川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

袴田巌は神になるしかなかった

2025年01月17日 | 人間心理・心理学
48年近く、無罪なのに拘禁された袴田巌は、神になるしかなかった。

精神を蝕まれ、現実を逃避して、いや現実を意図的に歪曲して、神の世界に棲むしかなかった。

袴田巌が、自分を「神」と呼称したことを、誰も責められない。

身体的拘束は、人の精神に最も強い影響を及ぼす。

マインド・コントロールの研究をしていて、ある大学名誉教授にも私はそう聞いた。

身体的拘束のある洗脳と、
身体的拘束のないマインド・コントロールは、段違い。

その効果がダンチの身体的拘束を48年近く受けた。

そして袴田巌は神になった。

それでも戦うことを辞めなかった袴田巌に私は神々しさを感じる。

真実を求めるその信念に崇高なるものを感じる。

ーーーーーー

12年半、監禁されて、それでも精神を病まずに、今も立派な社会人として活躍している後藤徹さんの、立派さを思う。





あの人も神だ。

監禁はいけない。

身体的拘束はいけない。
 
だから憲法38条3項に、「不当に長く拘禁された後になされた自白は証拠とすることができない」と書いている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 検事もウソをつく | トップ | 火事場泥棒 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

人間心理・心理学」カテゴリの最新記事