微熱以上の熱が出たのは、何年ぶりのことか。
さだかな記憶はありません。
コロナ以前にインフルエンザに罹患したとき以来かと思います。
木曜日の夜、「ちょっとおかしい・・・」と感じ、金曜日の朝、起きて喉が痛く、約束の時間に出かけようとして車の運転席に座ったものの、その時点で、身体中の痛み。潔く外出はやめて、約束は謝罪の電話でお断りしました。
熱があがって、38度を超え、時計を見ると午後6時。
かかりつけ医(と言っても、何年もお世話になることがなく過ぎていました。)が開業している時間なので、自転車で出かけました。
医院のガラスのドアに「発熱している方の診療はお断りしています」の文字。
「発熱しているから来たんだけれど・・・」と、心でつぶやき、そっとドアをあけて受付で、小さな声で「家で測ったら37度以上あるんですけれど・・・」と告げると、近所の検査ができる病院を紹介。電話番号を書いた、メモを渡してくださいました。
すぐ近くなので、その場で電話、すぐに向かいました。
教えられた通り、インターフォンで呼び出すと、「階段を上って、エレベーターの前でお待ち下さい」。その指示に従い、待つこと数分。一般の待合と別の部屋に通され、待機。そしてまずは問診と検査。ドクターは、透明なカーテンの向こうから、厳重に手袋をして手だけを出しての検査です。
PCR検査の結果はすぐに出て陰性でした。(ほっ)
そして改めて、診察室でドクターと、今度は向かい合っての診察です。
処方箋をもらって隣の薬局で薬を購入し、帰宅。
その場で検査の結果が出て、診察、薬が出て、ほんとに安心しました。
土日は、ほぼ寝ていました。昼も夜も。
そして、あの時、かかりつけ医の「お断り」の張り紙を無視して中に入って訪ねなければ、「その場で検査、陰性確認の後に診察を受けられる」医療機関にたどりつけただろうか?
それはとても難しいことだったと思います。
コロナ感染拡大の当初は、PCR検査は保健所の指示、その保健所の電話がつながらないという事態が続きました。医師の判断で検査ができるようになっても、「検査キットを受け取ってそれを自ら保健センターに届けるという。」市のホームページには、昨年10月の情報で、そういう記載です。あの倦怠感、身体の痛みの中で、診療所、保健センターの行ったり来たり、それは辛いなと思います。
運よく、診ていただけた「かかりつけの患者でなくても検査・診察ができる医療機関」の一覧は大阪府のHPにありました。
それは、我が市のホームページではなく、他の自治体のホームページにリンクされた情報の中にありました。
あの状況で、必要な情報にたどりつくまでネットで検索するのも、ハードルが高かったと思います。
いろんな方に、心配と迷惑をかけました。
早く、でも焦らずに、完全な元気をとりもどします。
みなさんも、どうぞお気をつけて。
万一の時は、「かかりつけの患者でなくても検査・診察ができる医療機関」を参考にしてください。