国民救援会泉大津支部の3回目の大会でした。
1984年12月、滋賀県日野町でおきた強盗殺人事件の犯人として逮捕され、無期懲役の判決。無実を訴えながら亡くなった故阪原弘さんの遺族が再審請求。
弘さんの息子さんのお話しを聞きました。
当事者の方の、お話はとても重いです。
ある日突然、逮捕・拘留。
その「ある日」は、「家族が一番、幸せだったころに突然やってきた」とお話の中で言われました。
家族が全員、働いて、経済的な心配もない。妹たちの結婚。孫が生まれて・・・・
そんな幸せが断ち切られ、殺人犯の汚名を着せられたまま、再審の扉が開くこともなく2011年、弘さんは亡くなりました。
遺族が2回目の再審請求を行い、大阪高裁で審理中。
冤罪当事者の方が、こうして立ち上がり、訴え続けてくれるから、私たちは大切なことを知ることができます。
そこには目を背けてはならない、不正義の闇があります。
冤罪を許さない社会をつくる運動の積み重ね、この街で仲間の輪を広げていきたいと思います。