こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「資本論」全三部を読む①

2022-01-11 20:36:56 | 読書

「読書」のカテゴリーにあげているのは、基本的に読み終わった本の中で、自分の記録として残しておきたいもの。

なので、この本をここに、あげるのはイレギュラーです。

まだ半分までも読んでいないだけでなく、読み終わるかどうかの見通しもないので。

そしてこの⓵を読み終わっても、続いて発刊される②以降を読み続け、読み終わりはいつになることか?

 

年明けに、ひょんなことから「資本論」に手をつけてしまった。

学生の時に、連続講座に参加して、講師の話は魅力があったのでほぼ皆勤で出席したものの、予習も復習もしないで「落ちこぼれ」のまま半世紀。

それ以来、押し入れの奥深くにしまい込んだままで探すのも手間なので、とりあえず他人の本棚から借りてきて読み始めている。

 

1930年生まれの不破さんが高校生のときに「資本論」を初めて通読し、2002年、72歳で「いまも、全貌をとらえる取り組みと努力の最中であることには変わりない」「全貌の一端ぐらいは、ある程度わかってきたかな、という感じをもった」ということで「資本論の講義を初めてする気になった」とあります。

 

「資本論」そのものと、「資本論」ゼミナールの講義記録である本書を並べて、同時並行で読み進めています。

本書に収められた「講義第1回」の中で「『資本論』という本は、・・・ずっと読み続けてゆくには、補助的な支えが必要」とあります。

青年マルクスが、「資本論」を準備する膨大なノートを作り始めてから約20年後に「初稿」が世に出て、マルクスの没後、エンゲルスによって「現行版」が公刊されるまでに半世紀余。

だから「補助的な支え」なしに文字を追っても、道に迷ってしまうということなのだろうと思う。

 

自分自身の生きてきた道、今、生きている世界を理解する指針として、「資本論」という山に登ろうとしています。

いつ登頂できるかわからないけれど、登り始めてしまったというところです。

 

 

著者;不破哲三
出版社;新日本出版社

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あなたが あなたらしく輝く... | トップ | 感染急拡大のなか、あんまり... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書」カテゴリの最新記事