こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「戦争のほんとうの恐さを知る財界人の直言」

2016-08-25 21:27:24 | 読書
著者は憲法9条2項をめぐって「国民は2度と戦争はすまいと決意した。しかし支配政党は・・・一度もそんな決意はしたことがない。」「国民と支配政党とのねじれ現象」 と言う。

「9条2項の旗はボロボロになりました。・・・しかし、国民は旗竿を放さないのです。ボロボロになった旗でも国民はその旗竿を放そうとはしない。それをいま放せという形で国民に迫っているのが憲法『改正』の現状なのです」



本書の初版は10年前。自らの戦争体験を語り、渾身の力をこめて憲法「改正」の動きに警鐘をならした講演の記録。

集団的自衛権行使容認、安保法制=戦争法で、旗はますますボロボロになった。

「それでも旗竿を放すな!」と、語りかけてくれている。

著者;品川政治(経済同友会終身幹事、国際開発センター会長、日本興亜損保社長・会長など。2013年8月死去)

発行所;新日本出版社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする