こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

悲しい話です・・・それが事実であるなら

2012-01-17 23:45:45 | 市政&議会報告
新聞、テレビのニュースで泉大津の名前が大きく報道された。
大変ショックな事件です。

我が家では、私より先に長女が新聞の記事を目にとめ、そして読んでいた。

午後1時から緊急の市議会会派代表者会議が召集され、出席した。

教育委員会事務局からの報告は、新聞紙上で報道された内容説明の域を出ないものだったと思う。
「事件の概要」を報告より引用すると「旅行会社元従業員は以前より長年にわたって修学旅行の担当者でありましたが、別件の横領罪により警察の取調べを受けておりました。その捜査の過程で、前校長が平成22年8月11日~16日までの6日間の家族旅行の大幅値下げ(310万円相当の航空券の割引)を受けたとして、収賄容疑で逮捕されました。」とのこと。

説明を受けて、各議員から質問、意見が相次いだ。修学旅行だけなのか?今後の対応は?修学旅行等についての教育委員会としての関わりは?・・・等々。

まだ「容疑」の段階であり、断定的なことは言えないが、事実であればとても残念なことだ。
現職の当時、何度か学校を訪問し、中学校の大規模化、過密化の問題などについて意見を交換した。
子どもたちを見る目の温かさを感じた。それだけに、とても残念だ。

今、私が一番気になるのは子どもたちの心に残したであろう傷、痛み。あるいは不安。
会派代表者会議では、そのことについて発言した。
教育委員会の報告では「生徒・保護者に動揺を与えないようにするとともに、信頼関係の回復に努める」と言われた。
「動揺をあたえないように・・・」と言うが、動揺があって当然だと思う。
その動揺をしっかり受け止め、ごまかしのない言葉で応えて欲しいということを求めた。

そのためには、教育の現場で問題を深く掘り下げた検証、議論がされなければならない。
それは、まだまだではないかと思う。

たまたま「横領容疑で逮捕された容疑者の供述」から発覚した。
自浄能力を発揮できる教師集団であって欲しい。

退職された(だいぶ以前に)元先生に、在職中、子どもたちが使う教材の購入に関わる業者からのリベート、保護者から預かるお金を預金にした利子を職員の遊興費に使う、保護者からの中元・歳暮、PTA会費の不適切な使用などの悪弊を、職員間の徹底した議論でひとつひとつなくしていった話をお聞きしたことがある。

保護者の負担はできるだけ少なく、お金の出入りは曇りなく透明に、そして子どもたちが「ホンモノ」にふれる教育を・・・そのことが自由闊達に議論できる教師集団であってほしい。


「2度とこのようなことを繰り返さないように・・・」という通り一遍の「謝罪」では、けしてすませられない。

会派代表者会議では「修学旅行の契約費用が妥当であったのかどうかの検証(元校長が利益供与を受けたとされる金額が修学旅行費に上乗せされることがなかったのか)。市の教育委員会としての管理責任。子どもたちへの十分な教育的配慮」の3点について、教育委員会としての責任ある対応を議会を代表する議長名で求めることを全員一致で確認しました。







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