思わず、反対車線へ飛びのいた。真っ暗闇での奇妙な鳴き声に驚愕し、そちらへライトを向ける勇気もなく、黙々と前へ進む。その奇妙な声の主は珍入者の私に対して怒っているようだった。その証拠に、林の中から1kmほど私と並走してくる。「キキ・・ケケ・・・」と鳴きながら・・・
結局、奇妙な声の主の正体を突き止めないまま、先へと進む。100km地点を22時35分に通過。ステージの部の制限時間は21時だから、そうとうスピード練習をしない限りはステージ参加は無理だ。当面、かめさんチームでいよう。
さて、2日目に突入するにあたり、私もそろそろ何処かで寝る必要があった。さて、何処で寝ようか・・・
この大会は、先月おなじく北海道で開催された「トランスエゾ」と同じ主催者であり、大きな違いは、より「旅」に近いトランスエゾに対し、超長距離ランナーの底上げを図ることを目的に、自己の限界への挑戦が求められている。よって、ステージの部であれば、個人の100kmのタイム向上を目標に、私のように速さが求められないランナーは「亀さんチーム」として、休むことなく前へ進み続けるしかない。いずれにせよ、個人の限界への挑戦、なのだ。
この酔狂な大会に参戦したのは、ステージの部(うさぎさんチーム)に2名、ノンストップの部(かめさんチーム)に3名の計5名、私以外、みな男性、しかもリタイア前後のおじさん達である。
かようにして、酔狂おじさん・おばさんの競演が北の大地を舞台に繰り広げられた。
22日午前4時半、我が町小樽の日和岬(祝津水族館のある岬の展望台)に我々は集まった。といっても前日から同じ宿に宿泊し、せっかくの小樽の夜を満喫してもらおうと思って入った居酒屋が、ハズレで・・・味は旨いのに人の運用がなってなくって、大変もどかしい思いをさせられた・・・ってなカンジですでに気心知れた?仲間となって2台のレンタカーに分乗してやってきたのである。
小樽運河までの6kmは、つかず離れずして5人がそれぞれ見える範囲内にいる。運河で記念撮影し、そこからは、うさぎさんチームが一気に飛び出す。
こんな時間に生まれ故郷の小樽を走ったことが実は無かったので、見るものすべて私にとっては新鮮だった・・・写真は来年で閉館が決まった石原裕次郎記念館からの日の出・・・そういえば、小樽で初日の出を見たことが無いけど、実際は、こんなにキレイなんだ・・・初日の出を見たことが無いのは、冬の小樽はめったに晴れることが無いからだ。
日が昇って平磯岬を過ぎてから高島方向を望む小樽湾も格別だった。なんだか小樽の写真ばかり撮ってしまった。先を急がなくては・・・
札樽国道を札幌へは行かず、石狩湾を北上して石狩市を行く。途中、リュックを背負ったおじさんランナーがやって来て、しばらく一緒に走った。最近のマラソンブームからか、やはり、市民ランナーの底上げ?からか、このように休日、一人で旅ランしている姿を見るのはなんだか嬉しい。
1か月前の暑さはどこへやら、すでに街路樹は一部が紅葉していた。北海道の秋は早い。日中の気温は20度くらい。これが夜になって明け方になると11度になる。やはり、北海道は一日の寒暖の差が激しいのである。湿度は30%以下、ということで非常にさわやかに感じる。けれど、日差しが強い。またしても真っ黒に(笑)
これは、人口密度が低く、自然の豊富な場所のため、空気が澄んでおり、紫外線が直に降り注いでくるのが原因らしい・・・
時間を節約するため、トランスエゾのように、どっかり腰を下ろして昼食をとる、というよりは今回は、小腹がすいたらおにぎり1個・・・ってな具合に小出し作戦に出た。
前回のように汗が出ない分、トイレにはすぐ行きたくなる。コンビニを見つけるたびにトイレに入った。ありがたいことに公衆トイレもあった。
初日は、まだまだ市町村が続くため、コンビニや自販機に困ることは無い。だから、動けるうちに動けるところまで進んだ方がいい。すでに参加者5人という大会では、前後に誰もいなくなっていた。ずーっと、一人旅・・・時折、主催者が車で様子をうかがいに来る。というより、10kmごとに設けられたチェックポイントで我々は通過したことを証明する写真を添付し、主催者にメールすることが義務付けられている。安全確認の意味も込めて。
この日のステージの部のゴールは小樽から100km地点の浜益(はまます)村・・・そこまでは仮眠せずに行こう!
厚田公園を過ぎるとやがて辺りは暗くなった。そして、送毛(おくりげ)へ行く途中から海岸線から離れ、山に入る・・・なんと、夜になってからクマが出そうな場所を通過しないといけないのだ。
右側(つまり山側)の路側帯を懐中電灯照らして走る私の横で「キキキキ・・・ケケ」ってなへんな鳴き声がし、思わず、反対車線へ飛びのいた。真っ暗闇での奇妙な鳴き声に驚愕し、そちらへライトを向ける勇気もなく、黙々と前へ進む。その奇妙な声の主は珍入者の私に対して怒っているようだった。その証拠に、林の中から1kmほど私と並走してくる。「キキ・・ケケ・・・」と鳴きながら・・・
結局、奇妙な声の主の正体を突き止めないまま、先へと進む。100km地点を22時35分に通過。ステージの部の制限時間は21時だから、そうとうスピード練習をしない限りはステージ参加は無理だ。当面、かめさんチームでいよう。
さて、2日目に突入するにあたり、私もそろそろ何処かで寝る必要があった。さて、何処で寝ようか・・・