こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

国民不在の「国民会議」

2013-08-07 22:50:08 | 社会保障
昨日8月6日、政府の社会保障制度改革国民会議は「最終報告書」を首相に提出した。

今日の市政報告会の資料に「報告書」の冒頭にある「国民へのアピール」と言う文書を印刷した。
6月議会の一般質問、国保問題を語るのに、国の政策動向にふれないわけにいかないので。

以下は「アピール」の中より。

「・・・医療保険、介護保険が行き渡り、誰でも適切な医療や介護を受けることができるようになったことが人々の寿命を伸ばし、年金保険による所得保障が高齢期の生活を支え長寿の生活を可能にしたのです。」

「いったいどこの国の話?」「年金は減らされ、この上消費税アップ?!。ふんだりけったりや」
参加者から次々にあがった声。

消費税増税と社会保障の改悪をセットで進めるレールが、民主党政権のもとで敷かれ、国民会議の議論の途中で政権交代があって自公政権のもとで、「給付削減と負担増」が推し進められようとしている。

「国民へのメッセージ」は「考え抜いた私たち国民会議の結論であります。」と結んでいる。

一体何を考え抜いたのだろう?!

「行き渡った」のは医療や介護の保障ではない。
年金天引きの保険料、所得ゼロでも保険料負担、所得ゼロでも介護サービスは1割負担、医療は3割負担・・・
負担だけは「行き渡った」。
保険料の負担が暮らしを脅かし、医療・介護の保障を奪われた人たちがたくさんいる。
介護のために家族が仕事をやめ、直面する24時間の家族介護と貧困。

こんな現実は何ひとつ反映されず、負担増と給付減だけを並べた「最終報告」。

「国民会議」は「国民不在の議論」に終始したとしか思えない。

「やっぱり国民が声をあげないとダメ!」今夜の市政報告会の結論でした。

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