先週の木曜日、検査で陽性と判定され「会計は、火曜日以降に来てください」と言われていたので、支払いに行きました。
見上げた空は、澄んだ青に秋の雲。
季節のめぐりを感じます。
この一週間、火曜日から開かれていた決算委員会をYouTubeで視聴しました。
8人の委員のうち5人が、今年の4月の選挙で初めて当選された新人議員さんでした。
今日は総括討論。
2022年度と言えば、感染拡大の長期化の上に、物価高騰。
一年前に日本共産党が取り組んだアンケートには「年金が減った。医療費の負担が増える」「給料が上がらない。物価、特に食費があがる。」・・・悲鳴とも嘆きともいえる声が数多く寄せられたことを思い出します。
昨年の12月議会で、その声を取り上げて「物価高騰に対する緊急対策」を求めました。
第1に、全ての市民、事業者への直接的支援策として水道料金の引下げ、第2に、子育て世代への支援として保育所、こども園、学校の給食無償化、第3に、コロナ禍の影響を特に大きく受けている低所得者、非正規雇用労働者、自営業者が多く加入している国民健康保険の保険料引下げ、これらを緊急支援策として提案し、市の見解と対応をお尋ねいたします。
これがその時の提案。
残念ながらゼロ回答だった。
私は決算書をみていないが、決算委員会の質疑と今日の総括意見を聞いていて、あらためて、市民生活を守る施策を講じることができない財政状況ではなかったということを思う。
多くの市民が家計のやりくりに四苦八苦、貯金を取り崩していたその時に・・・市の貯金、財政調整基金はなんと約10億円も積み増した。
そして決算は約3億2千万円の黒字。
予算を組んだものの使われなかった不用額は約28億。
市民の暮らしの窮状に支援策が打てない財政状況ではなかったようだ。
財政調整基金は、「いざという時に使う」というなら、まさに「使うべき時」ではなかったか。
有効に、適切に、市民の家計を温めることで、また地域にお金が回る好循環をつくる。
行政にその役割が求められていたのだと思う。