こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「幼保一体化」で委員会としての行政視察を提案

2012-07-20 23:18:38 | 市政&議会報告
きょうは委員長をつとめる厚生文教常任委員会の懇談会を開催しました。

テーマは委員会としての視察について。

これまで泉大津市議会は、常任委員会での行政視察を10年余にわたって自粛してきました。
市財政窮迫のなかでの措置です。

もちろん、今でも財政的には充分な余力があるわけではありませんが、そういう中でも、議会の委員会として必要な視察はしてその成果を積極的に生かしていくことが大切だと思っています。

議会運営委員会での議論のうえ、6月議会の最終日、「各常任委員会の閉会中の継続調査」を議決したのは、「必要があれば議長に申し出て、視察を行う」ことの意義をあらためて確認した上でのことです。

インターネットなどで瞬時にして、豊富な情報を得られることは、私の議員生活のスタートの頃とは比較になりません。(あるテーマについて調べているとき、図書館に保管されていた新聞を倉庫から出していただいて、紙面を根気良く一枚一枚めくったことがありました。今、思えば懐かしい・・・)

しかし、やはり現場へ行って、見て、聴いて理解を深めることに大きな意義があることもあります。

「幼保一体化」もそのひとつだと考えました。

先日も、「くすのき保育所の建設についての説明会」の中で、幼稚園児の保護者の方から「一体化施設」について「保育所の大きいバージョン?みたいなものですか?!」という質問がありました。

これまで、保育所と幼稚園は、同じ就学前の子ども達の過ごす場でありながら、くっきりと隔てられたものとして、それぞれの蓄積をしてきました。保護者の皆さんのなかに戸惑いがあって当然だと思って、その言葉を聞きました。

制度も所管も違う幼稚園と保育所、このふたつの施設を自治体独自に「一体化」して運営し、実績をあげている自治体があります。

その中から、人口約56000人、最低限の施設改修で「一体化施設」として公立の認定子ども園を創設した千葉県山武市、早くから「幼保一元化」に取り組んでいる東京都新宿区の視察を、正副委員長の案として提案しました。

委員会の懇談の中では、様々な意見がありましたが、「幼保一体化」について先行して実施している自治体への視察の必要性については、合意できました。

他の委員から災害時要援護者支援プランについての先進的な視察の提案もありました。
これも、大切なテーマであり、視察先などさらに検討していくこととしました。

日程等、まだ未定ですが、視察を実施することになればその成果をしっかり市民のみなさんにご報告しながら、泉大津の保育・教育について、一緒に考えていきたいと思っています。




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