◎◎ ドル・円は小幅安、リスクオン地合いが重し-米感謝祭で参加者限定的
酒井大輔゛
★★ 東京外国為替市場のドル・円相場は小幅安。米国が感謝祭の休暇入りということもあり、相場は盛り上がりを欠く中、足元のリスクオンのドル売り地合いが重しとなっている。
ハイライト |
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市場関係者の見方
¤¤¤⇨ CIBC証券金融商品部の春木康部長
- 足元ではリスクオンムードが根強く、ドルは軟調地合い
- リスクオンのドル売り地合いの中、国内勢の円売り需要が活発ではないことや日米実質金利差における円の優位性から、ドル・円は重い動き
- ユーロはきのう9月以来の1.19ドル台で引け、上攻めのセンチメント強い
¤¤¤⇨ 三井住友銀行NYトレーディンググループの下村剛グループ長
- 米国が休みに入る中で参加者が乏しく、月末需給が相場を主導
- ドル・円では、リスクオンのドル売り・円売りとはいうものの、全体的なドル売りの中で上値は重そう
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は必要に応じて量的緩和調整やガイダンスの早期強化を指摘。ただ債券買い入れの残存期間延長に関してはそこまで強い意図は感じられず
背景
- FOMCが25日に公表した11月会合の議事要旨では、債券購入の戦略についてさらなるガイダンスを示すことを当局者が議論していた
- 日経平均株価は前日比173円高で午前の取引を終えた