元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

フランスからユダヤ人が脱出している 異文化をまとめる国家意識

2015-01-16 21:47:45 | 日記

フランスからユダヤ人が脱出していることを、欧米各紙が報じている。

理由は、ここ数年、フランス国内でユダヤ人に対する暴行の件数が増加していること。2012年にはアルカイダを信奉するアルジェリア系のフランス人男性がユダヤ人の子供3人とラビを殺害した。

昨年の5月には、同じくアルジェリア系フランス人のメヒディ・ネンムーシュが、ブルッセルズのユダヤ人博物館で4人を殺害している。

また、今月7日フランス・パリでシャルリー・エブド紙がアルカイダ系のテロリスト2人組に銃撃され、その後、2人組の同胞とされるセネガル系フランス人が、ユダヤ人が経営する店に立てこもり、店主以下数人を人質に取った。この際、4人のユダヤ人が犠牲となっている。

ユダヤ人とイスラム教徒との間には、中東のイスラエル・パレスチナ問題が対立の火種となっている。しかし、こういった宗教がらみの襲撃だけでなく、フランスに住むユダヤ人は、日頃の生活の中でも、嫌がらせなどを受けているという。そこにはユダヤ人に対する差別意識が存在する。

これらの事件を見たフランス国内のユダヤ人たちの間には、緊張が走っている。実際、2000年から12年までの間、フランスからイスラエルに移民するユダヤ人の数は年間1000〜3000人だったのに対し、13年には3300人、14年には7000人以上と、増加傾向にある。

英ジューイッシュ・クロニクル紙のジェームズ・ポラード氏によると、1年半前には50万人を数えたフランスのユダヤ人口は、数年以内に40万人に減少しかねないという。

しかし、圧迫感を感じているのはユダヤ人だけではない。最近、ドイツのドレスデン市で、反イスラム移民を掲げる2万5千人もの人々がデモを行い、このデモに対抗する10万人の反デモ隊も駆けつけた。ヨーロッパ内部で移民や人種問題が激化していることは疑いようがない。

戦後、国民のアイデンティティーと国家を分けるための反ナショナリズム(反国家主義)と、多民族主義・多文化主義を掲げてきたヨーロッパで、なぜこのような軋轢が生じるのだろうか。

それは、反ナショナリズムと多文化主義が根本的に矛盾しているからではないだろうか。

国家意識を否定することと、多くの文化を受け入れることは、一見、両立すると思えるかもしれない。しかし、国家意識という土台を取り除いたら、多くの異文化を一つの国の中でまとめるものがなくなってしまう。

国には、人種や民族といった目に見える共通点だけではなく、その国を象徴する「価値」が必要なのだ。それが「和の心」であったり、「自由」であったりと、国によって異なるが、それらの価値を共通する国家意識として共有することで、民族の壁を乗り越えることができる。

ヨーロッパは、反ナショナリズムという夢から醒め、それぞれの国が国家意識の中核となる価値が何であるのかを問い直すべき時期に来ているのだろう。(中)http://the-liberty.com/article.php?item_id=9047

【関連記事】
2015年1月9日付本欄 宗教への冒涜は「言論の自由」か? イスラム勢力による仏「シャルリー紙」襲撃事件
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9028

2015年1月6日付本欄 ギリシャ危機2.0 総選挙後にユーロ離脱はあり得るか
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9018

2014年6月号記事 ヨーロッパの豊かさが世界を救う力になる - 『大川裕太のヨーロッパ英会話武者修行』 - 大川隆法総裁 英語対談抜粋レポート
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7742


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6歳未満の女児から脳死臓器移植 死後の世界を考慮に入れた医療行為を

2015-01-16 21:17:07 | 日記

大阪大学病院で脳死判定を受けた6歳未満の女児から肺や腎臓などが摘出され、14日までに複数の患者に移植された。日本では2010年から、家族の承諾があれば15歳未満の子供も臓器提供が可能になっている。今回の臓器移植は、6歳未満では国内3例目となる。

女児は重い心臓病のため、合併症を起こすリスクの高い補助人工心臓を使いながら海外での心臓移植を待っていた。ところが、今月上旬に補助心臓内にできた血栓が原因で脳梗塞を起こし、13日に脳死と判定されていた。

女児の両親は、「同じようなお気持ちの方に少しでも光がともせたらと思っております。命のリレー(臓器移植)が一般的な治療方法として日本でも行われるよう進んでいくことを望みます」とのコメントを発表している(14日付読売新聞)。


臓器移植を待っていた子供を失うという悲しみの中、同じように移植を待っている患者や家族を思い、臓器提供に踏み切った両親の心中は察するにあまりある。

ただ、脳死臓器移植を考えるにあたっては、臓器移植を待つ患者や家族はもちろん、亡くなった臓器提供者のあの世への旅立ちという点も考慮する必要がある。

霊的に見て人間の「死」とは、魂と体をつなぐ「霊子線」が切れる時だが、脳死の段階では霊子線はつながっている。メスで切られると痛みを感じるし、臓器を取られる恐怖も感じる状態だ。

自分が死んだことが分からなければ、その苦しみであの世へと安らかに旅立てなくなり、臓器移植を受けた患者に取り憑いてしまうこともある。これが拒絶反応の霊的真相でもある。

もちろん、本人が霊的な"現実"を覚悟した上で、他の人を助けたいという動機で行う臓器移植は、愛の行為として成り立つ可能性もある。だが、霊的知識がなく、15歳未満で両親の承諾によって移植させられた場合、その驚愕と苦しみは想像を絶するものだろう。

臓器を「物質」とだけ見て入れ替えるだけでは、患者の魂までは救うことができない。医療技術の進歩に合わせて、人間が死後どうなるのかについても、さらなる探究が必要だ。(晴)

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9048

【関連書籍】
幸福の科学出版 『永遠の生命の世界』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=139

幸福の科学出版 『霊界散歩』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=133

【関連記事】
2012年8月号記事 6歳未満で初の脳死臓器移植 霊界を前提とした医学の進歩を - Newsダイジェスト
http://the-liberty.com/article.php?item_id=4502

2013年9月28日付本欄 女優・佳那晃子さん脳死宣告から回復 「脳死臓器移植」に疑問の声
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6714


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